
勝手に始まりました。毎週金曜日は ”今週のCD” のコーナーです。
過去2回は新作アルバムを紹介したので、今週は過去の名作を紹介したいと思います。
ロックのロの字も判らないような小僧がいきなりこのアルバムを聴いた時、ハンマーで頭を叩かれたような衝撃を受けました。
それが、アイアン・メイデンの”鋼鉄の処女(Iron Maiden)”です。
昔の洋楽には、無理やり日本語タイトルをつけた物がよくありましたが、このアルバムにもこんな日本語タイトルが付けられていました(直訳すぎる…。)。
ヘビーメタルバンドのアイアン・メイデンのメジャーデビューアルバムです。
ファーストアルバムから、このクオリティは今聴いても凄いです。かなり作り込まれたアルバムになっています。
全体を通して、緩急を織り交ぜた楽曲構成になっており最後まで飽きる事なく聴かせてくれます。
先ず、1曲目の”プローラー(Prowler)”。
オープニングを飾るのに相応しい疾走感のある曲です。こいつでいきなりやられます。
2曲目の”リメンバー・トゥモロー(Remember Tomorrow)”。
スローな曲かと思いきや途中から一気に加速します。
3曲目の”ランニング・フリー(Running Free)”。
このアルバムの中では、割と軽い感じの曲です。
2曲目と4曲目が暗い感じなので、イイ感じで繋ぎになっています。
4曲目の”オペラの怪人(Phantom Of The Opera)”。
この曲がすごいです。
1曲の中でテンポが複雑に変化する、かなり凝った構成の曲になっています。
後のアイアン・メイデンの曲作りの片鱗がすでにこの時に現れています。
また、この曲の最後15秒にちょっとした仕掛けがしてあります。
そんな遊び心も良いです。(昔のアナログレコードの時代ですので、CDだとイマイチ判んないかも…。)
5曲目(B面1曲目)は”トランシルヴァニア(Transylania)”。
インストルメンタル曲です。かなり疾走感がありカッコいいです。
6曲目は”ストレンジ・ワールド(Strange World)”。
5曲目のラストからそのまま繋がるスローな曲です。この2曲の急緩の繋がりが絶妙です。
7曲目の”娼婦シャーロット(Charlotte The Harlot)”。
この曲はアイアン・メイデンなりのラブソングなんだと思います。
普通のラブソングと雰囲気は全然違いますが…。
この、シャーロットという女性はこの後もアイアン・メイデンの色々なアルバムの中に登場します。
そして、最後がアルバムのタイトルにもなっている”鋼鉄の処女(Iron Maiden)”。
アイアン・メイデンの曲の中ではかなりシンプルな構成の曲です。
アイアン・メイデンのテーマ曲でもあり、ライブの最後を飾る曲でもあります。
シンプルでのりのいい曲なので盛り上がります。
ここでは、別バージョンの”鋼鉄の処女”を紹介します。
だいぶ年を取っているが、まだまだ現役でやってます。カッコいいです。
自分もこんな風に年を取りたいと思っています。(すでに充分、年寄ですが…。)
このアルバムは、お気に入りでかなりヘビロテしてました。
ずっとヘビーメタルばかり聴いていたわけではなく、この後しばらくヘビーメタルから離れてしまします。
その頃の音楽遍歴はまた今度の機会に。
Posted at 2019/10/18 23:56:41 | |
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ヘビーメタル・ハードロック | 音楽/映画/テレビ