現行型5AA-GUE, mild hybrid e-boxer(2.0L), AWD, SP SPORT MAXX 050 (215/50/R17)
代車でお借りしたGU-type Aです。ホイールから一番上のグレードのST-Hだと思います。
普段がVMG 2.0L レヴォーグなので、始めは加速がかなりマイルドに感じられましたが、乗っているうちに車の性質が把握出来てきて、楽しくなってきました。結局、高速含めて結構運転してしまいました。
全体の印象はクロストレックと一緒です。エクステリアの全体のデザインはいいと思いますし、リアもかっこいいと思います。ただ、フロントグリルのデザインだけは好みではないです。クロストレックと一緒でも良かったんじゃないかと思います。内装はほどほどですね。気になったのはシートのファブリック素材(ジャージ)。服の生地によってはちょっと滑りやすく感じました。あと、ドア内側の上面のかなりの部分が灰色の布張りになっているのも気になりました。ハードプラよりはいいかもしれませんが、ちょっと味気なくて浮いている感じです。
足回りは柔らかくはないですが、SGPで上質な乗り味です。ここは先代から変わらずといった感じ。ハンドルはなぜかクロストレックよりも重く感じましたが、そのせいか安定感は抜群でした。
エンジンパワーは107kW(145PS)/188N·m(19.2kgf·m)に、モーターが10kW(13.6PS)/65N·m(6.6kgf·m)です。モーターアシストがあるので踏み込んで最初の一瞬の加速は良いですが、その後の伸びはほどほどで、60km/hまで加速すると、加速は鈍ってきます。Sモードだと30km/h以上では2000rpmを維持してくれて加速も鋭くはなりますが、低速から踏み込んだ場合、60km/hくらいで加速が鈍るのはiモードと一緒ですね。最初はこの点にすこし萎えたのですが、マニュアルモードにしてみたら結構面白かったです。
先代はパドルでシフトダウンしても、みゅい~んという感じでなかなか反応してくれなかったのですが、現行型はそこまで反応が遅くなく、水平対向エンジンで振動が少ないので高回転もいい感じです。絶対的なパワーはないですが、回転数を維持してアクセルコントロールをしていくとそれなりに楽しいです。ボディ剛性や足回りはかなりしっかりしているので、高速のカーブとかも安心して踏み込める感じで、好印象でした。
静粛性はかなり良く、高速でも静かでした。ただ、たまにロードノイズが結構大き目に入ってくるときがありました。タイヤのせいですかね。この車の乗り味なら、もう少し静かなタイヤのほうがいいように思います。
縦長のセンターモニターの横幅が狭いのは相変わらず気になります。あと上部インフォメーションバーの平均燃費表示は、ドライバーモニタリングシステムに登録しないと表示されないようですが。。。通算燃費も計測されないということですかねえ。そんなに知られたくないのでしょうか?(笑)
あと、ハイブリッド車なので当然かもしれませんが、e-boxer搭載車ではアイドリングストップの解除ができません。信号待ちの際にエンジンがかかったり止まったりするのは結構気になります。
最小回転半径は5.3mのはずなのですが、車高の違いか、クロストレックよりも取り回しが悪く感じられ、駐車しにくかったです。慣れてないだけかもしれませんが、カメラのモニター表示は必須でした。
車両本体価格は337万で、乗り出しは400万前後になると思うので、正直もう少しだけパワーが欲しいですし、内装の質感も上げて欲しいかなとは思いました。ただ、街中での加速は充分以上ですし、乗り味は上質かと思います。CVTの制御も特に気になるようなことはありませんでしたし。SGP採用車全般に言えると思いますが、振動が少なく安定していて、メーターよりもスピードが出てないように感じられます。パワーに比べて明らかに車体剛性や足回りが勝っています。単純にスピードを出して楽しむという面では少し物足りないかもしれませんが、運転していて安心感がありますし、その安心感ゆえに運転が楽しく感じる面があります。
ちなみに燃費は満タン法で10.7km/Lでした。結構アクセルを踏み込んだ時もあったので、そこそこかなあと思ったのですが、他社に比べるとそんなことはないですよね。スバル燃費に慣れすぎかも。
Posted at 2025/03/03 00:13:03 | |
トラックバック(0) |
試乗 | クルマ