
この記事は、
珍道中③ 修行編 その② ダンプ・コースター (超爆汗)について書いています。
こんばんは♪
いつまで経っても進まない放浪記・・
同行もお二人は大団円を迎えていますが
ワタクシのは、まだ続く・・・(汗)
チャイティーヨー・パゴタに行くために到着したキンブン。
ここで、軍管理のダンプでヤティタウンに向かいます。
軍管理と言っても、地元住民がダンプを買って権利を買って送迎しています。
地元住民にとっては、生活の糧であります。
ヤティタウンには、歩きでも行けますが(6時間)外国人の方は行かない方が無難です。
何と言っても、収入源なのですから徒歩なんてもっての外!
「ダンプに乗って金払えや!」の世界なので、歩いていると野良犬、狼、地元住民に
襲われる可能性大ですね(汗)
ダンプの荷台はこのようになってます。
シートベルト??? それ何????
とにもかくにも思いっきり詰め込むので前後、左右がギューギューです(汗)
ダンプは全て日本製の中古です(^^)
まさか東泉産業さんも自分のダンプがミャンマーで第2の人生を送ってるとは思うまい・・・
待つこと1時間でやっと満席になり発進です。
遥か遠く、中央に薄く金色のパゴタが見えます。
(あんなトコまで行くのかよ・・・)
風景を見ていると、間髪入れずに運ちゃんがフルスロットル!!!
コンクリートを敷いた砂まみれの道をテールを降りながら突撃してゆきます。
ギャワノエ~!!!!
荷台に積んだ荷物(乗客)から悲鳴とも断末魔とも言えぬ叫びが響きます。
橋を掛けるなんてゆう事をせずに、ただ山肌に道路を通しているのでヘアピンカーブの連続です。
道路は凸凹なので、通りぬける際にはテールが激しく振られます。
そのたびに荷物(乗客)から
キェェェ~という叫びが・・
↑の写真ですが後続車がヘアピンに向けてステアリングを切っています。
コチラのダンプはコーナーを曲がった直後なのでヘアピン1個でこれだけの高低差があります・・
まるでスキー場の上級者用ゲレンデのような傾斜の道を駆け上がってゆきます。
思うに、この道の途中で止まってしまうのがダメなんでしょう。
傾斜が急で、砂が浮いてるので止まると後ろにズリ落ちてゆきます。
この傾斜で再発進すると、どうしても車が暴れるので荷物(乗客)を落としかねない・・・
ダンプなので当然LSDがありません。
内輪がホイールスピンすると外輪の駆動力が落ちるので停車の危機に陥ってしまうので
常にフルスロットル!
ホイールスピンなんぞ関係ねェ~!
嗚呼~コーナーが迫ってくるゥゥゥゥ~
登り&過積載(乗客)なので減速は楽です。
コーナーに真っ直ぐ突っ込んで行きブレーキングゥゥゥ~ 激しい減速ゥゥゥゥ~
一気にステアを切って向きを変えるゥゥゥゥゥ~ 激しい横Gィィィィ~
コーナー途中でシフトダウン、ダブルクラッチで回転を合わせるゥゥゥゥゥ~
出口に向いたらフルスロットルゥゥゥゥ~ テールが暴れるゥゥゥゥゥ~
狂ったように加速ゥゥゥゥゥ~
これに比べたら、遊園地のジェットコースターなんぞカワイイものです。
でもコレに乗らなければパゴダには行けないんです(汗)
特にワタクシと大佐殿は最後尾のリアオーバーハングに座っていたのでフルスロットルの度に
上下に暴れるので更に大変です。
大佐殿の
オシリの皮が剥けました・・・(核汗)
10分ほど走り、キャンプに到着です。
これで到着かと思うと、ココでダンプ料金の徴収です。
まだ残り半分あります・・・(汗)
ダンプ料金の集金が終って再スタートです。
しかし明らかに前半とはペースが違います。
もう集金が終ったので
荷物(乗客)に用はない!
前半のペースをさらに上げて日本製ダンプは車体を歪めながら突進してゆくのであります。
荷台の荷物(乗客)の、阿鼻叫喚の叫びがミャンマーのジャングルに消えてゆきます・・・・・・
ここでパゴダをすっ飛ばし下りのSS2に突撃です。
下りは動画がございますので↓をどうぞ
スピード感が低く見えますが、最前列の女の子のしがみ付き度合いで危険度が分かりますね。
(でも、登りの恐怖感は下りの比ではなかった・・・)
オヤジ達の絶叫・・・
しかし、ダンプはドラムブレーキ!
熱ダレ、速攻です。
ゲレンデのような急傾斜では、むしろ
超危険!
ほとんどは、ローとセカンドでE/Gブレーキを多用して下りますが
セカンドでは有り得ないスピードになったままコーナー突撃です。
下りでも、途中のキャンプに寄って集金です。
当然、集金が終ると
荷物(乗客)に用はありません
セカンドまでだったギアが3rdまで使うようになり夕日に向かって突撃です(汗)
ココでも、
落ちようが落ちまいが自己責任!
落ちたら、まず後続のダンプに轢かれてお仕舞いです。
多分、轢かれたら地元住民によってジャングルに捨てられて獣のエサになるでしょう・・・
しかし、このダンプですが24時間 365日 営業です。
雨の夜の下りなんぞ、恐怖以外の何物でもありませんね。
日本と違って世界はハードです・・・・(汗)
このダンプコースターですが競技の性格上、観光地には向きません。
恐らく近い内に、廃止されるでしょうから
乗るなら今だぜ!
ヴェトナム・ミャンマー放浪記Ver7につづく・・・(いつ終るねん!)
Posted at 2013/02/01 20:35:27 | |
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