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Danny Wongのブログ一覧

2024年04月20日 イイね!

もっと買いやすいといいのになぁ、と思うメーカー

もっと買いやすいといいのになぁ、と思うメーカーそもそもこのスピードマスター(正式名称は トライアンフ・ボンネビル・スピードマスターと、けっこう長ったらしい)にたどり着くまでに、自分としてはけっこう時間をかけたんですよ。

「いつかはトライアンフに乗りたいなぁ」と思い始めたのが20年ほど前。3気筒の「3」をモチーフとしたシャープなデザインの2代目スプリントSTやら、名車の誉れ高く国産ミドルSS乗りを同ブランドに多く引っ張り込んだデイトナ675やらが2005年〜06年にかけて発売となって、トライアンフというブランドはとにかく勢いがあった。というか、その時期くらいからトライアンフはやたら垢抜けててかっこいいブランドイメージに刷新していったんだと思う。正直、90年代までのトライアンフ(のスポーツモデル)はいかにも英国車的などん臭さが強かった。

で、漠然と「そのうち欲しいなあ」なんて思いながらも、ちょうどその頃にいろいろあってバイクを降りてしまったため、けっきょく縁がないままだった。

それから17年ほど経ってバイクにリターンしようと決めたときも、真っ先に検討したのはそんなわけでトライアンフだった。スポーツバイクとクルーザー、どっちも乗りたかったので、スピードトリプルRRとスピードマスターに試乗した。

スピードトリプルRRのほうは足がぜんっぜん届かなかったので速攻で候補から脱落し、結果的にドゥカティのスーパースポーツSを買うことになるのだけれど、スピードマスターのほうへの興味はずっとくすぶっていた。なんせどこにも売ってないんだもの。

だってトライアンフの正規ディーラーときたらどこも「必ず近くにトライアンフのメンテのできる店を確保してから買ってください」というわけですよ。それはそれで誠実な姿勢ではあるけど、んなこと言ってたら近所にディーラーのない田舎者は気軽に手が出せない。

一度、低走行距離で前オーナーが自前でスピードツイン900のマットシルバーにペイントしたというかなり良さげな個体↓が東京のディーラーに出ていたので見に行ったが、メンテできる店が近所になくて躊躇してたらあっという間に売れてしまった。



時は折しもコロナの最中で新車の入荷は全く目処が立たないし(そのためレッドバロンで新車を買うという選択肢も選びづらかった)、中古車市場もスピードマスターはニッチすぎるのかほとんどタマが出てこない。さらにメカニックの人手不足とかで、バイク屋さんはたいていよそで買ったバイクの面倒を見たがらない。YouTuberのバイク大好きフォアグラさんもそう言っていたし。

まあそんなこんなでトライアンフに手を出せずにいるうちに、近所のハーレーのディーラーでファットボブのよさそうな個体が出てきたので、そっちを買った次第。



で、ファットボブやスピードマスターのレビューのところでもちょっと触れたと思うけど、けっきょくファットボブに1年と少し乗ったあと(それはそれでとても良いバイク)、体格とハーレー的世界観が自分には似合わないなあと思ってもう一度トライアンフの検討をはじめることになる。

ボンネビルシリーズをひととおりレンタルしたりディーラーで試乗したりした結果、「やっぱスピードマスターはいいなあ」という結論に至り、隣の県にあるいちばん近いディーラーに行ってそこにあった在庫車に乗り換えてしまった。ああやっぱりそうなるかぁ、と自分でも思った。

なんでこんなことを書いてるかというと、スピードマスターに半年弱乗ってようやく初回点検に行くんですよ今度。で、やっぱり面倒見てくれるバイク屋が遠いのはめんどくさいなあ、と。

実際のところ別に正規ディーラーじゃなくたって基本的なメンテなんてできるはずなのよね、昔も今も。ただ最近は、コンピューターの診断機器が必要だったり、メーカー保証のことがあったりして、ユーザーはとにかくディーラーに任せるよう仕向けられている。四輪も二輪も、そういうビジネスモデルになってしまっている。

トライアンフなんて輸入車の中ではそれなりにメジャーなほうなんだから、もうちょっと各地にディーラーあってもいいのにね。
Posted at 2024/04/20 16:55:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | バイクの感想 | 日記
2024年04月12日 イイね!

兵ども(アルファの中の人達)が夢の跡

兵ども(アルファの中の人達)が夢の跡一般的に製造業のマーケティング論では、作り手が作りたいものを作る「プロダクト・アウト」ではダメで、市場調査をして消費者が欲しがっているものを探り出して作る「マーケット・イン」のほうが正しいとされています。

ところがこと自動車に関しては、市場に媚びること無く作り手の情熱だけを原動力に生み出されたプロダクト・アウトな車こそが時代を超えて評価されたりします。

4Cもそんな車のひとつで、アルファロメオの設計者やデザイナーたちが「俺たちの考えるいちばん魅力的なスポーツカーとは何か」を赤ワイン片手にさんざん語り合った末に生まれたような熱量を感じます。

この車に、「想定される使用場面」なんてものはありません。峠に行って、サーキットに行って、オーナーズミーティングに行って、ガレージで眺める。それ以外の用途はありません。

そういった意味で、これは定義どおりのスーパーカーです。

あるいは、この車を所有することは旧車を持つのにも似ています。ほぼ現代の車なのに立ち位置的にはネオ・ヒストリックカー。

だけど残念ながら、旧車のようにメカいじりを楽しめるわけでもないし、ただゆっくり走っているときの心地よさを追求した味付けでもない(スーパーカーとしての非日常感と注目される満足は味わえると思いますが)。

