2010年05月10日
蓮舫議員の活躍で話題の“事業仕分け”がTV各局に波及している。10年3月期の連結業績見通しは日本テレビ、テレビ朝日、テレビ東京の3社がやっと黒字になったが、来期は地デジも始まるため、民放の赤字化が懸念され、今年10月の改編に向け早くも芸能人の“仕分け”が行われている。
現在、各キー局で“仕分け査定”の名のもとでどんなリストラが行われているのか。
「番組プロデューサーの任務は、ギャラに見合った視聴率が取れないタレントを責任を持ってリストラすること。これができなければプロデューサーの首が飛ぶ」(事情通)
今のところ、各局で名前が挙がるのが、みのもんた、ビートたけし、所ジョージの3人。この3人はギャラが高い。ゴールデン・プライムで1本200万~300万円。所属事務所の本音は金額を下げたいが、それぞれプライドがあるから下げられないのだという。
次に名前が出るのが、レギュラーも多いが打ち切りも多い爆笑問題。秋以降、レギュラーはNHKだけになるのではとの声まで上がっている。さらに、フジの情報番組が春で打ち切られた林家正蔵、磯野貴理、和田アキ子、ビビる大木らの名前も取りざたされている。
キャスターも例外ではない。テレ朝では「報道ステーション」の古舘伊知郎の年間4億円以上といわれるギャラが問題視され、“仕分け化”に動きそうな雲行きだ。
もっとも、厳しい仕分け査定をかいくぐっているタレントもいる。
「一番は“遅れてやってきた新人”といわれている池上彰です。ギャラが安く、視聴率も取れるのでオファーが殺到。次がマツコ・デラックス、東京に進出した宮根誠司、キャスター業が板についてきた加藤浩次です」(テレビ関係者)
テレビ界の10月危機は果たしてどうなる?
(日刊ゲンダイ2010年5月7日掲載)
Posted at 2010/05/10 14:05:30 |
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