一昔前は、中国人にとって車は高級品で、一部のお金持ちしか持てないものだったそうなのだが、今はマイカーブーム。
新車登録台数が、2千万台/年を超える勢いだそうだ。
「とは、言っても中国は、人口13億人。まだまだ、65人に一台の割合では?」
というのは間違いで、この車が都市部に集中するので、渋滞、公害が凄い事になっているそうだ。
北京などは本当に渋滞が酷くて、朝、晩などは、全く流れず、ほぼ止まってしまうらしい。
政府としても、新規登録を規制する方向との事。
ちなみに上海の場合は、ナンバー登録代が、7万元(約100万円)だそうで、安い車ならば車の値段よりナンバープレートの値段の方が高い事になる。
ちなみにガソリンは、8元(約110円)/lで、日本よりちょっと安い程度。
ラーメン一杯が、10元(約135円)くらいだから、車を持つのは、かなり裕福な層という事になる。
マイカーブームになるのだから、裕福な層がかなり増えている訳だ。
(それだけ貧富の差が有るという事にもなる訳だが。。。)
日本と同じ様に車検制度もあり、毎年車検を受ける必要がある。
車検は、かなり厳しくて、買った時から一切改造してはダメなんだそう。
端的に言うと、車体の色を変えてもダメらしい。
ところが、排気量アップなどは、本来ダメなんだろうけども、分からないのでOKという、なんとも外面だけの取り締まりで中国らしい。
さて、こんなにして手に入れた車なんだから、さぞかし大事にするだろうと思うのだが、日本人の感覚からすると、とても大事にしている様には思えない。
高級車っぽい車も沢山走っているのだが、中国人は、洗車という言葉を知らないのかと思えるくらい、どの車も皆汚れている。
下の写真、分かるだうか?
乗っているタクシー自体の窓ガラスが汚い為に、写真が鮮明に取れていないのだが、折角の黒の高級車が台無しだ。ほぼ全部の車が、こんな感じである。びっくりするくらい、全部の車が汚い。
綺麗な車を探す方が難しい。
中国人にとって車は、ただの道具でしかなんだなと感じるのである。
と言うか、日本人の様に、ものに執着する様な感性がないんだろうなと。
だから大事にしない。メンテしない。
車を毎週洗車して、自分の車を見てうっとりなんて感覚は、きっと分からないんだろうなぁ。
Posted at 2012/10/21 01:57:48 | |
トラックバック(0) |
ふと思った | 日記