オルタネーターVベルト、リブベルト化　その2

コンプレッサー側下部ブラケットは、変換キットのものが使えません。
そこでAZ-1の部品を加工することにします。
オフセット後、赤丸の位置にボルトが来ますので、約4mmほど穴を広げます。

そしてエンジンに取り付ける際、赤い部分にスペーサーを差込み、ボルトと共締めします。
スペーサーと言っても、ただのワッシャーですが。
厚みについては、後述します。

コンプレッサー側上部ブラケットは、コンプレッサーとの間に下部ブラケットに使った物と同じワッシャーを挟んでオフセットさせます。
ボルトもオフセット分長い物に交換してください。

下部ブラケット取り付け、コンプレッサー取り付け、Vベルト張り。

クランクプーリーがAZ-1の物より小径なため、Vベルトも変える必要があります。
REMF1290T　に変更しました。
ただこれだと結構はめるのがきつくてね・・・
旧型ブラケットならREMF1295Tでもいけるかもしれません。
新型ブラケットだと調整範囲が狭くなっているので、調整しろが厳しいかも・・・

全てを組み付けた所の写真です。

で、オフセットさせるためのワッシャーの厚みについてなのですが、やはり個体差がありまして、現段階ではこれと呼べる数値がありません。
下取りに出したエンジンでは、2mm厚を2枚（計4mm）でしたが、写真のエンジンでは、2mm厚+3.2mm厚（計5.2mm）が必要でした。

追記
違った形で同様の加工にチャレンジした方と話していたのですが、オフセット量は5mmが当りみたいですね。

車載状態での、オルタネーター側の写真。

車載状態での、コンプレッサー側の写真。

まとめ
現段階で100kmほど走ってみましたが、特に問題は出ておりません。
この変更を行うことで発生するネガな部分は次の2点あります。
・クランクプーリが重くなる為、レスポンスに影響が出るかもしれない。
・F5Aクランクプーリーを使用したときの様にプーリーが小径となるため、エアコンの効きが落ちる可能性がある。

個人的感想
ぶっちゃけ変換キットで使うのは、プーリー2個だけなんですよね。
これらが単品で出ないのが残念な所。
ジュラルミンプーリーを作っている所とコラボして、プーリーを準備し、ブラケットはAZ-1純正部品を加工。
あとはベルト、ワッシャー、ボルトを付ければ、変換キットとして商品になりそうだね（笑