2011年04月20日
高嶋哲夫の小説です。
あるテロリスト集団が、最新鋭の高速増殖炉を占拠した・・・。
高速増殖炉を改造して、放射性物質を大気中に放出出来るように
してしまった・・・。
政府によって原子炉奪還作戦が進行していくが・・・。
この時期にこの本の内容は結構きついものがあります。
高速増殖炉が、沸騰型軽水炉だったり
テロリストが津波に変わっているけど、
原子炉建屋内に入れない状況だったり、超臨界を起こしそうな
ところなどは福島の原発に重ねてしまいます・・・。
早いところ状況を好転させてもらいたいものです。
原発で対策をされている方々には負担が掛かってしまいますが、
踏ん張って欲しいものです。
それにしても考えさせられてしまうのは、これからの電力供給ですね。
太陽光発電は、夜間電力の不足は賄えないし、風力は安定供給できないし・・・。
原子力を使い続けるとしても安全対策を多重化したところで、想定外は起きうるし・・・。
火力はCo2を排出が多いし・・・。
そもそも発電所の制御に電力が必要なのが問題じゃないのかな・・・。
最低限、人力なりガソリンやガスなどで動くシステムを組み込んでおく必要が
あるんじゃないかな・・・。
復興に原発の安定冷却、次世代エネルギーの創設と移行・・・。
問題は山積みですね。
・・・核融合炉が開発されればなぁ・・・
Posted at 2011/05/13 17:38:21 | |
トラックバック(0) |
読書 | 日記