2018年02月27日
愛車も10年目を目の前にして、そろそろオルタネーターとか点検したいなと思って色々ネットでググってました。
アーシングとかプラッシングとか、オカルトグッズとか…
んで基本的な車の配線が分かった所で、車の電源システムはあまり進化が無いんだなーと思いました。
メーカーも製造コストかけたく無いんでしょうけどね。
商用電源(交流)と車用電源(直流)と違いがありますが、思ったことを垂れ流します。
まず、車用電源は基本プラス配線1本のみで、マイナス配線はボディをグランドとして構築してあります。ボディが0V。
一方で商用電源は基本プラスマイナス配線2本で、対地電圧100Vです。つまり地面がグランドで0Vになるシステムです。プラスが電源側でマイナスが接地側の2本で線間100V。ちなみに電源側は+141〜-141Vです。
何故車は配線1本で家やビルの配線は2本なのか。
ちょっと不思議に思いましたが、やはり車はボディが金属で、家やビルは金属でないものが多いからでしょうか。つまりコスト。次に安全性。
車は車内で完結した回路で、車外に電気が漏れません。しかし建物は地面と切り離せませんので、何処からでも漏れます。漏電ですね。
車はボディに電気が流れても問題がない。
次に漏電です。
ニュースで車両火災がありましたなんてたまにやりますが、これは電源システムにコストをかければもっと安全になると思うんですが…
オルタネーターの故障や、暗電流の増加とか一般ユーザー分かりませんよ。
車には漏電検知のシステムがないのです。
オマケ程度にバッテリー警告灯だけです。
家やビルは漏電遮断機があり、漏電が危険域になれば即遮断するよう義務付けがありそのように電気工事します。
商用電源では漏電した場合、逃げた電気は地面に流れ電柱のトランスに戻ります。
そうすると、家の中の電気の総量が減るのでブレーカーが漏電だと判断し、停電させます。
すごく簡単に説明したので詳しくはググって下さい。
車の場合はヒューズが切れるほどの電気が流れなければ止まらない。
システム的にボディに電気が流れるのが前提なので検知するのが難しい。
バッテリーが上がりやすいなどで暗電流の計測をしてみてようやく漏電が分かります。
走行中に漏電で電気がストップするとまずいのも理由でしょうけど、電圧低下の警告灯のみというのは心許ない。
負荷に対しプラス配線のみで済むのはコストがかからすいいのでしょうが、今の時代CANで制御できるのですからマイナス配線が増えたとしても本数は増えないのではないかと。
むしろ導体としてはボディより電線の方が抵抗が少ない、電圧差がでない、CANのノイズも減らせるのでは??
電気は専門ですが、電子は門外なので正しくはないかもしれません。車の電源システムはまるっきり電子工作と同じですし。車体がグランドの方が容量を気にせずに済み、ノイズも車体に吸収出来るのかも知れないですね。
愛車も歳なので見える範囲でアースポイント点検と、純正アース強化やってみようと思います。
以上
Posted at 2018/02/28 01:11:55 | |
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