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最近のコロナ禍もあり、建築物巡りも控えておりましたが、何かしらの移動ついでにちょこちょこ気になる建築物を撮影していました。撮影する中で見えたのは、人の手がしっかり入り残る建築物と、まさに消え去ろうとしている建築物の明暗を感じるものでした。今回は少しマイナーな建築物中心です。

最初に紹介するのは茨城県常陸太田市。かつて長細い山の尾根に沿って城下町が形成されていました。

町のシンボルがこの国登録有形文化財の「梅津会館」こと旧太田町役場です。郷土資料館として大切にされていますね。

こちらも国登録有形文化財の「旧稲田屋住宅赤煉瓦蔵」です。三層の蔵は珍しいですね。

その他にも城下町ということで古い建物が目につきました。皆現役ですね。

次は同じく茨城県の「大津港駅前煉瓦倉庫」です。こちらも内部はリノベーションされて活躍中です。屋根が瓦で和洋折衷の作りがいい。

今度は福島県いわき市で目に付いた「ゆり美容院」かなり年季の入った建物です。いわき市では東日本大震災の被害で、国登録有形文化財など貴重な建築がいくつも破損、解体されていて残念。

次は私の地元千葉県にある印西市（木下地区）です。こちらの「岩井家住宅主屋」も国登録有形文化財です。震災で破損し屋根瓦など修復し復活。近年古民家カフェ？として利用されています。

周囲には古い建物が多く残っています。ただ、商店街は非常に残念な状況。かつて利根川水運で栄えたのはもはや過去の話。

移動中、人懐っこいにゃんこに会いました。まだ少し日差しが強いのかな。

こんな車庫、昔は駅前によくあったなぁ。すっかり見なくなりました。

この後は消えていくもの編・・・

先程の印西市の隣、我孫子市（布佐地区）には古民家の廃墟が。窓もない平屋の建物・・・結構古い建物と見ました。布佐地区も水運の街として栄え古い建物がありましたが、震災の際、広域で液状化現象が発生し、被害に遭ったその多くが解体されてしまいました。

茨城県の旧八里郵便局。郵便局になぜか二宮金次郎像がある謎の郵便局。戦前の貴重な建築物ですが既に側面には穴が開き廃墟・・・(;´Д｀)　通風孔が〒マークなのがお洒落。

最後は完全なる廃墟こと茨城県の「旧竹内農場赤レンガ 西洋館」。しかしこの建物、今価値が見直されて保存の動きが出ています。要る要らない・・・時代によって変わる。わからないものですね。