
突然だが、新しい愛車を買うことを決意した。本日、契約を済ませてきた。
中古車だが、6年ぶりに、マトモなお値段のクルマを買うことになる。
車種は、スバルインプレッサ。1500ccで、自分のこだわりの5速MT車である。
辛うじて現行型。間もなく新型がデビューなので、あっという間に旧型になってしまうが・・・。
昔の自分だったら、やれターボだ、STIだと騒いでいただろうけど、今の自分には、レギュラーガソリンの1500ccで十分である。
クルマ乗り回し大会でSTIに何回も乗ったが、確かにすごく楽しいけど、あそこまで過激な動力性能は自分には必要無いと思った。STIに乗ってしまったら、それこそ年中、御巡り様の御厄介になってしまうのが目に見えている。
インプレッサとのご対面のフォトは
こちらから。
長文になってしまうが、購入顛末記を書こうと思う。
実は、1年程前から、現愛車たちのことで、いろいろ悩んでいた。
バモス、ムーヴは両方とも軽自動車なので、高速道路を使って遠出をすると、非常に疲れる。クルマでの遠出が苦痛になってしまうようになった。
以前は高速道路で遠出する機会が少なく、軽自動車で全く問題なかったが、最近は遠出が多くなり、流石に高速走行に余裕があるクルマが欲しくなった。
バモスは愛着があるので、手放さずにそのままで、もう1台のムーヴを買い替えようと思った。
早速、自分の頭の中で、6年ぶりに「クルマ購入検討化会議」を開催。その会議での決定事項は、「走行距離が年間3万Kmも走るので、レギュラーガソリン仕様で、維持費を考え、排気量は1500ccまでのコンパクトカークラスが最低条件。絶対条件は、MT車であること。これは絶対に譲れない。」
良し、クルマ買うぞ!と決めたら、即行動開始。
VAMOS購入時と同じように、ディーラーで該当車を(ATしか無かったが)手当たり次第試乗し、見積もりをもらい、徹底的に比較してみた。また、手当たり次第カタログを集めて、毎晩のように、色々悩んで検討した。みんカラのオーナーズレビューも隅々まで読み漁って情報を収集した。
脳内クルマ購入検討化会議から半年、悩みに悩んで、最終的にたどり着いた結論は、コンパクトカー呼ぶには少し大きな、スバル・インプレッサだった。
最後までホンダのフィット・1.5RS(6MT)、スバルインプレッサ・1.5(5MT)の一騎打ちだった。、最終的にインプレッサに決めた理由は、やはりスバル独特のこだわりのメカニズムと、あの美しいデザインに魅かれたこと。個性的であること。
実は、生まれて初めての愛車が、初代レガシイだったので、スバルには非常に思い入れがある。
あの免許取り立てで愛車になった、初代レガシイの水平対向エンジンのサウンドは、何年経っても、やっぱり忘れることができない。
また、これまで室内幅の狭い軽自動車で窮屈な思いをしてきた反動から、1500ccながら、幅が広い3ナンバーのインプレッサにあこがれた事。これらが決定打となった。
当初は新車で購入予定で、ディーラーに出向いた。しかしタイミングが悪く、インプレッサは間もなく新型に切り替わる為、現行インプレッサのオーダーがストップされた後で、在庫販売のみだった。
在庫を調べてもらうと、1500ccのMT車は「全国で1台も残っていません」とのこと。新古車でも同じ。しかも次期型は1600ccになるそうで、その時点で次期型は候補から外れた。
その場はあきらめた・・・・でも、寝ても覚めても、どうしてもあきらめきれない。再度、脳内クルマ購入検討化会議を実施。
そこで出た結論は、「自分は新車には一切こだわりはないから、こうなったらスバルの中古車ディーラーで(スバルカースポット)で、程度の良い中古車を探して買ってやろう」という結論が出た。
しかし、インプレッサの条件は、「1500ccのMT車で、できたら4WDじゃなくて、燃費の良いFFがいい。色は白か黒、走行距離は3万Kmまで」という無謀ともいえるもの。
けれど、STIならともかく、1500ccのMT車、しかもFFなんて、そうそう簡単に出てくるもんじゃないということは分かっていた。
ところが、愛知県内のスバルカースポットに、4WDだが、条件が合うインプレッサの存在を確認できた。1時間かけて、ディーラーに向かった。
しかし!神様が意地悪をしてくれた。何と一足違いで売れてしまっていた。何てことだ。
担当者の方が他店を検索してくれたが、自分の条件に合うクルマは、岐阜県下はおろか、東海3県で1台も存在せず。「1500ccのMT車は、ごくたまに出るのですが、出しても直ぐに売れてしまう」んだそうだ。
もういいや、もういい。あきらめた。がっかりしながら「もう、いいですわ」って店をあとにした。
