2018年01月12日
CVT まとめ
・MT=Manual Transmission
様々な大きさの径の歯車(ギア)の組み合わせを変えることでギアチェンジ
自分でギアチェンジ
・AT=Automatic Transmission
ギアチェンジをコンピュター制御
・CVT=Continuously Variable Transmission; 無段変速機 or 連続可変トランスミッション
Audiではマルチトロニックと呼ぶ
広義では、CVTもAT
CVTにはギアがない。2組のプーリー(滑車)の間にベルトを掛け、エンジン回転数に応じて(つまり速度に応じて)プーリーセットの有効径を変えて変速。
プーリーはベルトがかかる谷間がV字構造になっており、油圧でV字の谷間を狭めたり広げたりできる。するとベルトの掛る位置が変わり有効径が変わる。
動画(分かりやすい)
https://www.youtube.com/watch?v=LjXLgADKVbI
・メリット
低燃費, ギア車のように変速ショックがない(つまり加速がスムーズ)
・メリットが生じる理由
ギア車の場合、例えば発進時、アクセルを踏むと先ず1速で発進し、一定の回転数まで上昇すると2速にシフトアップ。このとき、エンジンの回転数は下がる。下がった分のエネルギーは無駄になる。
自分はMT車以外ではCVT車しか乗ったことがないから知らなかったが、AT車は一気に加速するとき、MT車のようにシフトアップに応じて減速しガクッとなるらしい。
・デメリット
大きなエンジン(出力)に対応するのが難しい。
・デメリットの理由
上記のようにCVTにはギアではなく金属ベルトを使用している。ベルトだから強度に限界がある。
だからCVTは軽自動車を中心とした小排気量の小型車に多く採用されている。
ちなみに、利点を保ったまま大排出車に搭載可能なCVTを日産が発明。この技術があったから、ルノーが消滅寸前だった日産を買収、復活するに至ったほどの大発明。
・CVTは日本車に多い
CVTの技術は圧倒的に日本のメーカーが進んでる。
以前はヨーロッパ車にも見られたが、現在は非常に少ない。
理由は、運転のフィーリングによるもの(アメ車の場合は大排気量車が多いのが理由)。
「速度に合わせてギアを選ぶのも運転の楽しみ と考える人がヨーロッパには多いようです。
エンジン回転数だけが上がって、後から車速がついてくる(my AUDIが坂道発進時に少し後退するのはこれが理由, 日本車でこれがないのはCVTの技術向上による)という感覚が、運転好きの多いヨーロッパのひとには受け入れられていないようです。」
現在欧州ではATの多段化が進んでいる(9や10速にギア数を増やすことで変速ショックを減らす)。
・CVTオイル(CVTフルード)
結論から言うと、以前まとめたATFと同じ扱い。
交換にリスクがあるのも同じ。その理由も同じ。
CVTフルードが劣化してくると、燃費性能や加速性能が低下。
5年または10万kmごとに交換することが多いが、万全を期す場合、2年または2万kmという早い段階での交換が推奨されている。
自動車メーカーによっては交換不要としている場合も。
(スバル車の場合:雪道・砂利道を走行しない、一回の走行距離が8km未満、年間の走行距離が2万km以内という条件のもとでCVTフルードの交換は必要なし)
(参考)
https://ja.wikipedia.org/wiki/アウディ・A4#2代目(2001-2005年)B6系
http://car-moby.jp/39911
http://car-moby.jp/148649
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10100797105
http://totonoko.hatenablog.com/entry/2016/05/09/064531
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Posted at
2018/01/12 00:35:49
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