
すこし時をさかのぼりまして。LSD導入の為にあれこれ思案していたのですが。
LSDをつけるのはつけるんですが、LSDの取付けってまあまあ時間かかるものなんです。
私は通勤含み、毎日車は使っておりまして、サブカーもありませんし潜水艦じゃ会社までいけませんし。
なもんで車が動かなくなる状態は極力避けたいのですよね~
別個にデフキャリアを用意しておいて、そこに事前にLSDを組み込んでおき、手が空いた時にちゃちゃっとデフキャリアごと入れ替えてしまえば30分くらいの作業で済ますことができますから、先に中古のデフを用意しておこうかと思いまして。
中古デフを探すも、完全に同じV36セダン後期 2.5L 7ATのものを探すとだいぶ選択肢が減ってしまいます。
日産のデフはR180とかR200とかR205とか強化型とかとかとかいろいろありまして、当然部品番号も車種や仕様によって違ってきます。
AT車用とMT車用でファイナルギアの厚みが違う
(←なんでだろう?)し、ファイナルギア比も車種やグレードで違うし、ABSの取り付け方も違ったりでなかなかバリエーションが豊富なんですな。
ただそうは言っても、R200デフって縛りの範囲ですと取り付け寸法はほぼ共通だったりもして流用するに事欠かなかったりもしまして。
この辺が日産車のありがたいところですね~
V36はR200っていうデフを使ってまして、R32時代からこのサイズのデフを使ってます。
さすがにR32とV36だと取り付け方法が違うのですんなり流用はできないのですが。
R32~R34世代だと二本留め
V35~V36世代だと一本留め
片側一本留めだと具合が悪かったのか、V37では中央一本留めになりましたね
(普通に考えて一本で吊るなら真ん中で吊るよなぁ?)
で、同世代のZ33、Z34も同じシャシーなので流用できるんじゃなかろうか?と。
ついでについでに、うちのスカちゃんはエンジンがVQ25なんですが、別段かったるいわけでもないのですが、ゼロスタートする時にどうしても重いボディーを動かすのに「いよっこいしょぉ~!」感が否めない。
VQ37なら低速トルクもりもりなんでしょうね・・・
てなわけで、デフを変えるついでにファイナルギア変更もやってしまおうかと。
ちょこっとファイナルギア比を調べました。
セダン
V36 VQ25 7AT 3.357(私の車)
V36 VQ25 5AT 3.916
V36 VQ37 7AT 3.357
クーペ
V36 VQ37 7AT 3.357
V36 VQ37 6MT 3.692
セダン
V35 VQ35 CVTM8 4.363
V35 VQ35 6MT 3.538
V35 VQ35 5AT 3.347
V35 VQ25 4AT 4.363
V35 VQ25 5AT4WD 3.538
クーペ
V35 VQ35 5AT 3.357
V35 VQ35 6MT 3.538
Z33 VQ35 5AT 3.357
Z33 VQ35 6MT 3.538
Z34 VQ37 7AT 3.357
Z34 VQ37 6MT 3.692
M35 VQ25DD 2WD 4AT 4.363
M35 VQ25DET 4WD 5AT 3.133
M35 VQ35DE 2WD 5AT 3.133
M35 VQ30DD 2WD 5AT 3.133
オーテック・アクシス350S2WD 6M T3.538
とまあこんな感じ。
(確認してないけど、たぶんフーガなんかも同じ形状だと思う)
このへんが同世代のR200デフになるんですけど、これがどれでも簡単にとっかえひっかえできるわけでもなくてですね。
コンパニオンフランジが違ってたり(主にクーペやZは大きいフランジが付いてたり)サイドフランジがねじ山があったり無かったり貫通ボルトだったり。
ブローバイニップルがあったり無かったり。
年式や仕様でびみょ~な違いがあったりするわけなんですが。
それと、あんまりローギヤードにしちゃうと加速はいいけど高速巡行がツラくなるからね。
3.9なんかはちょっとやりすぎかなと。
3.5で8%アップか3.6で10%アップってところかねぇ?
