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Danny Wongのブログ一覧

2024年08月22日 イイね!

ドゥカティ・スクランブラー=ポップなシティコミューターは本当か?

ドゥカティ・スクランブラー=ポップなシティコミューターは本当か?お盆が終わってから少し涼しい日が続きますね。

太陽が照ってる日も雨降りの日も出かけるのはきついので、曇天のタイミングがチャンス。太陽と雨雲の間隙を縫って出動だ!

午後3時。一仕事終わってぽっかり空いた時間。
ここ数日、夕方には決まって雷雨予報なので、不安定な大気バランスが崩れる前にささっと出撃す。

箱根は大観山まで一回り、往復1時間強の小トリップ。近くてほんとありがたい。最近はここばっかで、ほんとは遠出したい欲求が積もりまくりだけど、まあしゃーないですね。





さてさてこのドゥカティスクランブラー。
個人的にはめちゃ気に入って乗ってるけど、実際のところこのバイクのメインターゲットって誰なんだろう?と問われると、正直よくわからない。

昨年発売された現行の”Next Gen”スクランブラーシリーズは、カラフルでポップなノリの宣伝でいかにも若者が都会でオシャレに足に使うシティ・ランアバウトといったイメージを狙ってることがわかる。

でもこと日本市場においてはほんとにそのポジショニングでいいのかなあ、という気がしないでもない。

だって、日本にはもっと優秀でそこそこオシャレな125ccや250ccクラスのアーバンコミューターがいっぱいあるじゃないですか。

あえて140万円以上払って、15,000kmごとにデスモ調整しなきゃいけない外車を都会の足バイクとして買うには、説得力が弱い気がするんだな。おまけに股下灼熱だし。

かと言って趣味性が高かったり所有欲を満たしてくれるかというと・・・特に新型は先代よりプラスチック感もより増えてる感じだし、操作系の品質感も高くはないから、あんまり工芸品としての満足感はないのよね。良くも悪くもポップなオモチャ的な存在感なんですよ。

そこさえ目をつぶっちゃえば、こいつは山道(それも舗装のやや荒れた酷道ぎみの道)を、大人の抑制を効かせながらキビキビ走ってるのがいちばん楽しい。一方でそのキビキビ感を街中でやろうとすると、交通の流れとのズレが出てたぶん危ない。

それなりに売れてるみたいだけど、あえて主要購買層を想像するならば、たぶん元々ドゥカ乗りのおっさんたちがセカンドバイクとして買ってるケースが多数派と見た。立派だけど長くて持て余す本差しの日本刀が武士のプライドの象徴だとしたら、こっちは小振りで取り回しのいい脇差しみたいなもんだ。


2024年08月14日 イイね!

情熱と排熱のあいだ

情熱と排熱のあいだはたして私にこのクルマを批評する権利はあるのだろうか。

コロナの最中、家族で楽しくドライブを楽しめるオープンカーが欲しかったのと、一度は現代のアバルトを体験してみたかったというのもあって、サードカー的位置づけで左ハンドルのマニュアル車カブリオレモデル(595cトゥーリズモ)を衝動買い。

ここから先は、ほんとに好みの問題でしかないですが、私は機械的に信頼しきれないところがストレスになってあんまり性に合わなかった。それに、実用車も純スポーツカーも所有していたので、立ち位置が微妙で出番もあまりなかった。そんなわけで1万キロ未満で売却することに。

気になったのは、熱。
小さいボディに不釣り合いなパワフルエンジンを載せてることがアバルトの魅力ではあるんだけど、始動5分でボンネットの表面で目玉焼きが焼けそうなくらい熱が入るのを目視できるくらい。「ああ、このクルマはずいぶん無理した設計なんだなあ」と思ってしまった。

オーバーヒートで止まっちゃうわけではない(少なくともその経験はない)が、小型ハッチならではの下駄として振り回せる気軽さが薄まって、繊細なスポーツカー的要素のほうが増えてしまった感じ。天候問わずガンガン乗ってほしいのか、ピカピカに磨いて愛でてほしいのか、決め兼ねるクルマだった。

だから個人的には素のフィアット500cのほうが買いだったかも。

実用性と速さと趣味性を兼ねたホットハッチ。依然としてアバルトが若者にとっての魅力的な選択肢であることに変わりはないんだけども、ようするに私がもう歳を取って、そんな熱くなるクルマに惹かれるようなライフステージを通り過ぎてしまったということなんだろう。さみしいなあ。
Posted at 2024/08/14 15:12:39 | コメント(0) | クルマレビュー
2024年08月07日 イイね!

