2021年09月22日
renogyのソーラー入力付きの走行充電器への換装
写真なしで投稿します。下記の内容は私見ですのでご了承ください。また、長文になってしまいました。
最近、アイソレーターに内在している充電回路の直結から昇圧回路への切り替えが上手くいかなくなった事からアイソレータを交換しました。今回使うのは、renogyのソーラー入力付きの走行充電器です。型番はDCC 30Aになります。
この走行充電器は、メインバッテリーからの電力を全てDC/DCコンバータ経由で任意に昇圧してサブバッテリーに充電させる事ができます。
走行充電器の主な充電モードには、定電流充電、定電圧充電、フロート充電の3モードがあります。
定電流充電は走行充電器の仕様の電流30Aで充電します。充電時のサブバッテリー側の電圧が定電圧充電用の電圧まで上昇したら、そこで定電圧充電モードに切り替わります。
定電圧充電モードに入ったら、充電電流が小さくなる(私の充電器では約3.5Aでした)か、別途設定された定電圧充電時間(初期値は120分)が経過するとフロートモードに切り替わります。
フロートモードでは、別途設定されたフロートモードの充電電圧で充電を継続します。
サブバッテリー電圧が一定電圧(初期値は13.2V)より下がると、定電流充電モードから充電を再開します。(充電電流を30Aまで上げようとして別途設定された定電圧充電モードの電圧まで充電電圧が上がると、定電圧充電モードから充電を再開します。)
カルシウム電極タイプのディープサイクルバッテリーを満充電させるにはに16V近い電圧が必要ですが、これを使うとそれが可能です。ただし、15.5Vまでの充電電圧の設定には、USERモードの詳細設定が必要になるので、オプションの外付の表示・設定器かBluetooth 接続アダプターBT-2かBT-1(走行充電器の種類でBT-2かBT-1を選びます)が必要になります。ただし、後述しますが定電圧充電モードに15.6V以上を設定する場合には、Bluetooth 接続アダプター経由で専用アプリを使ってしか出来なさそうです。
スマホアプリ(iphone の場合:Renogy DC Home)を使ってBluerooth 経由でUser設定を変更します。本体の設定変更スイッチではシールドバッテリーを選んでも14.6Vまでしか上げれません。このアプリを使えば15.5Vまで上げられます。
さらに、16.0Vまで設定する方法がありますが、サポートが終了したアプリ(iphoneの場合:Renogy BT)を使う方法になりますので、使う場合は自己責任でお願いします。また、定電圧充電モードは2時間でフロートモードに切り替わってしまうので、これを延長するにも前述のサポート終了アプリを使う必要が有ります。
配線は流用できたのですが、端子サイズが合わなかったので、そこだけ加工しました。また、GND端子は共通で1個しかないのでソーラーまでつけると3つの端子を付ける事ととなり、取り付けに苦労しそうでした。
また、メインバッテリーの電圧により発電モードを変えるタイプの発電器にも対応しているので、そのタイプの発電器を遣っている場合、結線が必要です。(結線しないとサブバッテリーへの充電時間が減ってしまい、満充電まで時間がかかります。アイドリングストップを搭載した車はまず対象のはずです)
使った感じですが、フル充電(フロートモード)になるまでの最初の一回、充電電流がなかなか減少せず時間がかかりましたが、その後の定電圧モードでは最初ほど充電電流の低下に時間はかからない感じでした。でも2時間では充電電流が下がりきらず、タイムアウトでフロートモードになった感じでした。
以前のアイソレーターでは、特に夜間ヘッドライト点灯時、車の発電器の電圧が13.9Vに下がる為に充電が中々進みませんでしたが、今回交換した事で、最大30Aの充電電流で充電できるので夜間でも日中と変わらず充電できます。
今のところ、不都合はなく、順調に動作しており、充電電圧を上げられた事で、今まで以上に短時間の走行充電でも充電量を確保できます。
もう暫く使ってみて、何か有ればまたアップします。
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2021/09/22 08:17:49
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