2021年06月19日
かんげきくん2を買いました
真夏の車中泊用に「かんげきくん2」を買いました。
これはスポットクーラーなので、排熱のための排気も室内から吸い込んでしまい、その分外から温かな空気が入り、室内温度がほとんど下がりません。窓に取付するタイプのクーラーの様に、室内に出す冷風は室内から吸い込み、室外に排熱する排気は室外から吸い込む様に、少し手直しをしました。
写真を撮っていなかったので文書による投稿になります。
手直しの肝は、室内に出す冷風は室内から吸い込む。室外に排熱する排気は室外から吸い込む。そして、室内と室外の空気を混ぜない事が肝心です。
このスポットクーラーの室内側と室外側の空気の流れを説明します。室内に出す冷風は前面から出て、向かって右側面の手前から吸い込まれます。また、室外への排熱用の排気は背面から出て、向かって左側面の後部から吸い込まれます。
よって、この製品の中央で室内と室外をカーテンなどで分ければ、室内と室外に空気を分けて使え、窓に取付するタイプのエアコンと同じ使い方ができるように思えますが、実は、右側面の手前の吸い込み口の一部がスポットクーラーの内部を経由して左側面の後部の吸い込み口につながっており、このままでは、右側面から吸い込まれた空気の一部が内部を通って背面から室外に排気される事になります。その結果、室内から吸い込まれて室外に排気された空気と同じ分だけ、室外から室内に空気が入ってしまい冷房効率を下げてしまいます。
この対策の為には、左側面の手前の吸い込み口から内部につながっている部分の空気の流れを止める必要があります。
私が取った方法は、左側面の手前の吸い込み口から内部につながる部分に薄手のマットを取付け、室内から内部に空気が吸い込まれない様にしました。
実際には、側面の両パネルを外し、左側面の手前の吸い込み口より少し大きくマットを切って、室内空気が熱交換器(たくさんのフィンが有る部分です)に流れる部分だけ空気が通る様に四角くくり抜き、これを左側面のパネルの裏に取付け、左側面の手前の吸い込み口から内部に流れる場所を塞ぎました。
側面パネルの取り外し方を記載します。
製品を分解すると製品保証が受けられなくなりますので、作業は自己責任でお願いします。
側面パネルは、プラスチックの丸い目隠し蓋がある上部4箇所と下部4箇所の計8箇所、ネジで止まっています。
目隠しの蓋は、マイナスのドライバーで取り外せます。
両サイドの側面の上部各4箇所のネジを取ると、製品の上部が取れます。その際、スイッチ部と本体がケーブルでつながっているので、ケーブルを切らない様に注意してください。ケーブルは中央でコネクタでつながっているので、コネクタの抜け止めの爪を外せば、ケーブルが分割できます。
側面パネルの下部は、吸い込み口部に外側から2箇所(フィルターを取らないとアクセスできません)、本体内部から2箇所の計4箇所のネジを外すと側面パネルが取り外せます。
左右の吸い込み口以外、吸い込み口が無いので、右側面の手前の吸い込み口が内部につながる部分(実際には中央寄り)を対策すれば、室内と室外の空気が混ざる事は無さそうです。
このスポットクーラー、元々冷房能力は大きく無いので冷えに関しては期待できないですが、一晩サブバッテリーで使う事を考えると、この程度の能力が限界かと思っています。
実際に1000Wの正弦波インバータ(50Hz)で動かした時のバッテリー側の消費電流は12Aでした。
私の車のサブバッテリーの容量は200Ahなので、実質に使える時間は、一晩がいいところでしょう。
また、50Hzと60Hzで消費電流が違いますので、省エネ重視なら50Hz、冷房能力重視なら60Hzがいいと思います。
梅雨が開け夏本番にどの程度効果があるか、過度な期待をしないで確認していきたいと思っています。
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2021/06/19 23:07:03
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