気持ちよさのエンジニアリング

気持ちよさのエンジニアリング最初にA110が発表されたとき、名車の名を冠し昔のスタイルをオマージュする懐古主義に、私はやや懐疑的でした。ああ、また過去の遺産にすがるこのパターンかい、と。ルノー・スポールじゃいかんのかい、と。

しかし発売から数年経った今しっかり味わってみると、この車が単なるレトロブームの産物ではなく、A110を本気で現代解釈したんだなあ、と気づきます。

走っているときの操作感、そして安心感が、昔のA110にそこかしら似ているんですよ。

私の知っている旧A110というのは、私の父が30年乗っている、最後期型でリアがダブルウィッシュボーンの「1600SC」ですが、あの軽さと安定感を高度に両立した乗り味によく似ている。

そしてエンジン音も明らかに旧A110の、パンチの効いたゴロゴロ音を意識してサウンドチューニングされているように思います。

A110に乗ってみて、もうひとつ類似性を感じるのが実はマツダ・ロードスター。

A110は、スペックだけじゃなく「気持ちよさ」のエンジニアリングにすごく力を入れている感じがするんですよ。

それも、イタリア物(というかアルファ)みたいに天才デザイナーの直感やセンス頼りにエイヤッと味付ける感じではなく、エンジニアとテストドライバーがしっかりコミュニケーションを取りながら科学的に計算し、煮詰めている感じ。

さっき述べた耳に届くエンジン音にはじまり、ステアリングを切ったときの手応え、ロールの感触、ターンするときのドライバーの三半規管に感じる回転感覚など、いろんなことが気持ちいい。いや、気持ちよく感じさせるよう、人間工学的に計算しているように見受けられます。あくまで想像ですが。

マツダ・ロードスターも、初代ユーノスの時代からそういう「体感性能」に真剣に取り組んだスポーツカーでした。そんな姿勢との類似性をアルピーヌにも感じます。

そういった意味で、アルファロメオ4Cが「ミニ・フェラーリ」だとしたら、A110は「ゴージャス・ミアータ」だなあと思うわけです。
Posted at 2024/08/07 16:44:37 | コメント(0) | クルマレビュー
2024年08月06日 イイね!

めくるめく世界情勢と株価崩壊から逃れて走り出したい

めくるめく世界情勢と株価崩壊から逃れて走り出したい日本中、いや世界中が、次々に押し寄せる世の中のワケわからん波に振り回される夏でございます。

トランプが暗殺を生き延びて勢いに乗ったと思ったらハリスが候補になって一気に話題をかっさらったり。

かつて経験したことのないほどの痛みを伴う暑さで、誰もが「来年以降はもっとやばくなるんじゃね?」と心に思いつつも恐ろしすぎて口に出せなかったり。

円安トレンドが一気に逆転したと同時に株価が急降下したり。

成績以上にキャラ立ちで注目を集めたおいしいアスリートが何人も登場したり。

私といえば、予定の入っていない日のすきま時間にバイクに乗って出かけようとするも、あまりの暑さにウェアに着替える気すら起こらないまま、けっきょく大人しく出社してしまうという体たらくぶり。

なんだか疲れるよね。
でも、がんばって乗らなあかんのよ。
乗れば気が晴れるから。
世の中の乱高下に疲れた精神が癒やされるから。

今日は天気予報はくもり、そして一時雷雨の可能性。
ふつうだったら出かけたくない天気だけど、この夏はこんな日しか出かけられない。
太陽のいない隙を狙って乗るしかない。

20年くらい前だったら、ライダーに「夏と冬、どっちが好き?」と聞いたら答えが2つに分かれたもんだ。
でも今や冬は電熱装備や保温下着で快適になった一方、夏バイクの危険性はどんどん悪化してるよね。

そんな中で意を決して出発。バイクはトライアンフを選択。ドゥカティは暑いからイヤ。
渋滞には絶対ハマりたくない。信号待ちすら最小限にしたい。
そうなるともう近所の箱根しかない。

さくっと走ってさくっとたどり着いた大観山は、閑散としてた。
私と同じこと考えたライダーが少しはいるかと思ったけど、そうでもなかった。
ま、そりゃ平日だものね。
気温は25度から29度くらい。まだ地上にこんな場所が残ってたんだ、と大げさに感動する。



こんな夏は、気楽に生きるしかないね。
ハリー・ポッターの1作目に出てくる、秘密の入口を守るでかい犬、なんて言ったっけ。そうそう、ケルベロスだ。
私の予定帳で8月の空いてるとこは、ケルベロスのようにワンワン吠えて死守します。これ以上、時間ドロボウどもの好きにはさせん。
Posted at 2024/08/06 17:44:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | バイクでお出かけ | 日記

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「富士トリコローレの話から、ぼっちにとってのミーティングの話へ http://cvw.jp/b/2933928/48693418/
何シテル?   10/04 19:24
買っちゃったもの、欲しいもの、これから欲しくなりそうなもの、車やバイクで行ったところ、などについて書いていきます。趣味が合いそうでしたらどうぞご自由にフォローし...
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