
964がなんでこんなに人気があるのか、今日その片鱗に触れることができたような気がします。ひとことで言うと「素晴らしい」、細かく言うと、それこそ本が1冊書けるような…。
(まぁ僕は968でも1冊書けそうな気がしてますが…^^;)
かねてからお願いしていた、kayopoさんが所有する964の試乗をさせてもらえる日が来ました。
もともと968が好きでポルシェに興味を持った僕ですが、ポルシェを調べるほどに964にも興味がでてきた僕。正直968を買う際、予算的には充分964が買えたので一瞬迷ったくらいなのですが、どうしても968に乗ってみたかったので968を購入、そして現在も満足して乗っていますが、しかしそれは964の魅力が劣っていることを意味する訳ではありません。たまたま964とは縁がなかっただけで、きっかけひとつで買っていたかもしれません。
その魅力は巷間言い尽くされているかもしれませんが、簡単に言えば「ポルシェらしさが凝縮されている」ということでしょうか。あのスタイリング&軽量コンパクトかつ高剛性なボディに切れ味シャープかつトルクに溢れた伝統の空冷フラットシックス、RRならではのトラクションでの加速・減速…
そんな964カレラ2のMT車のステアリングを握れるのですから、いやが応にも気持ちは昂ります。勇躍プントを駆ってkayopoさんのところへ出撃します。
出迎えてくれたkayopoさんのファンカーゴの後に着いて行った先にあったのは、まさに秘密基地のようなガレージ、そこにポーラシルバーのカレラ2が眠っていました。イグニッションを回すと、ガレージの中に「ゴワワァァ…ドドドド…」っとフラットシックスの轟音が響き渡ります。
「これでノーマルのカレラ2…!」地味~なアイドリング音の968とは雲泥の差です。
スタートしてみると、シフト・クラッチ・スイッチ類のフィーリングやポジションが968とかなり違うので戸惑います。968というか、大抵の普通のクルマとかなり違う感じです。かつて爆音キングさんの964にも少し乗せてもらっていますが、その時は完全に舞い上がっていたので細かい部分は飛んでしまっています。なので今回は丹念に色々な部分を確認するように走らせます。普通に走らせるだけでこんなに緊張するのは久しぶりです。ブツけたら買わなきゃだし…^^;
とにかくフケ上がりが鋭く、ゆっくり走っていても味わいがあるものの、「もっと回せ!」と言われんばかりのフィーリングです。サウンドも、常に刺激的なビートを伴いドライバーを挑発します。
何と、高速へ…という許可?!が出たので「い、いいんすか?」と恐縮しながら高速入り口へ。料金所を過ぎて本領発揮です。
う~ん…正直968より全然速い。スペックは964が10馬力高く、トルクも1キロほど高く、車重も20キロ軽いだけなのでそんなに差はないと思ってましたが、排気量が違うせいかレスポンスが鋭いせいか、特に100キロを超えてからの加速が違います。4速、5速からでも独特のサウンドを伴いながらドーッと加速していきます。180キロに到達するまでのラクさが違います。しかもコレ、13年落ちの◯万キロ走った個体ですから、信じられません。
ひとしきり走った後、大黒PAで休憩です。うっすら暗くなるまでクルマ談義して過ごします^^
帰り道も何と運転して良いとのこと。正直もっと乗ってみたいと思っていましたからありがたく堪能させていただきました。
秘密基地に到着後、今度はミニ・メイフェアの試乗もさせてもらいました。
私有地のダートのなかをちっちゃいミニでモンテカルロラリーよろしく走っていると、それだけで笑いが止まらないほど楽しい!友人が当時新車のミニクーパーに乗っていたのでその時の印象からするとユルさが否めませんが、そんなこと気にならないくらい運転が楽しいクルマです^^
お次ぎは何とセルシオも…!まず自分では買わないクルマですが、だからこそ日本を代表する高級車には興味津々。
図体がデカいので「コスったらどうしよう…^^;」と気が気じゃありませんでしたが、異常なハンドルの切れ角のお陰でかなり無理目な小道でもスイスイ走れるじゃありませんか。操作系全ては今日乗ったクルマ全て(プント含む)のなかでいちばん軽く、もちろんいちばん静かです。
広い道に出ると、このクルマがいかに凄いかがよく解りました。ボディやステアリング等の剛性感も高く、音も無くあっという間に100キロオーバー、特にキックダウンさせたら並のスポーツカーなど相手にしないほどの鋭い加速、それでいてコーナーでは腰砕けにならず、かつデコボコダートでもなめらかな乗り心地を提供するエアサスの底力…さすがにただのトヨタ車とはひと味もふた味も違います。しかもコレ、やはり◯万キロ走った個体ですから、信じられません。並のクルマの3倍くらいは耐久性が高いんじゃないでしょうか。恐れ入りました…^^;
最後は逆にkayopoさんがプントを試乗、その後しばし雑談ののち、お開きになりました。
いや~、貴重な機会を提供してくれたkayopoさん、どうもありがとうございました^^
プントに乗っての帰り道、個性の強いクルマに乗り続けたあとの自分のクルマだからかもしれませんが、本当に運転し易く刺激も少なく適度にマイルドで癒されるなぁと改めて感じ入った次第です^^
また、多くの人が「水冷FRはポルシェらしくない」「普通すぎるからあえてポルシェのなかでコレを選ぶ必然性がない」というのもわかるなぁと空冷911をじっくり味わってみて思いました。
ただ、たとえば先にケーキを食べてしまうとリンゴを美味しく感じなくなるようなもので、911は良くも悪くも個性が強いために、とても味わい深く愉しいのですが色々疲れる面もあると感じました。逆に968はあっさり風味ですが、噛めば噛むほどに妙なる味が滲み出てくるクルマです。だから、先にリンゴの美味しさを噛みしめておいてラッキーだとすら思えました。
ケーキばかり食べてる人は、リンゴの美味しさを感じにくいでしょうから…。
(今回は乗るのに夢中で写真を撮り忘れました。また、文中(とくにスピードに関する記述)に一部フィクションが入っております^^;)
Posted at 2007/12/17 02:55:40 | |
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