自動車の世界でもそうですが、近頃は色々なジャンルで 『クロスオーバー』 という言葉が流行ってますね。
というわけで、今週は、久しぶりのクラッシックです。
クラッシックとジャズの『クロスオーバー』、ジョージ・ガーシュウィン の『ラプソディー・イン・ブルー(Rhapsody in Blue) 』 です。
ジョージ・ガーシュウィン…
ジョージ・ガーシュウィン(George Gershwin、1898年9月26日 - 1937年7月11日)は、アメリカの作曲家。本名、ジェイコブ・ガーショヴィッツ(Jacob Gershowitz)。ポピュラー音楽・クラシック音楽の両面で活躍しアメリカ音楽を作り上げた作曲家として知られる。
1924年には『ラプソディ・イン・ブルー』(Rhapsody in Blue)を発表。当時ガーシュウィンにとって管弦楽法は未知領域だったためファーディ・グローフェの協力を得て、ジャズとクラシックを融合させたこの作品は「シンフォニック・ジャズ」の代表的な成功例として世界的に評価された。(Wikipediaより抜粋)
ピアノの独奏とオーケストラの組み合わせというピアノ協奏曲風ですが、中身はクラッシックの様式にはこだわらず自由に展開される曲になっています。
また、ジャズ風のメロディー、リズムが独特の雰囲気をかもし出しています。
このCDの紹介。
ピアノ・指揮:アンドレ・プレヴィン
ピッツバーグ交響楽団
録音:1984年5月18-19日
アンドレ・プレヴィン…
アンドレ・プレヴィン(André George Previn、KBE、1929年4月6日 - 2019年2月28日)は、指揮者、クラシック音楽・映画音楽・ジャズのピアニスト、作曲家。
10代の頃からジャズを演奏し、1940年代当時黎明期にあった初期モダンジャズのビバップスタイルに影響を受けたプレイで「天才少年」として注目された。1953年からは、ウェストコースト・ジャズ界の名トランペット奏者ショーティ・ロジャースの楽団に所属した。
クラシックの分野では、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団および同団員と共演した、モーツァルトやブラームスの協奏曲や室内楽曲をはじめ多数の録音がある。また、ガーシュウィンの『ラプソディ・イン・ブルー』や『ピアノ協奏曲ヘ調』では、ジャズの素養を生かした弾き振りの録音を残している。日本でもNHK交響楽団とのモーツァルトのピアノ協奏曲第24番ハ短調を演奏している。(Wikipediaより抜粋)
アンドレ・プレヴィンは、ジャズをやっていただけあり、緩急の付けかたや間の取り方が独特でそこが正にこの曲にピッタリとハマっています。
個人的にこの版の演奏はとても気に入っています。
このCDには、ラプソディー・イン・ブルーの他にも曲が収録されています。
1曲は、 『パリのアメリカ人(An American In Paris)』 。
ガーシュウィンが、音楽の勉強のためにパリに留学した時の経験をもとに作られてた交響詩な曲です。
もう1曲は『ピアノ協奏曲ヘ調(Piano Concrto In F)』 。
ラプソディー・イン・ブルーの成功の後、より伝統的な形式に沿った管弦楽曲の作曲を依頼されて出来た曲です。
どちらの曲もラプソディー・イン・ブルーと同じようにジャズの要素をふんだんに盛り込んだ楽曲となっています。
先ずは、『ラプソディー・イン・ブルー(Rhapsody in Blue)』 。
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次は、『パリのアメリカ人(An American In Paris)』 。
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2つのパートに分かれています。
00:00 1. Allegretto grazioso
華やかな大都会に出てきた田舎者が新しい世界にウキウキしている様子がうかがえます。
07 :33 2. Andante ma con ritmo deciso
慣れない生活に少し憂鬱になっている様子がうかがえます。
固いイメージの強いクラッシックですが、中にはこのような自由奔放な曲もあります。
クラッシックの世界は、なかなかに奥が深いです。
本格的に聴きだすと深みにはまってしまいそう…。
Posted at 2020/05/24 08:46:42 | |
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クラッシック | 音楽/映画/テレビ