皆様は、折角退院してきた愛車に異常を思わせる変化を感じた経験はおありでしょうか。
3ヶ月の入院期間を経て漸く手元に戻ってきた拙車。
慣らし運転期間中だけに元気に疾走らせる事は出来ません。
3,000rpm縛りで我慢の運転。
それでも久々の愛車でのドライビングは、楽しくて仕方ありません。
そんな中、2つの事が気になります。
回転数が1,700~2,200rpmの極狭いレンジにある時、エンジンから微かに何かが捻(ねじ)れたり捩(よじ)れたりするような「キュルル…」「ギュルル…」と言うような異音が聞こえているのです。
この回転域以外では、全く聞こえません。
最初はオープンで自宅に向かう途中で気付き、以後どんな時でもこのレンジでエンジン音、排気音以外の異音が僅かに聞こえてくるのです。
エアコンのオンON/OFFにも連動はしていない様子。
もうひとつは、洗車時にエンジンフードが閉じ難くなっていることにも気がつきます。
それまでは、フードを10センチ位上から自然落下させれば、「パン❗」とアルミフード独特の軽い音と共にしっかり閉じていたのに、最後のロックまで行かずに3センチほど浮いてしまいます。
勿論、手で軽く押さえればキチンと閉じるのですが、そうすると助手席側のエンジンフード側面が僅かに盛り上がってしまうのです。
フードを開けてよく見れば、フードとヒンジの締結部分が一度外された痕跡が。
オーバーホールにあたってエンジンを下ろす際、フードを取り外したものと推察したのです。
日曜日の午後、RCOJのフリーマーケットからの帰路。
予め症状を電話で伝えた上で、ディーラーサービス工場に向かいます。
サービスフロントさんとメカニックさんが、待ち構えて下さっていました。
早速、口頭で再度症状を伝え、実際にエンジン異音を再現しフードを診てもらいます。
果たしてその結果は…。
サービスフロントさんもメカニックさんもエンジンからの異音は直ぐに原因が推定できたようでした。
曰く「タイミングベルト交換により新品となったベルトが、新しいが故に未だ固くしなり難い状態となっており、このような音が出ることがあります。この症状は時間と共にベルトが馴染んで音が無くなるはずですから、安心して様子を見ていて下さい。」と。
ベルトのスリップ音や何かが擦れている摩擦音ではなく、不具合でもないと伺い安心したのです。
一方、エンジンフードの不具合は推察通りエンジンを脱着する際にフードを一時的に外し、これを戻した時の位置合わせに依るものと判明。
ヒンジ部との極僅かな調整によって、チリ合わせに誤差が出ていたとのこと。
具体的には、助手側がほんの少し長めになっていたことで、フード前方が運転席側(シートに座ってみて右方向)に傾いでいたようです。
ヒンジとの締結部をコンマミリ単位で調整し、何とか許容範囲に修正して貰ったのでした。
その後、次回のオイルとフィルター交換のタイミングを日程調整し、帰路に着いたのでした。
異音の原因が判明し、不具合でないと分かれば、軽い気持ちでこの音を聞くことが出来ます。
下り坂の天気で時折雨がパラつく中、引き続き3,000rpm縛りにもどかしさを感じつつ、それでも愛車とのコミュニケーションに喜びを感ずる拙なのでした。
週が明け、本格的に新年度が動き始めます。
通勤電車内はかつての混雑が戻りつつあります。
また新学期も始まり、電車内は更に密になってきます。
仮に本当に第4波が来た時には、これまで以上に感染者数は爆発的に増加し、医療が立ち行かなくなる可能性が危惧されています。
皆様、何卒感染リスクを高める行動を避けて、ご無事でお過ごし下さい。
【2021.4.18追記】
慣らし500kmでオイル&フィルター交換時に、再度異音の点検を確認。
タイミングベルトのテンションを調整して異音は、無くなりました。
「そのままでも何れ消えますよ」との事でしたが、極僅かに調整をして貰い静かになりました。
Posted at 2021/04/06 05:39:27 | |
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