そんな諸々を加味しまして、ヤフオクでゲットしましたのがこちら。
Z33 6MT ファイナルギア比3.5のデフでございますよ。
MT車用なのでビスカスLSD付きでございます。
中古の割に、中のサビも見当たらず綺麗。嬉しい。
年式的にはZ34の方がV36にはドンピシャなんですが、Z34の中古デフ自体があんまり出回ってない。タマがないのでなかなかお高いです。。。
Z33でもほぼ一緒やろ~っと楽観しつつ、内心はドキドキでございます。
V36に合わせてみると、ケース自体の鋳型の形状違いはあるものの、見た目はほぼ同じに見えるな~
横を見てもほぼ一緒だよな~
よかった!コンパニオンフランジも同じ形状だ。
各部をメジャーで目測しても、寸法的には同じに見えますなー
あ、ABSセンサーのカプラーが違う。
センサーは流用できないか。
ぐえー
センサーの大きさが違うじゃん。
これセンサー付かないのか?詰んだか?
蓋だけ移植するか?
がわの見た目は違うけど、センサー取付け部は同じだった!
V36のABSセンサーはそのまま使えそうだぞ。やったぜ!
うんうん。よしよし。
思惑通り、Z33のデフはV36にそのまま載せられそうだぞ。
て、思うじゃん?
実はね、AT車とMT車でABSのパルスが違うんですな~
コレ。このギザギザした歯車みたいなリングね。
この凸凹をセンサーの磁力でカウントして、車速を見ていたり、左右での回転差(空転スリップの判断)を見ているんですな。
AT車はリングギアのギザギザが48
MT車はリングギアのギザギザが46
となっておりまして。
たった2個の違いですが、ここが違ってしまうとスカイラインが「???」となってしまいますから、合わせなくてはいけないのです。
実は、中古のV36サイドフランジも用意しておりまして。。。
当初、LSDはOS技研の物を付けようと思っていたんですけど、まぁ諸事情(主にお財布事情)により断念。
社外LSDってさ純正ビスカスLSD付き車両の場合、長い方のサイドフランジを短いものと交換しなきゃいけないパターンが多いのですよ。
ニスモもそうだし、OS技研もサイドフランジの交換が必要と説明書きがされておりまして。
なもんで、短いサイドフランジが欲しくて買っておいたのですが。
V36用もZ33用も見た目寸法一緒だね。
今回、LSDはクスコのRSスペックFを導入することになったんですが、クスコの場合はサイドフランジの交換は必要ないんだって。
ビスカスLSD用の長いサイドフランジがそのまま使えるんだって。
クスコすげーな
なもんで、勇み足になって不要になるかと思ったこのサイドフランジからABSリングギアをZ33サイドフランジに移植します!
なんという怪我の功名!
プレス機を使ってABSリングを外していきます。
そんなにきつくはまっている物ではないので、簡単に抜けてくれます。
ただアルミのリングなので、叩いたり無理くり外そうとすると割れるかと思います。
無事にリングが抜けました。
むむ!リングギアの歯数の刻印があった!知らなかったぞ。
V36とZ33サイドフランジからABSリングを抜いて、V36の48ABSリングをZ33サイドフランジに圧入しておきます。
完成!
これで下準備は完了です!
気付いた人もいらっしゃるかもですが。。。
『スカイラインのサイドフランジそのまま刺せばよかったんじゃねーの?』
まったくもってその通り・・・
じつは、試しにZ33デフにV36サイドフランジ刺してみたんですよ。
カチーン!てうまいこと刺さりまして。「おお!これでいけるじゃん!」と思ったんです。
確認できたから抜こうと思ってスラハンで引っ張ったんだけど全然抜けないし。
ハンマーで叩いたりしても、なーんか引っかかって抜けてこないし。
反対から金属棒いれてハンマーでぶっ叩いたらやっと抜けた。
その結果がこれ。
はいやらかしました~スプライン見事に潰れました~(泣)
スナップリングがなんか変な位置にいっちゃったんかなぁ・・・
入れるときはすんなり入ったんだけどなぁ・・・
オイル分カラカラだったからなぁ・・・
ま、もとからドナー用のサイドフランジだったからいいんですけども。。。
それに、違う車同士の部品を組み合わせるより、もとから付いてた部品で組んだ方がマッチングいいしね!
(デフ丸ごと流用しようとしてるどの口が)
とりあえず結果オーライです。はい。
あとはLSDを組むだけだ~
けど、本業が忙しすぎてLSDの組付けはやっている暇がないし、なにより普通にめんどくさいのでショップに丸投げするつもりです。。。