
まる一日予定が入っていないので、朝早く起きトライアンフに乗って出かけることにした。
行き先、というかルートは、箱根のいつもの大観山からターンパイクを抜け、西湘バイパスへ降りて海沿いをしばし堪能してから、圏央道へ抜けて道志みちへ。
道志みち、もう長いこと走ってない。
昔は多摩から静岡方面に行くときに高速料金をケチりたいときに使う下道、というイメージだったけど、東京オリンピックをきっかけにかなり整備されたらしく、あらためて走るとツーリングルートとしても実に気持ちいい。
山道区間が長くほとんど追い越し禁止なので、極端に遅い車がいると延々と前がつまることになるのには閉口するけど。
とりあえずの目的地は、道志みちの中間地点くらいのところにある「紅椿の湯」。
道志村にはいくつか日帰り温泉があって、村営の「道志の湯」というのも有名みたいだけど、今回は道志みち沿いからあまり離れない「紅椿」のほうにした。
露天風呂から見える道志川の渓谷が美しい。澄み渡った水の流れは速い。
(※写真は風呂からではなく駐車場からです。)
あ、その前に道志みちに入る前のコンビニでは、同じトライアンフでほぼ同じエンジンを積んだスピードツインのお兄さんが声をかけてくれたっけ。
聴き慣れたバーチカルツインの独特の音ですぐに気づいたらしい。
ありがとう。大事に乗っておくんなまし。
風呂のあとは人気の「道の駅 どうし」に寄って山菜そばを食べてから山中湖へ抜けた。
ここまでの道中ではバイク集団をほとんど見かけなかったけど、道の駅には突然どこかから湧いて出たかのごとく、わんさといる。
というか、みんなマスツーじゃなくてソロか少人数で来ているという感じかな。
さて、そんな感じの道中を供にしたトライアンフ・スピードマスター。ターンパイクあたりだと実に気持ちよく走ってくれるんだけど、狭くて屈曲率の大きい山道に入っていくと、やっぱりステップをつい擦ってしまうね。
なるべくバンクさせないように、身体を中に入れて重心を内側にずらしてあげれば、擦らずに曲がっていける。
だけどやっぱり今にも擦りそうだから、ヒザでバイクをホールドしつつ内側の脚を上げてステップから足を離し、どこらへんまでバンクしたら擦るのか様子を見てみる(ステップに荷重が乗っていなければ、擦ってもエネルギーが上に逃げるからね)。
まるで曲芸のような乗り方。あんましかっこよくない。
こういうことじゃないんだよな。こういうバイクは自然なリーンウィズでひらひらと走るのがいちばん気持ちいい。
そのためにはやっぱりペースを落とす、というよりも、重心移動に頼ったりコーナリングスピードを重視した走り方から、おだやかな速度変化のなかでスムーズに走る走り方に切り替えなあかんね。タイトコーナーでは、徐行速度まで落とすことも躊躇してはいけない。
ワインディングに差し掛かるとついつい、そのとき乗っているバイクの特性と路面状況・交通状況のなかで許容できる範囲での「最速」を追求したくなってしまうけど、クルーザーに乗るときにはクルーザーに乗るとき用の心がまえが必要ってことだね。
Posted at 2024/06/14 16:26:29 | |
トラックバック(0) |
バイクでお出かけ | 日記