
注文しておいたガソリンタンクフィラーキャップが届いたとのことでマセラティ杉並にパーツを取りに向かいました。
クワトロポルテ乗り始めて7年目になりますが初めてのマセラティディーラー訪問。いつも車検や整備は所沢のMPIにお世話になっているし、私のような底辺のマセラティユーザーにはなんとなく敷居が高いというか、足元見られそうで嫌だなぁという先入観がありまして、ディーラーには行ったことなかったんですよ。当初はMPIで取り寄せてもらおうと思ったんですが、送料かかるから直接取りに行くのが割安だよということで、いざ出陣。
斜向かいにあるローソンでトイレを済ませて、そこで買ったフルーツ紅茶ひと口飲んで気持ちを落ち着かせて、エントランスに乗り入れます。だっていきなり初見でトイレ借りるのも恥ずかしいですから😄
駐車場入るとずらっとマセラティが停めてあります。空いているところに車を置くと、受付のお姉さんがお出迎えに来てくれました。
店内に案内され
白のオシャレなチェアーに腰掛けると
お姉さんが飲み物を聞いてきたので、さっきローソンでペットボトル買ったのに、同じくアイスティーをオーダーする。
待っている間、店内を物色しました。
店内の車はギブリやレバンテが中心でしたが、とうの昔に生産を終了したグランツーリスモスポーツが展示されていました。
聞けば、中古車だということですが、新車のように綺麗な車でした。やっぱりグランツーリスモ、かっこいいなぁ。今のマセラティにはないこのノーズの低さがたまらん。
高そうなホイールやらブレーキキャリパーが飾ってあります。
これは商談する部屋ですかね。
レザーのサンプル等が展示されています。
しばらくしてお姉さんが飲み物を持ってきてくれました。アイスティーと一緒にクッキーも付いてきました。
アイスティーを飲んでいると若い営業さんが名刺を持って現れて、最初にお会計を求められ、支払いは現金かカードかを聞かれたのでカードでお願いしますと言ってクレジットカードを渡しました。
会計が済んだ後、注文の品を持ってきてくれて、すかさず中身を確認されますかと聞いてきたので、すぐ使うので開けちゃっていいですよと私。
マセラティの純正部品の箱に二重包装でフィラーキャップが入っていました。
今つけて行かれますかと聞かれたので、できるならお願いしたいと伝え、車のところに行って取り付けてもらう。
このゴムの紐を引っ掛ける場所がおそらくフュエールリッドの筈だが紐の先端に付いた鋲のようなものを挿入する穴が見つからず、他のスタッフに確認し、調べてもらったところ、引っ掛ける場所の形状は2種類あるらしく、私のはその鋲のような突起に連結されている輪っかを外してリッドのフックに引っ掛ける仕様でした。
取説もないので自分で付けようとしても上手くいかなかったかもしれません。付けてもらえてよかったです。
取り付け後はこんな感じ。
待っている間、外に駐車してあるマセラティを物色していたら、試乗もできますよと。なんとありがたい、新車のマセラティに試乗できるのか。
折角ここまできたので試乗させていただくことにした。遠慮なく試乗車の中でいちばん高価で速そうなクワトロポルテトロフィオを指名。
万が一の事故の際に車両保険の免責が発生することを承諾する等の誓約書を書かされて、免許証のコピーを取られて待っていたら、トロフィオが現れました。
全長5.27メータ、全幅1.95メータと先代のクワトロポルテて比べてもかなり大柄なボディですが、ブラックメタリックなのでさほど大きく見えませんでした。
マセラティのアイデンティティとも言えるサイドの3連ダクトの縁がレッドになっているのがトロフィオの証。その上にトロフィオのバッジも付いてますが、個人的にいかにもなバッジは付いてない方が好みかなぁ。
クワトロポルテの最上級グレードで唯一のV8エンジン搭載車。試乗車らしくオプション満載で、バウワーズ&ウィルキンスのオーディオやレザーとカーボンのインパネ、カーボンのパドルシフトが目に入りました。レザーは触り心地も上質ながら先代のようにポルトローナフラウ社製ではないのかなぁ。レザーの香りもそんなに誇張してない感じでした。個人的にはイタリアンレザーのキツイくらいのタンニン臭が好きなので、ちょっと物足りない感じですが、大多数の日本人にはこの方が好まれるのでしょう。
ドライビングポジションを合わせて出発です。若い営業さんに隣に乗ってもらって道案内していただきました。
トロフィオは3.9リッターV8ツインターボエンジンを搭載。このエンジンはフェラーリ488GTBやポルトフィーノなどに搭載されるエンジンをデチューンしたもので、マセラティのマークが付いているものの中身はフェラーリというのは先代のクワトロポルテと一緒で好感が持てます。
スーパーカーのMC20はマセラティ自社製のV6ツインターボ、通称ネッチューノですし、これからのニューモデルはEVにシフトしていくようなので、最後のフェラーリエンジン搭載のマセラティですね。
レブカウンターを見るからにターボエンジンなのに7,000回転まで回るそうで。実際の試乗は市街地ということもあり2,000回転ぐらいしか回せなくフェラーリエンジンの官能的なサウンドに酔いしれることは叶いませんでした。
でもターボだけあって下からのトルクが十分すぎて、これなら回さなくても速く走れてしまいますね。
ステアリングも先代より明らかに軽く、重い車重にも関わらず、ブレーキもドイツ車のようにしっかり効きます。この点は見た目の割に頼りなく、強く踏みすぎてしまい、最後カックンとなる先代とは大違いですね。乗り心地もバネ下のバタつきが殆どなく、これぞ高級車の乗り心地といえるものでした。私のクワトロポルテは過走行でダンパーがへたっているからかもしれませんが、とてもFセグメントの高級車の乗り心地とは言えないレベルです。でも運転してる分には楽しいから、そんなことはどうでもいいですが。
10分、15分ぐらいの短い試乗でしたが、文句の付け所のない素晴らしい車だと思いました。そりゃあオプション込みで2500万円ほどするお車ですから、素晴らしいのは当たり前ですかね。
聞けば営業さんは今年入社の新人さんで今時の若い子にしては珍しく車が大好きで、自分もお金貯めて外車に乗りたいと言っていました。40代にして初めて中古のマセラティに乗れた私からすると若くしてこんな高価な車と日々接することができて羨ましいなぁと思う反面、もっと色々な車を経験してマセラティの本当の良さをお客さんに伝えられるようになってほしいなぁと余計なお世話ともいえる感情を抱いたのでした。
マセラティ杉並さん、こんな高価な車を運転させてもらうという貴重な体験をありがとうございました。
試乗後、自分のクワトロポルテに乗り換えてガッカリするかなぁと思いきや、いや、これはこれで素晴らしい。こんな楽しいFセグメントのセダンは他にはないなぁと自画自賛したのでした。M139クワトロポルテ最高です❗️
おしまい
Posted at 2022/08/07 23:14:59 | |
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