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ますたぁ77のブログ一覧

2022年07月06日 イイね!

【私見】佇まいとしての人馬一体

【私見】佇まいとしての人馬一体今は亡きみん友さんが「インテリアはエクステリア」と題したブログを書かれていました。
オープンカーに乗るからにはインテリアも見られるのだからインテリアも整理整頓して整然とするべきでは、との提起だったと記憶しています。

拙はこの考えに全く賛同すると共に、加えてオープンカーに於いては乗り手もエクステリアの一部なのではないかと考えているのです。






ある晴れた日、乾いた爽やかな空気が日向では暑さを日陰や木陰では涼しさを感じさせてくれます。
そんな気持ちの良い昼下がりに一台のロードスターが幌を下ろしてさも気持ち良さそうに走っている場面をご想像ください。
そのロードスターには当然オーナーと思しきドライバーがステアリングを握っています。
ロードスターは洗車したばかりで艷やか、ドライバーも笑顔です。
そんなシーンをイメージした時、ドライバーは絵的に車の一部であり、正にインテリアも含めエクステリアの一部になってはいないでしょうか。

その時、オーナーの所作を含めた佇まいは、車への品格を含めた評価の一部になるように思うのです。

極端な例ですが、仮に高級スポーツカーからステテコともも引き、サンダルでドライバーが出てきたとしたら、そのアンバランスさに驚かれたりちょっと引いてしまうことはないでしょうか。

つまりは車、殊にオープンカーでは乗り手がその車の持つ品格にあった所作や佇まいを装うことで、完璧な一枚の絵にもなれば違和感を覚えるようなコミカルな場面にもなってしまうことがあると思うのです。



車の持つ品格はオリジナルは勿論、オーナーが愛情を持ってカスタマイズすることでも一台一台の雰囲気が変わります。
その一台に似つかわしい所作とた佇まいのドライバーとなって、車とドライバーが正に渾然一体となる、これがエクステリアから見る人馬一体なのではないかと思うのでした。

先日の軽井沢ミーティング2022では一つとして同じロードスターはなく、その脇で誇らしげに微笑むオーナーさん達で埋め尽くされていました。
沢山のロードスターとオーナーさん。
そのような中にぽつりポツリと「この車にしてこのオーナーあり」と言わせしめる人馬一体を拝見しました。

拙も愛車の佇まいに相応しいオーナー、ドライバーで在りたいと願うのです。
そのような訳で、少しは小綺麗な身なりを意識して愛車と触れ合いたいと考える拙なのでした。




(実際には、手に油して触れ合うことを想定するので、そんな小洒落た装いなど出来ないのですけどね…。)
Posted at 2022/07/08 04:51:18 | コメント(2) | トラックバック(0) | 私見 | 日記
2022年03月06日 イイね!

【私見】ロードスターに気品を纏わせる事は可能か

【私見】ロードスターに気品を纏わせる事は可能か世に数多ある車たち。
その中にあって「気品」を纏う車は然程多くありません。
自動車評価記事を読み漁っても、「気品漂う」「気品を感ずる」「車から醸し出される気品」等の表現が使われる車はごく僅かです。

「気品」とは、「どことなく感じられる上品さ。けだかい品位。(出典OxfordJanguage)」
ちょっと曖昧な定義に感じます。


では、車にとっての気品とは何なのでしょうか。

記事に「気品」の文字を見掛ける車メーカーは大抵限られていて、英国や伊国の一部の高級車がそれに代表されているように感じます。
それ等のメーカーから輩出された数々の名車の中にも「気品」と評するに相応しい種とそうとは思えない種がある様に思うのは拙だけなのでしょうか。
特に最近世に出てくる車には、気品を感じさせる車が本当に少ない様に感ずるのです。
また、車に気品があってもオーナーに品性がないと、その車も品位が落ちている様に見えるのです。

これ等を踏まえて、拙が思う「気品」とは…。
車の価格では無く、車のデザイン、その車の歴史や伝説、そしてオーナー品格(出で立ち、佇まい、所作等)が渾然一体となって醸し出されるものなのではないか、と考えるのです。



1989.9の誕生以来30余年の歴史を積み重ねてきた我等が溺愛するロードスター。
車業界にオープンスポーツカーの復活と可能性の衝撃を与えた偉業を成し、今も代を重ねて存在が継承されています。

