
1993年にアイアン・メイデンを脱退したブルース・ディッキンソンでしたが、1999年に再びアイアン・メイデンに再加入することになりました。
結果として、ブレイズ・ベイリーが脱退する形となった訳だが、喧嘩別れでは無いので今でもお互いの関係は良好なようです。
この時のメンバーチェンジでは、もう一つのトピックスがありました。
エイドリアン・スミスの再加入です。
エイドリアン・スミスは1980年から1990年までアイアン・メイデンに在籍していたギタリストです。
エイドリアン・スミスを加えることでバンドはトリプルギターの6人編成となりました。
これ以降はメンバーが安定し、今も精力的に活動を続けています。
ブルース・ディッキンソンとエイドリアン・スミスの再加入後、初のスタジオアルバムが今回紹介する『ブレイヴ・ニュー・ワールド(Brave New World)』(2000年)です。
今作よりメンバーは、
ベース :スティーヴ・ハリス
ボーカル:ブルース・ディッキンソン
ギター :ディヴ・マーレイ
エイドリアン・スミス
ヤニック・ガーズ
ドラム :ニコ・マクブレイン
の6人編成となりました。
収録曲は、
01 ザ・ウィッカー・マン(The Wicker Man)
02 死界への誘い(Ghost Of The Navigator)
03 ブレイヴ・ニュー・ワールド(Brave New World)
04 ブラッド・ブラザーズ(Blood Brothers)
05 ザ・マーシネリー(The Mercenary)
06 ドリーム・オブ・ミラーズ(Dream Of Mirrors)
07 ザ・フォールン・エンジェル(The Fallen Angel)
08 伝説の遊牧民(The Nomad)
09 アウト・オブ・ザ・サイレント・プラネット(Out Of The Silent Planet)
10 ザ・シン・ライン・ビトウィーン・ラヴ・アンド・ヘイト(The Thin Line Between Love And Hate)
以上、盛りだくさんの10曲となっています
このアルバムも割と長めの曲が多いですが、間にアップテンポの短め曲を挟むことで飽きる事無く聴き進める事ができるようになっています。
それでは、いつもの様に何曲か紹介します。
オープニング曲、ザ・ウィッカー・マン(The Wicker Man)。
あの名曲プロウラーと同じような空気を醸し出しており、新たな時代の幕開けを感じさせます。
グイグイとアルバムの世界に引き込まれます。
タイトルトラックでもある3曲目、ブレイヴ・ニュー・ワールド(Brave New World)。
ゆっくりとしたテンポで始まり徐々にテンポアップ、インストパートでクライマックスを迎えるアイアン・メイデンの様式美に則った曲です。
4:00からのギターソロ繋ぎからのユニゾンの流れがカッコ良すぎです。
5曲目、ザ・マーシネリー(The Mercenary)。
短めの曲ですが、リズムが複雑でアイアン・メイデンらしい曲です。
3:00前後からの流れがやっぱりカッコ良いです。
6曲目、ドリーム・オブ・ミラーズ(Dream Of Mirrors)。
9分越えの大作です。
何度か盛り上がりを迎えながらながら曲が進み7:18くらいに最大に盛り上がります。
長い曲ですが、飽きずに最後まで聴ける曲と思います。
8曲目、伝説の遊牧民(The Nomad)。
ちょっとエスニックな曲調の曲、これまた9分越えの大作です。
実は、今年は『鋼鉄の処女』40年と同時に『ブレイヴ・ニュー・ワールド』20年にあたる記念すべき年です。
これからも現役でヘビーメタルシーンをガンガン牽引していってもらいたいですね。
Posted at 2020/05/03 09:26:23 | |
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