
世界終末時計というものを知っていますでしょうか。
深夜0時に核戦争などで人類が滅亡する。そこまでの残り時間を抽象的に表している時計です。
東西冷戦終結、ソ連崩壊などで近年状況は良化していましたが、北朝鮮問題などもあり、2018年ついに過去最悪の残り2分となってしまいました。
今年もそろそろ発表の時期がせまっていますが、つい先日発生した、アメリカとイランの問題もありますので、さらに進んでしまうのではないか不安を覚えます。
今一度、核兵器について考え直す時期に来ているのかもしれません。
そういった世界終末時計をテーマにした曲があります。
"アイアンメイデン"の"悪夢の最終兵器(絶滅2分前)(2 Minutes To Midnight)"もそんな曲の一つです。
その曲は、アイアンメイデンの5枚目のスタジオアルバムである"パワースレイヴ(Power Slave)"(1984年)に収録されています。
ということで、今週は"アイアンメイデン"の"パワースレイヴ"を紹介します。
今回のアルバムのメンバーは、
ベース :スティーヴ ハリス
ボーカル:ブルース ディッキンソン
ギター :ディヴ マーレイ
エイドリアン スミス
ドラム :ニコ マクブレイン
曲構成は、
01 撃墜王の孤独(Aces High)
02 悪夢の最終兵器(絶滅2分前)(2 Minutes To Midnight)
03 ロスファー ワーズ(Losfer Words(Big ’Orra))
04 殺意の閃き(Flash Of The Blade)
05 誇り高き決闘(The Duellists)
06 バック イン ザ ヴィレッジ(Back In The Village)
07 パワースレイヴ~死界の王、オリシスの謎~(Power Slave)
08 暗黒の航海(Rime Of The Ancient Mariner)
全8曲構成となっています。
撃墜王の孤独(Aces High)、オープニングに相応しく疾走感がある曲です。
インストパートのギターは正に空中戦を彷彿させ、戦闘中のギリギリの緊迫感がうまく表現されておりカッコいいです。
続く2曲め、悪夢の最終兵器(絶滅2分前)(2 Minutes To Midnight)。
冒頭に紹介した曲です。
難しいことを抜きにして聴いてもカッコいい曲です。
インストパートのギターソロがたまりません。
また、スローパートから徐々にテンポが上がっていく部分はぞくぞくします。
7曲目、パワースレイヴ~死界の王、オリシスの謎~。
アイアンメイデンの音楽は、もともとプログレッシブロック+ヘビーメタルといった傾向がありましたが、このアルバムからよりプログレッシブロックよりの曲が増えています。
パワースレイヴもそういった感じの曲で、緩急が大きくドラマチックな展開の曲です。
ラストの曲、暗黒の航海(Rime Of The Ancient Mariner)。
かなり複雑な構成の曲です。13分を超える超大作となっています。
中間のナレーションの後の曲の展開が素晴らしいです。
全曲を通してスティーブ ハリスの複雑なベースラインはカッコいいです。
ディヴとエイドリアンのギターの掛け合いもいいです。
アイアンメイデンはヘビーメタルの王道だと思います。
いつ聴いてもカッコいい。
ヘビーメタル初心者にも安心しておすすめできます。
Posted at 2020/01/10 20:27:38 | |
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