操れば素直な性能と挙動で、「人馬一体」なるフレーズに相応しい存在です。
NAのデザインは、見る者をハッピーにしますし、抑制が効きながらも抑揚があり、グラマラスで流麗な曲線、曲面には美しさすら感じます。
テールランプのデザインはNY現代美術館にも収蔵されました。
時を経てもNAに憧れる方が少なくありません。

…とすれば、あとはオーナーが何処までの品格ある出で立ちや佇まい、所作をもって愛車と接し操れるかではないかと思うのです。

もう少し年月を重ね、いつの日か「このロードスターには気品を感じますね…」そんな言葉を掛けて頂けるような愛車とオーナーになりたいと思う拙なのでした。



(などと言いつつも、時折ヤンチャにそして元気に疾走らせたいと思ってしまう拙なのです。車だけでなく人格も磨かなくては。道程は遠いなぁ…。(汗))



【追伸】
「政治と宗教そして性の話題には触れないことが、上手な人付き合いの上では大切』とイギリスでは言うそうです。

拙も今までこれに倣ってきましたが、昨今のウクライナへのロシア侵攻には胃の腑が締め付けられる思いです。
当の大国トップが愚行を恥じて、振り下ろした拳を一刻も早く収める事を強く強く願うのでした。

(因みにイギリスの方々は、前述のような事をマナーとして仰いながら、パブなどでの話題はもっぱら政治と宗教と性についてばかりなんだそうです)
Posted at 2022/03/06 17:59:50 | コメント(1) | トラックバック(0) | 私見 | 日記
2020年09月30日 イイね!

【再考】CGで美しい車はデザイン可能か





以前のブログで、「CGを使ってデザインされた車に美しさを感じることが出来ない」との主旨を記させて頂きました。

【私見】CGで美しい車はデザイン可能か


此を書いた後、拙はずっとモヤモヤしていました。
CGは、デザイナーが描く手伝いをするだけで、CGがデザインしている訳ではありません。
にも関わらず、CGを使ってデザインされた車に心惹かれないのは何故なのだろうか、と。


これに対する答えを書籍の中から見つける事が出来ました。



書籍「名車を生む力」(いのうえ・こーいち著、二玄社)では、3台の名車が産み出される、その原動力となった方をインタビュー形式で紹介しています。
その3台はトヨタ2000GT、ホンダ初代シビック、そして…マツダユーノスロードスター(!)です。



内容の詳細はお手に取ってご覧頂く事として、この書籍でトヨタ2000GTの章で取り上げられた野崎喩さんは、あの2000GTの美しいデザインをほぼお一人で担当された偉人とも言える方です。

その野崎さんは、章の終わりで21世紀の車のデザインを次のように語っています。(以下、当該書籍より一部抜粋します。)
Q.2000GTはいくら見ても見飽きることがない。それほど美しいクルマ、よくデザインされたクルマが、その後の日本で現れ得ていない現状をどう解するのか。
A.「トヨタ2000GTよりもよくデザインされたクルマがない、と言いましたが、いまはコンピュータもあるし、よほどつくれる環境がある。
コンピュータの力を借りれば、たとえばひとりでもクルマを創ることだってできる。本当ならもっともっと緻密にデザインされたクルマが登場しても不思議はない」
Q.それはコンピュータを使う以前の問題なのではないだろうか。
A.「コンピュータはライスカレーの盛り方を同じにするとか、成分を均一にするとかは考えてくれるけど、味はつくってくれない。アイデアは考えてくれないからね。(中略)…コンピュータのダメな部分だけがそのまま出ている」





拙としては、正に我が意を得たりと言えるコメントです。
CGはあくまでもデザインの手伝いはしますが、デザインそのものを考えてはくれません。
デザインはあくまで人の感性と美意識によって紡ぎ出されるものであり、そのインスピレーションを具象化する支援をするのがCGだと思うのです。
今のデザインは、CGを使うことが主目的になってはいないだろうかと。
カーデザイナーの皆様には、美しさの感性を研ぎ澄ませ、是非とも美しく官能的な車のデザインを創造して頂きたいと拙に願うのでした。




最近の新車情報を賑わせているフェアレディZコンセプト。
発表によれば、ほほこのデザインで確定とのこと。
フェアレディZの系譜にある、名だたる名車たちへのオマージュをそこここに感じます。
かつて憧れたZの面影を好評価する一方で、やはりCGでデザインされたとおぼしき箇所も見え隠れします。
クレイモデラーが、あと少しだけ彫塑すれば、更に綺麗な曲線と曲面のZが姿を表しそうだと思うのは、拙の偏見なのでしょうか。
早く実物を目の当たりにしてみたいと願う拙なのです。


