前回書いた様に、私にとっては新型(2022年モデル)クラウンクロスは
到底受け入れられなかった。憤りは旅行後数週間続いた。
諄い様だがクラウンクロスの悪い所をまとめると
・取り回しの悪いボディサイズ
・プラスチックで統一されたインテリア
・流行りに翻弄された機能の露出するインパネ
・直4エンジンの奏でる音
そう、私は野暮ったい印象のクルマを四隅に気を遣いクルージングするの
が苦痛だった。かといって買い換え候補になる様なクルマは
トヨタには今のところ無い。同時期に登場のクラウンセダンは価格的にも
高いし、ハイパフォーマンスモデルも無い。
レクサスはISがあるが、今から買うには少し基本設計が気になるし
今からGOA2プラットフォームを新車で買うのは気が退ける。
このままでは欧州車に軍配が上がりそうだ。
そこで私が求めるものはクラウンクロスの対極を為すクルマだと感じた。
・取り回しの良いボディサイズ
・本物嗜好のパーツを施したインテリア
・流行りに翻弄されない機能美を追求したインパネ
・6気筒以上のエンジンが奏でる音
そう、こんなクルマもう国産車には無いのだ。
ここまで乱文に付き合って下さるクルマ好きの方なら
もう頭に浮かんでいるかもしれない。そう、
あまりのクラウンクロスにアレルギー反応を起こした私は
気付いたら。。
プログレを見に行っていた。
もう衝動だ。偶然県内に旧横浜トヨペットから出ていた。
無論、安全性や機能では遠く及ばない。機械である以上
製造後の年数に応じ廃番部品は増える一方。相応のリスクは生じる。
個体は23,000kmワンオーナー、ディーラー記録簿付き。
外装は距離に見合わず傷多数。但しバンパーに集中しており
幸いにもボディで目立つのは助手席ドアとトランクの2箇所であった。
年式は2003年、私はプログレ発売年に産まれたから幾つも変わらない。
ヤケクソだった。この内装を今の開発者に見せてあげたい。
別にレースをする訳じゃ無いんだから乗り込む時に奮い立たせる様な
挑発的な外装、内装は要らないんだ。寧ろ落ち着いてクルージングを
始める為にホテルロビーの様な誂えが好印象だった。
グレードはNC250。レクサスで言えば標準車、俗に言うベースグレードだ。CD.カセット.ラジオのデッキが奢られポップアップのマルチは
小物入れだww。バックカメラ位は欲しいところ。
でもそんなのは追々幾らでも追加できる。
本革シートは割れ、ヤレなくシートヒータ付き。
プライスタグ、数年前の相場から状態を鑑みて安いとは言えないかもしれない。これに+2年の車検整備費(計4年分)と距離無制限で車体代金迄の
3年故障保証を併せると乗り出しは約70万円、一括で余裕に届く内容だった。
(リアはコンフォートとNCVカローラみたいなのは秘密)
前後ともに少々個性の強さはあるが、質感の良さは抜群。
良い物としての価値は25年を過ぎても在り続けていた。
潔い3バックスタイル。トランクスルーが無いのもコンセプト重視
(遮音性重視)なのが良い。Cピラーも今のトヨタセダンに見る
流麗に寄せず、しっかり立っていて後席の乗り味も良いのだ。
もう文句は無い。クルマはこれで良いのだ。

まさか新社名でプログレの見積を貰うとは思わなかった。
そして。。
はい。買いました。まあ、このクルマの性格は大学時代ワンズレンタカー津田沼にあった前期を1泊2日を共にし、乗らないで語っているYouTuberよりは充分知っているつもりだ。最も1JZ-FSEと呼ばれる直噴カーボン貯蓄型
エンジンの怖さはネットでしか知らないが、愛情込めて修理と整備し
このオールドトヨタを楽しみたいと思う。今思えばレクサスチャンネルの
国内展開無い時代、今で言えばLEXUS CT sedan。CSとでも呼ぼうか。
納車こそ未だだが、大切にしていきたいと思う。
と、言うことでマークXと並行してプログレが私の足に加わりました。
これは間違いなくクラウンクロスのお陰でもあります。
あれに乗っていなければ、最も22クラウンの後継が純セダンであれば
このクルマを所有することは無かったと思います。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2024/12/15 11:09:06