2019年05月15日
EDFC ACTIVE PRO セッティング暗闇からの脱出の手がかり その2
その2 <初期設定 基準段数の選択>
初期設定でこの基準段数の選択も、どうしていいか途方に暮れるもののひとつである。
そもそも「基準段数」とは何かがよくわからない。
◆基準段数とは、車が水平な地面の上で止まっているときの減衰、
あるいは、GセンサーやGPS速度センサーによる自動調整を
何も行っていない減衰と言える。
その段数を基準にして、-64 ~ +64までの調整値を
たとえは、基準段数を64と設定し、
速度制御で40km/hの調整値として-4を入力し、
その速度で走行すると60段となる。
(加減速Gも旋回Gもかかっていなければ)
◆この基準段数の選びの考え方には、いくつかあるから悩ましい。
たとえば、TEINの公表しているデモカーのセッティングでは、
この基準段数はすべて前後とも「64」となっている。
64というのは、一番減衰力の弱い段数、一番柔らかい段数である。
その一番柔らかい段数を基準として、
Gの値や速度に応じてマイナスの数値を入れ、硬くするというもの。
これの逆もできる。基準段数を0にしておいてプラス数値を入れることも。
そしてどこか中間値を基準段数としてそこにマイナスあるいはプラス数値をいれることもできる。
では、どれがいいのか?
一番考えやすいのは64を基準段数としておき、
状況に応じてマイナス数値を入れる。すなわち硬くするというものだと思う。
車が止まっている時、一番柔らかく、
速度が上がったり、加速、減速している時や旋回している時に
硬くするというのが考えやすい。
だからセッティングの入り口としては基準段数64がいいかもしれない。
ただ、私はこれまでの経験から64は、あまりよくないと思う。
理由は、FLEX Zのストリート仕様として使える減衰の幅にある。
スイスポとの相性では、64~50ぐらいの範囲は
どの走行シーンをイメージしても使いたいとは思えない。
あまりにもふわふわして、いつまでも、そしていつも揺れている。
64を基準値とすると、必然的にその範囲を使用してしまうことになる。
TEINの公開する32S用のセッティングが「ふにゃ足」なのはこれが原因である。
では、それを基準段数を上げて使えばいいのではないか?
その疑問に対しては、次回以降に答えたいと思う。
ということで、私は中間値を基準段数とすることにしている。
そして、その中間値の決め方は、
私の場合
「生活道路を定速で走行するのに一番ネガティブを感じない段数」としている。
◆基準段数は前後同じがいいのか?
これも考え方、アプローチの仕方が2通りある。
・基準段数を同じにしておいて、速度制御で段数に差をつける。
・基準段数で差をつけて、速度制御では差をつけない、あるいはさらに差を変化させる。
では、そもそも前後の差は必要なのか?
私は「状況に応じて必要だ。」と判断し、さらにその差を変化させている。
スイスポの前後荷重は64:36、すなわちおよそ1.8倍もフロントが重い。
そして駆動はフロントであるので、リアは基本的にふらふらする。
この数字を見ただけでもリアの接地感を高める必要があることがわかる。
(ちなみにFLEX Z のバネレートはフロント5.0 リア3.5、およそ1.4倍フロントが硬い。)
路面の状況に応じて前後の段数を最適化することで直進時の接地感が高まり、
車の姿勢は安定し、荒れた路面でもそんなに大きな衝撃を感じずに走ることができる。
この前後差を決める際に必要なことは、
前回述べた「64分の1を体感」することと
「減衰力とは何か?」
あるいは「ショックアブソーバー、ダンパーとは何か?」
などの基本的な理解である。
理解があれば、「砂浜から1粒の砂を探す」から
「砂場から」あるいは「ボール一杯の砂の中から」と
探す範囲はどんどん小さくなる。
いくら体感を研ぎ澄ませても
理解がなければ「砂浜」の面積は小さくならない。
セッティングを決めるための
ふたつ目のキーワードは「理解」である。
次回は、加減速Gと旋回Gの設定について
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EDFC ACTIVE PRO セッティング | 日記
Posted at
2019/05/15 17:03:35
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