そして、次期ロードスターのデザインが官能的で美しいデザインであることを願わずにはいられない拙なのでした。

(文の一部と画像は、名車を生む力(いのうえ・こーいち著、二玄社)とモーターファン別冊トヨタ2000GTのすべて、Web上から拝借させて頂きました。)
Posted at 2020/09/30 06:11:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | 私見 | 日記
2020年06月30日 イイね!

【私見】NAロードスターはクラシックカーなのか




皆さんは、NAがクラシックカーの領域に入っているとお考えですか?

「英国で一番新しい“旧いクルマ”の雑誌」(2003年英国創刊)のOctane(オクタン)の最新刊の表紙。



記事の中でも「マツダMX-5の30年。今やまぎれもないクラシック」とのタイトルが目に飛び込んできます。



クラシックカーの定義となると諸説ありますので、ここでは割愛いたしますが、国内に未だ12万台が走っている事からすれば、少なくとも「稀少車=クラシックカー」の定義には当て嵌まらないのではと思う次第です。



とは言え、愛するNAが旧車、クラシックカーの仲間入りをするのは、然程遠くない未来の事なのかも知れないと思った拙なのでした。




【追伸】
拙の愛車は剛性アップパーツ取り付けを完了し、試走に出掛ける出番をワクワクしながら車庫で踞っています。
梅雨真っ盛りのこの頃、雨と仕事の間髪をぬって久々の体力測定に出掛けたいとウズウズしているのでした。

(画像は雑誌オクタンから拝借しました。記事にはモザイクをかけさせて頂き、著作権に配慮しましたので、ご了承ください。)
Posted at 2020/06/30 07:29:38 | コメント(1) | トラックバック(0) | 私見 | 日記
2020年05月28日 イイね!

【私見】CGで美しい車はデザイン可能か




皆さんは最近の新車をご覧になって「これは美しいデザインだ」と感嘆することはありますでしょうか。

国産車に限らず昨今の車開発、デザインワークにコンピュータグラフィックス(CG)は最早不可欠と言われています。
広いデザインスタジオも不要ですし、あっという間にデザイン変更も可能です。
そしてデザインに掛けるコスト削減もメーカーにとっては少なからぬメリットがあるものと推察します。

一方でCGは数式化出来る線や面、幾何学的な曲面を作成することは得意のようですが、人の感性に響く曲線や曲面は不得手とお見受けします。
その為か昨今世に輩出される新車達はすべからくガンダムチックで幾何学的。
評論家のコメントも「このような鋭いキャラクターラインは…」と。
中には「この車は美しい!」と評するライターもいますが、残念なことに拙はこれに共感出来たためしがありません。

それは、かつては色気を放つ美しさと評された数多くのスーパースポーツカーメーカーにあっても例外ではありません。

勿論、人の感性は時代と共に移ろっていくものですから、新しいデザインそのものを否定する訳ではありません。

しかし、時に「CGを使わずに昔ながらの手法でデザインされていたら、もっと美しく官能的で艶かしい車になるのでは」と思うことが少なくないのです。

拙達が愛するNAは、古臭い手法によりデザインされました。
しかし、そのお陰であの微妙な凹凸や美しい曲面を持った佇まいを手に入れたのだと思うのです。

CGが高度化すると、このような感覚を覚えることも無くなるのかもしれません。

拙としては、官能的で艶かしい色気を持った車達が増えていって欲しいと思うのです。

そして願わくば、現在開発が進められているND後期型、若しくはNEが世に輩出される時にあっては、NAの開発時の様にクルイモデル等も駆使して美しく官能的なデザインであって欲しいと願うのでした。


(画像はNA開発時のものを拝借しました。本文とは直接関係ありません。)
Posted at 2020/05/28 21:19:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | 私見 | 日記

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「アンベールされました。
ベージュのレザーシートと相性の良いレッドです。」
何シテル?   10/19 10:43
ますたぁ77です。 1989年にユーノスロードスター発表の際、「オープンエアを感じつつ快適に疾走るのはこれだ!!」と1年間初任給を貯め、残りはローンを組ん...
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