
ブローオフバルブについてからウェストゲートの話題が出たのでさらに個人的な資料として公開σ(^_^;)アセアセ...
見ても個人的な意見がほとんどなので間違っていたら教えてくださいm(_ _"m)ペコリ
手元にある資料から結論を言うとブローオフバルブとウェストゲートはまったくの別物です。
まあ一部似た様な機能がある為、前回のプログで説明をいれていますσ(^_^;)
すいません!分かりにくい説明で・・・・・・(゜_゜i)タラー・・
「ブローオフバルブ」
ブローオフバルブがついている理由は呼んで字のごとく,タービンブローを防ぐためです。
タービンにて過給した空気がアクセルをオフしてスロットルが閉じたときに逃げ場の無くなった空気がタービン側に逆流しないように排出する装置です。
(逆流することでタービンブレードに負荷が掛かりタービンへダメージを与えます)
(ちょっと詳しく言うとターボチャージャーの循環風量の減少が起き、極端になるとサージングが起きる)
画像見ていただければ分かりますが構造上スロットが閉じたら圧縮された空気の抜け道がないですよね!?
純正では「リサキュレーションバルブ」と呼ぶみたいです。
*リサキュレーションバルブ(純正) = ブローオフバルブ(社外品)
名称の違いか?整備書ではリサキュレーションバルブと書いてました。
機能として同じのようです!
ではなぜ大気開放がダメかというと逆流したものに少なからず未燃焼ガスが含まれるためです。
あと、やはりエアフロの検知にも少なからず影響するようです。
アクセルオフ時にリリースした圧縮空気がタービンへ戻ることでエアフロは空気量を適正に検知しますが大気開放だとアクセルオフにもかかわらず空気が吸入されていると値が出ます。
場合によりエンジンストールの原因にもなるようです。
T○MEIさんの手元にある資料を参考にしています。
それを自分なりに記載してみました。
「ウエストゲート(バルブ)」
ウエストゲートとはウゲェ~(゜口゜;)という音を伴うものです(笑)
ブースト圧が上がり過ぎないように排気ガスをバイパスするゲート(バルブ)です。
ターボ車は排気ガスの排圧を利用してタービンを回し同軸線上にあるコンプレッサーで吸気を圧縮します。
このことから排圧が増えれば吸気のブースト圧が上がりますが、タービンには回転上限がありそれを超えると壊れます。
その為に増えすぎた排圧を逃がす必要が出てきます、それで必要になってくるのがウエストゲートです。
ウエストゲートはその性質上大排気量のハイブースト仕様のチューニングカーに用いられますが大体はバイパスした排ガスをそのまま垂れ流します、もちろん違法で車検不可ですが最近は環境を考えて触媒前で合流させたり、別触媒を用いて浄化します。
純正ではウエストゲートは用いられずアクチュエーター式スイングバルブを用いてます。タービンに付随する形で付いていて、アクチュエーターのロッドにリンクしてある軸を通してタービン内部のブレードの横にあるスイングバルブを使って排ガスをバイパスさせます。純正のようなブースト圧の場合ではスイングバルブでも圧を逃がしきれるので採用されています。
追記~
すいません!
似た機能のところ記載してませんでしたσ(^_^;)アセアセ...
機能として一部似ているのはブースト安定という事でブローオフが一部車種で一定圧かかるとリリースするようです。
その為、ブーストあげた場合にハイブーストかからない場合があるものがあります。
リリースする為、一定圧がかかるとバルブが開きます。
高ブースト時にその一定圧を超える場合がありそこで吸気の一部が漏れる為に安定しない事があります。
その一部車種がオーバーシュートしないように機能しているためです。
*どれ?といわれても分かりません!説明にそう書いてありました( ̄_ ̄ i)
オーバーシュート=ブースト値が設定値以上に上がる事
ブローオフバルブとウエストゲートがブースト制御部分ということで一部分で似ているということで記載しました。
基本上記の通りですがブースト制御が吸気・排気でトータル制御しないと安定しないということもあり記載しています。
ブローオフバルブは図でも説明しているとおり吸気側で機能しています。
ウエストゲートはブローオフバルブを排気側につけたような感じで排気を制御します。
ウエストゲートがなぜブースト安定するといわれるのはその排気制御の観点から言われています。
ウエストゲート式はほとんどが社外タービンになります。
設定馬力が高いということもありどうしても風量が増えると排気も増える。
タービンが排気を使用していることからどこかで排気を逃がし一定圧に制御する必要があります。
その為の制御方式がウエストゲート式とアクチュエーター式があります。
排気のバイパス量はアクチュエーター式では限界があります。
なので高風量!ハイパワーに対応しているタービンではウエストゲート式が採用されます。
今回、いい機会でしたので調べてみてひとついい勉強しました(笑)