
ULTRAのシフトインジケータを
装着して、なんとか使いこなそうと
調整を試みているのですが、
どう頑張っても4速と5速の区別を
させることが困難です。
その問題をきっかけに、V36のギア比に
ついて調べてみたのですが、
なかなか面白いことがわかりました。
今日は、V36の変速比が
どのように設計されているかについて
考えてみたいと思います。
写真にのせたグラフは、
●トヨタ マークX 300G
●レクサス IS350
●BMW330i M-Sport
●日産 スカイライン 350GT
●日産 スカイライン 250GT
の、変速比を比較したものです。
横軸は、各ギアの変速比×最終減速比ですので、
(たぶん)タイヤを1回転するに必要なエンジン回転数を表しています。
右に行くほどローギアです。なお、横軸の目盛りは、対数でとっていますので、
グラフ用紙上で6cmが2倍に相当します。
計算の元データは、「スカイラインのすべて」という本の
23ページの表からとりました。
さて、よくスカイラインが攻撃されるのは、他のライバルが6速なのに対し、
スカイラインは5速であるということです。ところが、これを見てもわかる
とおり、スカイラインの変速機の特徴は、5速しかないということよりは、
その5速の位置をかなり不等間隔に置いているところにあることがわかります。
1,2,3,4速を、ほぼ等間隔においたあと、5速を、4速とほとんど
かわらないところに置いています。まるで、「5速ですら多すぎるよ、4.5速
で十分だよ」といわんばかりです。ここまで偏った配置にするのですから、
何か設計者の強い意志があるのでしょう。
いったい何を狙っているのでしょうか?
私なりに、いくつか推察してみました。
(1)とにかく高回転で特徴の出せるエンジンだから、それを味わってもらう
ために、5速をあえてローギアにして、高速走行でも(シフトダウンする
ことなく)常に力強い走行ができるようにした。
→ 元々は、5速めは、BMW330iの6速の位置に置く予定だったが、
テストしてみると、なんともつまらない走りになってしまったので、
あえて、5速をローギアがわに思い切ってずらした。
(2)5速をローギアにしたというよりは、思い切って4速をハイギアにした
のである。すなわち、混んだ街中で40km以下で走るときには、
4速にシフトアップさせずに、3速固定で走ることを狙っている。
→ 元々は、4速はIS350の4速のあたりにあった。ところが
テストしてみると、街中の走行での4速へのシフトアップがトキメキを
疎外していることがわかり、4速を高いほうへ遠ざけた。
いずれにしても、シフトインジケータで観察していると、私がATモードで
走るかぎりでは、ドライブの大部分の時間、3速と5速で走っています。
1速、2速、4速は、それらにスムースに入れるための脇役といった形です。
3速5速をメインにする、という割り切り型の発想なのかもしれません。
上の推察がどこまで当たっているかわかりませんが、
この思い切った不等間隔のギア比が、「運転して楽しい」という
気持ちをもたらす原因のひとつになっているのではないでしょうか?
このグラフをご覧になったみなさんは、どうお考えになるでしょうか。
Posted at 2007/07/16 06:01:34 | |
トラックバック(1) |
V36 | 日記