
先日とても気になっていたPeugeot New2008、近所にディーラーが移転開業されたので様子見がてら伺ってきました。今のご時世では昔のようにブラリとディーラー訪問とはいかず、予め予約必須とのことでした。そのためか先週通りがかりによった晴海の某Peugeoutディーラーさんでは玄関口でけんもほろろの扱いで追い返されました。
さてNew2008ですが、Web上で見るかぎり非常に雰囲気があって好ましい印象を持っていたのですが、実車もヴォリューム感にあふれ、しかもカチッとしたデザインでした。 まあデザインは人それぞれ好みがあるので...
内装の印象ですが、こちらも最近のPeugeotの流儀に沿ったデザインに纏められており、好印象でした。
いよいよ試乗ですが、ショールームに展示してあったのはAllureで、試乗車はGT-Lineでした。
☆Allureの運転席に座った際はあまり感じなかったのですが、GT-LineではAピラーや天井の色がブラックで、その為かフロントウィンドウの周りが黒い額縁で囲まれているように見え、車高が1,550㎜と抑えられていることもあり天井が迫り室内も暗く圧迫感がありました。Allureの方はAピラーも天井の色も薄いグレーでそのような感じは少ないと思います。運転席からの車両前方の見切りはC3 Aircrossよりも掴みやすかったです。
★シートですがGT-Lineは張り出しの大きいシートでドライバーの身体を支えるというか拘束するタイプで、揺れに対しては身体が支えられてよろしいのでしょうが、ちょっとリラックス出来ないシートで、Allureの方がリラックス出来る形状でした。シート座面は薄い感じでクッションが感じられませんでした。但しほんの近所を試乗するだけでは長距離ではどうなるのかは不明です。
☆エンジンの音は室内でもよく聞こえますが、不快な音では無く、営業マンの方との会話も声を大きくすることもなく出来ました。ATとの連携も上手く整えられており、非常にスムーズでした。
★ブレーキは踏み始めがややスポンジ-な感触があり、ちょっと意識させられました。このあたりは最近のPSA車の共通認識でしょうか?
☆ビックリしたのが乗り心地でした。店舗から道路に出る際の段差の部分でのショックのいなし方が非常にまろやかで、C6以上の柔らかさで乗り越えて行くいなし方に感動のような驚きを感じました。その後の荒れた路面の処理も角が良くとれており、猫の足の肉球でショックを吸収しながら走るようで、抑制の効いた乗り心地でした。この乗り心地で、他の欠点も帳消しみたいな感じを受けました。
短い試乗でしたが、最近のPeugeot車の足回りの味付けの良さにビックリしました。Citroenの車も柔らかいですが、もう少し抑制の効いた柔らかさで14年前の車との時差を感じさせられました。またCitroenとPeugeotとの車全体の纏め方の違いも解って良い時間を過ごすことが出来ました。
因みに結構注文が入っているそうで、New2008はグレードや色にも依るそうですが、今注文をしても納車は来年の2月以降になるそうです。Citroen頑張れ!
最後に試乗中に営業マンの方から教えて戴いたミニ知識。
既にご存知の方も多いと思いますが、運転支援システムのACCですが、前車追随で走っていて前車が離脱した場合、その時点の速度とACCで設定していた速度との乖離が大きいと、設定していた速度に戻そうと急に加速する傾向があるので注意が必要だと言われました。特に渋滞時に急に前の車両が別の車線に移って、前がガラ空きになった場合に急加速して、営業マンの方もビックリしたと話されていました。(運転していた車は某ドイツ製高級車だったそうですが)
C6は古い車なので自動追随型のクルコンは付いていないので、そのような知識は非常に有用なものだと思い追記させて戴きました。
(写真はWebカタログからの拝借です)
Posted at 2020/10/23 01:58:49 | |
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