自分の中で、メインカーは、ディーラー以外では絶対に買いたくない。
でも、新車も無い、中古車も無い、なら、これはもうあきらめるしかない。買う時期じゃなかったんだ、と自分に言い聞かせた。
ところが1週間後、神様が微笑んでくれた。
突然スバルカースポットからのTEL。あの「もう、いいですわ」と立ち去ったあの店からである。
有難いことに、担当セールスの方が非常に熱心な方で、何と東京のスバルカースポットに、条件の合ったインプレッサがあり、何とかして取り寄せるので、実車を見て欲しいとのこと。
見つかったのは、
H20年式 スバル インプレッサ 15S コンフォートセレクション 1500cc FF 5MT車
車検2年受け渡し、走行距離24000Km 色:オブシディアンブラックパール
スマートキー、プッシュスタート、HID付き
3年落ちの前期モデルになってしまうが、これだけタマが無い中で、自分の条件にすべて合致したインプレッサが出てきただけでも奇跡である。
本日、ドキドキしながら、実車と初対面。まるで若い頃、合コンで何とか携帯番号GETした女の子と、後日初めて2人きりで会うときみたいな、そんな甘酸っぱい気分だ。(バカ)
イイ、実にイイ。ブラックのボディは、艶々に輝いている。中古なので、そりゃ当然多少の小キズ等はあるが、非常に綺麗なクルマであった。状態もすごく良い。3年落ちの筈なのに、なぜか新車の香りがかすかに残っていた。
慣れないプッシュスタートでエンジンをかけてみると、もう、あの水平対向のエンジン音にやられてしまった。免許取り立ての18才の頃を懐かしく思い出してしまった。やっぱ、水平対向ってイイ!
試乗してみたら、完全にノックアウト。すべてが自分の好みに合致していた。
クラッチは軽く、ステアリングは適度な重さ、足回りはしなやかで、乗り心地はまるで輸入車のようだ。どっしり安定していて、こんなに乗り心地がイイクルマは初めてだ。
少し不安だった1500ccの動力性能も、驚くほど良く回り、スムーズ。これだけ走ればいうことは無い。
試乗を終えると、完全ノックアウト状態で、フラフラとそのまま契約してしまった。
新車の予定だったが中古車になったうえに値引きもしていただけたものだから、予算に余裕ができた。そのため、オプションで純正フルエアロ、ドアバイザーを付けてもらうことにした。しかし、そのおかげで納車に時間がかかり、予定では12月中頃になるようだ。
残念ながらアルミホイールではないが、それは追々替えるつもり。
で、現愛車について。
バモスは愛着があってやっぱり手放せないのと、彼女さんの強い希望で、ちゃんと残ります。
ムーヴは残念だけど、売却することにした。
だから、インプレッサが納車されたら、☆Vamove☆から、☆Imprezimos☆に改名します。(予告)
今日は、朝っぱらから、クルマに乗った瞬間、
いきなりクルマの中に前日からじっと潜んでいやがった「蜂」にぶっさされて、人生最悪の日だ!と思っていた。刺されたところは痛かったが、素敵なインプレッサと出会えて、人生最高の日になった。
6年ぶりの普通車。1500ccながら人生2度目の3ナンバー車。納車が楽しみで仕方がない。
スバル インプレッサ 15S コンフォートセレクション(2008年・前期最終モデル)
型式 DBA-GH2
全長×全幅×全高 4415×1740×1475mm
ホイールベース 2620mm
ボディタイプ ハッチバック トレッド前/後 1505/1510mm
ドア数 5ドア 室内長×室内幅×室内高 1985×1475×1200mm
乗員定員 5名 車両重量 1240kg
エンジン型式 EL15
最高出力 110ps(81kW)/6400rpm
最大トルク 14.7kg・m(144N・m)/3200rpm
種類 水平対向4気筒DOHC16バルブ・可変バルブタイミングAVCS
総排気量 1498cc
内径X行程 77.7mm×79.0mm
圧縮比 10.1
過給機 なし
燃料供給装置 EGI(電子制御燃料噴射装置):マルチポイント・インジェクション
燃料タンク容量 60リットル
使用燃料 無鉛レギュラーガソリン
10モード/10・15モード燃費 17.6km/リットル
ステアリング形式 パワーアシスト付きラック&ピニオン
サスペンション形式(前) ストラット式独立懸架
サスペンション形式(後) ダブルウィッシュボーン式独立懸架
ブレーキ形式(前) ベンチレーテッドディスク
ブレーキ形式(後) ドラム(リーディングトレーディング)
タイヤサイズ(前) 195/65R15
タイヤサイズ(後) 195/65R15
最小回転半径 5.3m
駆動方式 FF
トランスミッション 5速MT