
納車からの走行距離が2000kmを超えました。このあたりで燃費をグラフにまとめておきましょう。
走行距離は2309kmで給油量は289.8リットル、平均燃費はちょうど8.0km/Lとなりました。ざっと高速6割一般道4割の走行環境とお考えください。満タン法と車載燃費計の値を棒グラフに、燃費計測区間の平均速度を折れ線グラフにしています。3回目の給油のみ、私の操作ミスで燃費計の数値と平均速度が記録できていません。
帰ってきたら残量にかかわらず満タン給油するというサイクルなので、一回の給油量は10リットル〜63リットルとばらつきがあります。また、給油したスタンドも複数ありますので、満タン法の燃費の信頼性はあまり高くなく、車載燃費計との乖離幅も安定していません。燃費計だと平均速度が遅くなっても燃費の落ち込みが比較的小さいのですが、満タン法だとガクッと落ち込み、5キロ台の数値も出ています。
JC08モード燃費は10.3km/Lですので、実燃費はモード燃費の約78%となります。過去の所有車ですと、欧州車でも総燃費がモード燃費の7割に満たないケースもありましたので、いまのところマカンターボは健闘している方だと思います。燃費「お受験」に特化しすぎたセッティングではないようです。
高速道路だけを淡々と走らせた燃費はこれからの課題。本国仕様のカタログデータでは、郊外モードで12.8-13.3km/Lとなっていますので、8掛けした11km/L程度は期待できるのではないかと思っています。
マカンはターボ(ターボパフォーマンスを除く)だけが排ガスと燃費基準の達成幅が大きいので、減税対象車となります。燃費自体は直4車の方が12.8km/Lと優れているのですが、車両重量が重いターボは燃費のハードルが低くなるので減税の恩恵を受けています。
ちなみにマカンSのモード燃費は10.0km/Lで、ターボよりも若干悪くなります。340PSと出力的には十分で、ギア比もターボよりハイギアード(燃費には一般に好影響)なSですが、重量が軽い分試験では損をしているのだと思います。実燃費ではターボよりよい数値が出るのではないでしょうか。
燃料タンクの容量は75リットルですので、私の平均的な使い方だと8×75=600km程度の航続距離が期待できます。高速道路だと700kmを超えるかも、という感じですね。高速で満タン1000km走ってくれると嬉しいのですが、そうすると13.3km/Lの燃費を出す必要があるのでちょっと無理かな。
タンク75リットルのうち予備は10リットルと取説に書いてありますが、上の写真の状態で63リットル入りました。コンピュータが燃費を8km/Lで計算していたとすると、この時のタンク残量は51÷8≒6.4リットルとなります。
仮に残りの距離がゼロになるまで(そう表示されるかどうかはわかりませんが)走ると、タンクに残っている燃料は5リットルもないということになります。取説の表記は、ゲージがゼロになってもあと10リットルあるという意味ではなさそうです。
マカンターボとSの指定オクタン価は98(RON、以下同じ)で、直4は95です。ターボとSは98以上で「最大の出力と燃費」が発揮されるが、95まで下がっても悪影響がないような表記になっています。一方、オクタン価が95未満になると出力低下と燃費悪化が起こる可能性があることが表記されています。
日本のガソリンスタンドですと、レギュラーは89以上でハイオクは96以上であることが
JISで定められています。従って、たとえハイオクガソリンであっても、オクタン価が「最大の出力と燃費」を保証される98未満となる可能性は否定できなさそうなのですが、大手元売り会社のハイオクガソリンはオクタン価100程度を謳っている場合が多い(たとえば
こちらとか
こちら)のであまり神経質になる必要はないようです。
欧州車の指定オクタン価が日本の規格とずれているのは、ヨーロッパではRON91と95、そして98と3ランクのガソリンが販売されていた国があった影響ですが、最近では下の写真のように、RON91ガソリンは販売されなくなっているようです。
これは昨年夏にオランダで撮った写真。上から普通の軽油、RON95ガソリン、プレミアム軽油、RON98ガソリン、LPGとなっています。91ガソリンは販売されていません。数字は100リットルあたりの価格で、一番上の普通の軽油だと1リットル当たり1.269ユーロ(約165円)となります。プレミアムガソリンだと218円くらいになるわけで、結構高いですね。
15年位前ですと、輸入車でも日本のレギュラーでOKな車がありました。そういう車を最近見かけなくなったのは、このような現地のガソリン流通事情の変化も影響しているものと思われます。
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2018/03/01 07:51:57