夏ごろに起きた西日本豪雨の土砂災害で、国道31号の坂町エリアが不通となったことがありました。
呉ー海田間を結ぶ主要道路が潰れたわけですから、その影響はかなりのものです。
当然、坂の上を走っていた広島呉道路もダメになりました。
一刻も早い復旧が叫ばれたわけですが、いかんせん土砂がつもってしまい目処も立たない状況。
しかしそこは天下の国道。開通のためなら多少の無理は押し通します。
土砂崩れエリアには偶然、そこをパスするように海側にだだっ広い駐車場が作られていました。
駐車エリアを潰してしまえば対面通行の道も余裕でできる広さです。
かくして超絶突貫工事が始まり、車止めを残したまま開通した珍妙な国道31号仮設道路ができあがりました。
現在は道も復旧し、お役御免となった仮設道路ですが、未だ撤去されずに残っています。
車は入れませんが、歩いて入ることはできるのでちょっと見学してきました。
(歩行者進入禁止の看板無かったから多分お咎め無いと思いますが……少し後ろめたい……)
いかにも無理矢理作りました!と言わんばかりの道路。
駐車場からの上書き感が半端でありません。
車止めもそのまま。
奥に見える木が無いエリアが崩落地点です。
超絶突貫工事を思わせる路肩。
歩道をぶった切ってます。
仮設道路の進入路です。
呉方面へ向かう車はここから仮設道路へと流れるわけです。
広島方面の仮設道路出口は、現在潰れず残った駐車場への入口になっています。
世にも珍しいと勝手に思っている駐車場を上書きした道路跡。
そう長くは残らないはずなので、見学したい方はお早めに。
Posted at 2018/12/22 17:37:57 |
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