2011年01月11日
手嶋龍一の小説です。
主人公はBBC放送特派員のイギリス人。
しかし、彼にはもう一つの顔があり、実はそちらが、
本当の顔・・・。
英国政府の諜報員として活動していた。
BBC放送のラジオ番組を作りつつ、調査していたのは、
”偽ドル”の出所・・・。
米国の政府組織に勤務する友人と共に”偽ドル”の謎を追っていく・・・。
う~ん、テーマとしては面白いのですが、作品の舞台は日本・・・。
(海外の色んな地に行くのですが・・・。)
主人公が英国人ではなく日本人でも良かった気がするのは私だけ?
と思うってしまう作品です。
なぜなら、主人公は日本人でも使わなくなった古風で、しかも的確な
日本語を流暢にしゃべれてしまうし、日本の文化にも明るい。
まあ、日本にいる日本人のスパイより、外人のスパイの方がリアリティーは
あるとは思うけど・・・。
ストーリーも随所に伏線が張られているのですが、あまりにわかりやすく、
存在する伏線は、たまに主線?と思いたくなるほど・・・。
高評価をされている本ではあるのですが、個人的には今一な小説でした。
暇な人は読んでみると良いですよ。
Posted at 2011/04/05 15:01:31 | |
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読書 | 日記