昨日NHKをボンヤリと観ていたら、食虫植物の自生地を紹介していました。
私が食虫植物を見る機会は、店頭で販売、もしくは何かの企画で展示されている等の、人為的な形態でしかなく、自生している光景はこれまで見たことがありません。
どこか珍奇であったり、妖しげだったりが魅力にも映る食虫植物。
それがそう遠くない場所で自生していると知って、ドライブがてら行ってきました。
場所は千葉県山武市。
「成東・東金食虫植物群落」という名称で、大正9年7月に日本で最初の天然記念物に指定されたそうです。
日本に自生している食虫植物は21種あるそうですが、ここでは8種が自生しており、他にも湿原植物や中生植物を合わせると350種類以上もの植物が確認できるそうです。
受付を済ませ、整備された木道を2、3歩も歩けばすぐに食虫植物に出会えます。
私が実際に見ることができたのは、ナガバナノイシモチソウとミミカキグサという種の食虫植物でした。
他にもあったのですが、シーズン終わって枯れてました。。
拡大された写真で見ると恐ろしげな印象の食虫植物も、実際は見た目が可憐で、一つ一つが周りより小さな植物なので、注意して見ないと見逃す、そんな存在です。
行く前は一面に群生しているイメージだったのですが、多様な草花に紛れるように点在していました。

《ナガバナノイシモチソウ》
水中のプランクトンを捕食するイヌタヌキモという食虫植物も見れました。
これは地上からでは見ることができないので、水槽に展示されていました。

《イヌタヌキモ》
食虫植物ではありませんが、弟切草なんてホラーな植物も。

( ´∀`)ピンクのしおり出す前に飽きちゃった思い出。。。
弟切草も実際は非常に小さな植物でスルー必至ですが、ちゃんとガイドさんが一緒に回ってくれるので、しっかりと教えてもらえます。
この「成東・東金食虫植物群落」は草花同様、規模の小さな湿原で、15〜20分もあれば回れてしまうのですが、入場無料で駐車場も無料です。
何名かいらっしゃるガイドさんは全てボランティアで、湿原の保護活動も無償で行なっておられるそうです。
私は有償でも見る価値のある場所だと感じたので、その旨ガイドさんに伝えたところ、「監視にかかる人件費が高くつく。それならそのコストを維持管理に遣った方がこの場所にとってプラスだ」と仰られていました。
まったく頭の下がる思いです。
今の時期は主に小学生向けの「夏休み子ども教室」という催しもやっているそうで、今日がその開催日でしたが、台風の影響で中止になったそうです。
それでも学童さんが数名来ていたので、急遽植物の標本作りを開いていました。
そんなわけで軽い気持ちで行きましたが、なかなかに楽しめる場所でした。
良いドライブにもなるので、また遊びに行きそうです。
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2018/07/29 17:19:31