
10月27日から福岡アジア美術館で中嶋潔さんの展覧会が始まりました。
京都清水寺成就院奉納襖絵鑑賞が目的です。
中島潔さんは佐賀県、今は唐津市になった厳木の出身です。
みなさんもNHKみんなのうたやカレンダーや絵本でその絵を
見たことのある方は多いと思います。
あどけない子供が出てくる彼の絵は背景はほとんどふるさと、佐賀の風景です。
私はこのような絵はあまり好みではありませんでした。
今回清水寺の襖絵を描かれたということで大変興味を惹かれました。
清水寺といえば京都、いや日本中、世界でも有名な日本の文化の象徴です。
そんな場所に童絵や子供の遊ぶあどけない絵がマッチするのだろうかと
疑問でした。
絵はあらかじめいろいろな媒体を通じて、どんな絵が書かれている
ということは知っていましたが実際に襖に描かれた物はどんなものだろうかと興味深々でした。
感動しました。
第1室 かぐや姫。かぐや姫が月に向かう姿と、その周りの天女達。
第2室 風の故郷。花別れ、向日葵。
第3室 風の故郷。雪の音、紅葉。
大4室 大漁。少女と大量の空に向かう鰯の大群。
平成のこの襖絵はこの先歴史を重ねて語り継がれていくことでしょう。
ここでいくら賞賛の言葉を並べても何の意味もないでしょう。
百聞は一見にしかずです。福岡に行ける方々お勧めです。
Posted at 2012/10/28 22:06:03 | |
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