楽しめる速度領域やシチュエーションの狭さは現代の多くのスポーツカーが陥っている罠です。運動性能を楽しめる速度域が高すぎかつ狭すぎて、危険だし社会的にも許されなくなっている。かといってサーキットだけで遊ぶなら本物のレーシングカーのほうが楽しい。

そうやって突き詰めて考えていくと、いわゆる「公道を走るレーシングカー」や「スパルタン」と形容される車って、もはや居場所がなくなってるんですよね。

スポーツカーに公道で乗るなら、もっと移動そのものを楽しめる心地よさがあったほうがいい。そう思って手放しちゃいました。
Posted at 2024/04/12 15:42:33 | コメント(0) | クルマレビュー
2024年04月07日 イイね!

やっぱり、どこでも行けるバイクがいい。

やっぱり、どこでも行けるバイクがいい。今日はスーパースポーツSの車検だったので、高速で1時間強離れたディーラーに行ってきた。先週やるはずだったが納税証明書がなくて延期したのだ。

桜は咲けどもここのところずっと雨模様で来週も雨予報、ところがこの土日だけ日中晴れ渡り最高の花見日和という、ラッキーな週末。世の中みんなふだんの心がけがいいんだなあ、と思う。

まっすぐ高速走って行っても芸がないので、富士山に回り道して水ヶ塚公園に寄ることにした。実は昨日も四輪のツーリングで来て、宝永山がこの季節には珍しいくらいくっきり見えたのだが、今日の水ヶ塚は曇り空。夜中の間に雨が降って、路面はわずかにウェット。下り坂でかんたんにABSが作動してヒヤッとした。

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さて、焼津市にあるディーラーに着いて、車検作業に3時間ほどかかるということで、代車を借りて外に出かけることにした。車種は原付2種のスクーター、ホンダPCX。

どっかのカフェかファミレスで時間を潰そうと国道150号(焼津バイパス)を15分ほど北上し、新幹線と並行して走るあたりでふと日本坂PAのある山のほうに曲がってみたら「笛吹段公園」という案内標識が。おもしろそうなので行ってみた。

急勾配のうえ車線1車線分しかなくて、崖と道路を隔てるのは20cmほどの高さの縁石だけ、というなかなかスリリングな山の中の農業道路をひたすら登ること15分くらいかな?林の切れ目から焼津の街と港、そして駿河湾がぱーっと開けて見えた。

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目的地の「笛吹段公園」はさらに登ったところにあった。林が切れて目下に茶畑が広がっている場所の斜面が芝生になっていて、すばらしく見晴らしがいい。おむすびでも食べてたら、そのままころころと街まで転がっていってしまいそうなくらい。あとで調べたら標高約501mの高草山という山の約250m地点にあるということだ。これはこれは、思いがけずすごいスポットを見つけてしまった。

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さて、スクーターの話に戻るが、個人的には今までスクーターなんて仕事か通勤用の道具というイメージしかなかった(私自身、仕事でスクーターに乗ってたこともあった)。だからバイク趣味としてスクーターを選ぶ人には正直「え?そんなんでいいの?走っててつまんなくない?」と思ってたんだけど、なんか考えが大きく変わった。

なにしろ、こうやって気楽にコースをそれて見知らぬ道に入り込むことへの心理的な抵抗が抜群に少ないのよね。バイクそのものの官能性、つまり見た目の美しさとか刺激的なエンジン音とか気持ちいいコーナリングとかを割り切ってぜんぶ捨てて、その代わり移動の自由さ、気楽さに全振りしたような感じ。

この笛吹段公園に向かう道なんて、車じゃとうていムリ。すれ違いエリアがほとんどないので、相当に神経を使うことになる。バイクでも、SSやクルーザーじゃけっこう辛い。カーブの曲率も勾配もきついし、途中でぬかるみや未舗装路に出くわすかもしれないし、引き返そうにもUターンできない。でも125CCクラスのスクーターならほとんどストレスなく行けるところまで行けるのがいい。音が静かだから公園でのんびり景色を楽しんでいる人を邪魔しないのもいい。

私の所有しているなかだと、ドゥカティのスクランブラーはまさにこういう道向け。スクーターの機動力と自由さに、多少の官能性を足し戻したような感じ。そもそもスクランブラーを買ったのは、そんなふうに気楽にどんな道に迷い込んでも平気なバイクが欲しいと思ったからだ。

けっきょくのところ、バイク選びとはつまり走りたい道選びなんだと思う。

私の場合はワインディング用がスーパースポーツSで、主要道路を通って少し遠出したいとき用がスピードマスターで、目的地を決めずに田舎道を走り回りたいとき用がスクランブラー。今のところ、だいたいそれで網羅できる。

そのうち本格林道用とか長距離旅行用とかが欲しくなるのかな?なるかもね。
Posted at 2024/04/07 21:53:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | バイクでお出かけ | 日記

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「富士トリコローレの話から、ぼっちにとってのミーティングの話へ http://cvw.jp/b/2933928/48693418/
何シテル?   10/04 19:24
買っちゃったもの、欲しいもの、これから欲しくなりそうなもの、車やバイクで行ったところ、などについて書いていきます。趣味が合いそうでしたらどうぞご自由にフォローし...
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