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いわき～新潟間を結ぶ国道49号線は1963年に１級国道49号に昇格して現在の形となりました。古くはいわき～郡山間を磐城街道と呼んでいました。
本州を横断するこの道は幾つもの山脈の背を越えるルートにあり、危険な峠道が多く、交通の難所が点在していました。現在も快適で安心な道になるように改良やバイパスの建設が続いています。

そんな線形改良を受け国道を離脱した磐城街道の名残を残す長沢峠付近の市道に、この道がかつて国道であったことを誇らしげに主張するように49号線の国道標識（通称おにぎり）が立っています。


この道幅・線形で2桁国道とは・・・現在となっては驚きですね。
この標識が間違いなく昔ここが旧国道49号だったことを示してくれています。


だいぶ疲れた状態ですね。恐らく半世紀近くこの場所に居続けているのではないでしょうか。この状態の標識を「焼きおにぎり」と言うそうです。

この長沢峠には2本の国道標識が残っています。（地図のマークの場所）
中間地点にも2本あったのですが、こちらはポールだけになってしまいました。

通常撤去されてしまうこちらの国道標識が残り続けている理由は不明ですが、半世紀風雨に耐え続けてきたこのシンボルには一日でも長く残り続けて欲しいですね。