2011年01月17日
高嶋哲夫の小説。
大沢たかお、竹内結子主演で映画化された”ミッドナイトイーグル”の
原作者です。
高嶋哲夫の小説を読もうと思ったきっかけは
”ミッドナイトイーグル”なんですが、入手できたのが、
この”アフガンの風”だったので、読んでみました。
あらすじは、とある有名なカメラマンの前に外務省職員があらわれた。
その外務省職員は、音信不通だった学生時代の友人。
カメラマンの前に現れた理由は、アフガニスタンに墜落した旅客機に
邦人が搭乗して、現地のテロリストに拉致されてしまったので救出して欲しいとの
要請だった。
その拉致された邦人もまた学生時代の友人だった。
要請されたカメラマンは今でこそ、タレントやモデル相手に撮影をしているが、
元は戦場カメラマン。
しかも、アフガニスタンのテロ組織にコネクションも持っていた。
葛藤しつつもアフガニスタンに向かうことを決意するカメラマン。
しかしそこにはある陰謀が絡んでいた。
全てが明らかになったとき、予想もしないラストを迎える・・・。
読み終えると、爽快感と悲壮感が入り混じった感情を抱え込むことになる
作品ですね。
命の尊さとか、価値とかも考えさせられます。
始めて読んだ高嶋哲夫の本ですが、他の作品も期待できます。
Posted at 2011/03/16 14:42:05 | |
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読書 | 日記
2011年01月12日
手嶋龍一の小説です。
”ウルトラ・ダラー”の続編です。
といっても今回は、”偽ドル”は出てきません。
主人公は同じですが・・・。
今回はドイツのユダヤ人狩りから”杉原千畝”によって逃れられた人々と
それに関わった人達のストーリー。
主人公は、何らかのミスを犯し、査問を受ける身になっていましたが、
その査問の結果もわからないし、日本を離れてはならないとされているのに、
あっちこっちに行ってしまうし・・・。
ちょっと??な感じが残りました・・・。
ストーリーの内容が”杉原千畝”と”お金”にまつわる話なので、
”スギハラ・ダラー”となるのは納得なのですが、
続編ということを意識して”○○ダラー”とつけたのであれば、
ちょっとこじつけっぽいかな・・・。
ストーリー展開も少し力技的なところもあったので、読んでいて
興ざめしてしまう場面も・・・。
あまりストーリーの組み立てがうまくないのかなぁ。
正直、何が言いたいのかわからない小説でした。
(私の読解力が低いせいも多々あると思いますが・・・。)
今一です。
Posted at 2011/04/05 15:19:41 | |
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読書 | 日記
2011年01月11日
手嶋龍一の小説です。
主人公はBBC放送特派員のイギリス人。
しかし、彼にはもう一つの顔があり、実はそちらが、
本当の顔・・・。
英国政府の諜報員として活動していた。
BBC放送のラジオ番組を作りつつ、調査していたのは、
”偽ドル”の出所・・・。
米国の政府組織に勤務する友人と共に”偽ドル”の謎を追っていく・・・。
う~ん、テーマとしては面白いのですが、作品の舞台は日本・・・。
(海外の色んな地に行くのですが・・・。)
主人公が英国人ではなく日本人でも良かった気がするのは私だけ?
と思うってしまう作品です。
なぜなら、主人公は日本人でも使わなくなった古風で、しかも的確な
日本語を流暢にしゃべれてしまうし、日本の文化にも明るい。
まあ、日本にいる日本人のスパイより、外人のスパイの方がリアリティーは
あるとは思うけど・・・。
ストーリーも随所に伏線が張られているのですが、あまりにわかりやすく、
存在する伏線は、たまに主線?と思いたくなるほど・・・。
高評価をされている本ではあるのですが、個人的には今一な小説でした。
暇な人は読んでみると良いですよ。
Posted at 2011/04/05 15:01:31 | |
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読書 | 日記
2010年11月19日
真保裕一の小説です。
織田裕二、 松嶋菜々子、佐藤浩市らが、主演した映画の原作です。
まず、小説を映画化して原作を上回ることは無いのですが、
うま~く小説を映像化していると思いました。
まあ、原作者である真保裕一が脚本に関わっているので、
当然と言えば当然ですが。
さて、今回は映画ではなく小説なので、そちらで話を進めます。
舞台は、雪深い山奥に建設され日本最大級のダム。
ここにとあるテロ集団が押し寄せ占拠してしまう・・・。
唯一、逃げ延びたダム運転員の主人公は、怯えながらも
テロリストに対抗していく・・・。
日本には徴兵制度などは無く、本物の銃を撃ったことが無い人が
ほとんどで、銃の扱い方すら知らないという方がほとんどという国。
(平和で安全という証左ですかね。)
そんな中、この運転員は銃を手にしてテロリストに向かっていく・・・。
ってそんなこと出来るんですかね?
って思っちゃいました。
抵抗すれば、自分に向かって弾丸が雨のように飛んでくる状況で、
撃てるものなのかな?
とも思いました。
そんな風に思ってしまうと、小説は成立しなくなっちゃうんですけどね。
(まあ、物語ですから。)
とは言え、壮大なエンターテイメント小説として十分に楽しめます。
Posted at 2011/10/12 14:02:33 | |
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読書 | 日記
2010年11月17日
またまた血液型シリーズです。
B型女の取扱説明書(トリセツ) ・・・。
自分もB型で嫁もB型・・・。
今更、B型女のトリセツも必要ないと思ったのですが・・・、
意外に”へぇ~”な感じで面白かった。
中には”なるほど”とうなってしまうものも・・・。
巻末に”検定試験”があったのですが、当然、8割は取れると、
高をくくっていると、結果は4割程度・・・。
ぎりぎり赤点にならない程度でした・・・。
B型の女性が旦那様や彼氏に検定試験をやらせても面白そう。
しかし、結果が悪くても、怒らないようにお願いします。
あくまで、お遊びですので。
Posted at 2011/04/05 14:35:20 | |
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読書 | 日記