写真を見てお分かりになるかちょっと分かりませんが、クルマ、バイク以外の趣味として、こんな事をやっとります。
「アマチュア無線」
私は、中学2年の時に「電話級アマチュア無線技士」(現在は第4級アマチュア無線技士)の資格を取り、アマチュア無線局を開局しました。
もう21年前の話です。私の父親がやっていたと言う影響から、免許を取得しました。
で、アマチュア無線。使われ方は色々あり、以下に列挙してみます。
①とにかく遠くの人と無線で繋いで、カード(QSLカードといいます。いわゆる「更新証明書」みたいなの)を収集し、アワードを取得する。(アワードは色々あって、たとえば全国の市の人と更新したとかの記録)
②トラックやクルマに無線機を搭載し、移動中に知り合いと交信を行うといった使い方(電話のようなもの)
③「無線技士」と言う資格から、自分でアンテナや無線機を作って、その性能を確かめるといった使い方
①~③意外にも色んな使われ方があるようですが、私は主に①の部類でした。これを通じて出来た友人も何人か居り、現在でも遊びあう中になり、結婚を機に家族ぐるみでお付き合いする中になっています。
アマチュア無線には、電波を出せる周波数が割り当てられており、「無線局免許状」に記載された周波数と出力で電波を発信する事が出来ます。実家にいた頃(学生時代)は、父から譲ってもらったアンテナや無線機を使ってました。中には、自分でアルバイトして友人から譲ってもらった無線機もあります。
良く出ていた周波数は、HFと呼ばれている7MHz帯、テレビの周波数と同様、VHFと呼ばれている50MHz帯、144MHz帯、こちらもテレビと同様、UHFと呼ばれている430MHz帯といったところでしょうか。特に、VHFの50MHzは入門に最適といわれており、私も開局一番は50MHz帯でした。地球は、大気圏内に「電離層」と言うのが存在しており、それぞれの電離層に電波が反射して、遠くの距離まで電波が飛んで行き、受信する事が出来ます。分かりやすい例で言うと、ラジオには「AM」と言うのがありますが、冬になると関東から500Km以上離れた関西のラジオ局がかすかに受信できるといった事例があります。又逆に、私が関西にいた頃は、ニッポン放送の「オールナイトニッポン」を無線機で聞いていた事もあります。上京後は冬に関西のラジオ局の番組を良く聞いていました。こんな感じで、VHFの50MHz帯は、夏になると突然現れる電離層があり、この電離層は50MHz帯の電波を反射すると言う特徴を持っています。これらを「Eスポ(東スポではないですよ(爆))や、スキャッター」と呼ばれています。Eスポには遭遇しやすいですが、スキャッターはなかなか遭遇できなかったと思います。スキャッターが出たと思われた場合、アンテナを南に向けて受信した信号を良く聞き、珍しいところからの電波だと、「交信して欲しい」と呼んだものです。(実際は「交信して欲しい」なんて言いませんよ)
学生時代は寮&下宿だったので、段々無線から離れていきました。そして、「携帯電話の登場」これによりアマチュア無線は私の趣味から離れていきました。ただし、今まで乗ったクルマには必ず無線機を搭載「だけ」してましたけどね。(今もプリには付いてます。430MHz帯のが)
写真の無線機は、今は無き「八重洲無線」(日本マランツと合併して、「バーテックススタンダード」というブランド名になった)の「FT-690Mk2」+「FL-6020」の組み合わせです。50MHz帯の電波を発信する事が出来ます。この組み合わせ、価格が安い点と手軽に外に持ち出せる為、特に初心者のユーザーが多かった事を記憶しています。FT-690Mk2は、元々ポータブル運用が目的なので、乾電池で駆動する事が出来、その時の出力はたったの2.5Wしかありません。
固定(家においてやる場合)や自動車に取り付ける場合は、電源に困る事が無いので、無線機の出力をアップさせることが可能になります。そういうときのために、「FL-6020]を無線機にドッキングさせます。FL-6020は所謂「リニアアンプ」で、上記の様に組み合わせる事で出力が10W出るようになります。以前の第4級は出力が10Wまでしか出せませんでしたが、現在は20W出せるようになっています。
この無線機は2,3年前に近くの無線機ショップで中古で売られていたのを購入したものです。ふと、「無線復活しようかなぁ」と思ったのがきっかけで、大好きな50MHz帯をやりたくなり、購入に至りました。リニアのほうは神戸のほうの無線機ショップでデットストックを見つけソレを通販でGetしたものです。実家に帰れば私が使っていた(と言うか使わせてもらっていた)無線機やアンテナがありますが、アンテナに関しては下ろされてしまい知り合いに譲ったそうです。
私がアルバイトして買った無線機は、電源を10年以上入れてなかった為か、死んでいました(涙)
ちなみに、今年は無線局免許状の更新年(5年に1回)でした。失効するとコールサインが使えなくなってしまう場合があるので、コールサインを流さないように、早めに手続きをしました。手続き方法が毎回変わっているのがイケてないと思いました。今回は特に複雑になっとりました。
今はたま~に山に上がってやる程度で、細々とやっています。
わたしのQSLカード、とっても古くて住所も市町村合併で変わってしまった為、こっちの住所で作り直そうかと思ってますが、別の趣味にお金をかけすぎて出来ていません。(激爆)
Posted at 2007/05/14 21:35:59 | |
アマチュア無線編 | 趣味