
すっかりのご無沙汰で少々気が引けますが……
前回のブログ(7/23)の後、8月中旬にはN-ONEでの2泊3日ドライブを、同じく8月下旬にはZ125PROでの1日ツーリング(自分の中では「第1回尻痛耐久ワンデーツーリング」と命名)を、それぞれ楽しんではいたのですが、ブログに書き残すことができないままになっています。
なんだか夏休みの宿題を果たさないままズルズルと秋を迎えてしまったようで気になってはいるのですが、今さらそんな前のことを書くのもなぁ…という気もあり、また、先にこちらの情報をお届けするほうが意味ありそうだし、ということで。(ホントは2日のうちに書ければなおよかったのですが)
9/30深夜から10/1未明にかけて当地でも猛威をふるった台風24号ですが、実は台風一過の晴天が期待できそうということで数日前からその翌日・10月1日の月曜日に、久しぶりのツーリングへ出かける計画を立てていたのでした。
ところが、予想以上のあの暴風です!
さすがに月曜はちょっとということで控え、引き続き晴天が望めそうだった2日火曜日に順延して、「第2回尻痛耐久ワンデーツーリング」へ行ってきました。
結論から言うともう散々のツーリングではあったのですが、これもまた人生……てなことを書きたいわけではなく、今回は現地に行ってわかった「これはたいへん!」の道路情報を中心に書きたいと思います。
まずは、あの道志みちが通行止めになっていた!ということから。
この道を走るのが好き!という方は私以外にも大勢いらっしゃると思うのですが、あの道志みち(国道413号線)が青根集落の手前、「いやしの湯」入口付近から先が通行止めになっていました。写真はこちら。
国土交通省の関東・甲信地方道路情報提供システム(http://www.road.ktr.mlit.go.jp)によると、すでに規制は解除されているようだし、あまり断定的なことは書けないのですが、きっとまだ「とりあえずなんとか通行できるようにはしたが…」状態ではないかと推察するので、少なくとも2日の時点ではこうでしたということを以下書き進めることにします。
この日の目的地は「ふじあざみライン5合目」だったので、国道246号線経由で行くか、この「道志みち」経由で行くか、前日までは久しぶりに246を走ってみようと思っていたのです。
しかし当日の朝6時前に再度グーグルマップを見てみると、すでに混雑が始まっているのか、道志みち経由よりも余計にかかる時間が昨晩より増えている!
ということで、急きょ慣れ親しんだ道志みち経由で行くことにしたのですが……結果としてはこれが大失敗、各地の通行止めに振り回されることに。
道志みちが通れない? 一昨晩の台風はそんなに凄かったのか?ということでまず回りを見渡すと……
青根キャンプ場の看板が根元から折れてる?
こんな桃源郷みたいな景色が見られる場所なのに…
まず、どこが崩落したのか見られるものなら見てみようということで先へ進んだのですが、写真の地点から数百メートル先、「平丸トンネル」入口が封鎖されてます。
道志みちは、昔はほとんどトンネルや大きな橋もなく、地形にそってうんざりするほどのカーブが連続する道でしたが、その後各所でトンネルで尾根をぶちぬき、橋で谷を渡る、という形で少しずつ直線化されてきましたから、山中湖方面へ向かうとトンネルの手前には右へ折れる旧道、橋の手前には左へ折れる旧道が、こんな感じでまだ結構そのまま残っています。
なので、まずはそっちへ行ってみようと向かうと…
わ、これ、一昨晩にこうなったのか!という…
で、こちらは現場から今来た道を振り返ったところ。
しかし、トンネル入口へ戻ると、どうもトンネルそのものは無事のようなので、崩落箇所がどうなってるのかは不明。見るとゲート脇に単車なら通れるほどの隙間があるので、ともかく行けるところまで行ってみようと…
で、わかりました!
この平丸トンネルの先に、今もうひとつトンネルを作ってる最中なんですが、その先の谷筋が見上げる稜線のすぐ下からごっそり崩落しています。
こんな感じ。
実はこのトンネル工事に従事されてる作業員の方たちだと思うんですが、ちょうど朝の打ち合わせをされてるところだったみたいで、みなさんから「なんだこいつ?」というような目で見られてしまいました。(汗)
ともかく、これ以上進めないという状況は確認できたので、先ほどの「いやしの湯」入口の地点まで戻ります。
道志みち通行止めの迂回路ということで地図を見ると道志みちの北側、甲州街道の南側をほぼ東西に並行して走る山梨県道35号線を通り、大月から富士吉田へ向かう国道139号線に出て、次にちょっとだけ富士吉田方面へ走って、今度は都留と道志を結ぶ山梨県道24号線を通って再び道志みちへ戻って、まずは「道の駅どうし」をめざそうということに。
ここからいやしの湯まで下りることができれば、道志ダムを渡って道志川の対岸へ渡り、すんなり県道35号へ向かうことができるのですが、ここから下る道も全て「通行止め」となっていて不可。
どこか他に下りる道はないかと先ほどの桃源郷のような景色方面に向かうと、収穫直前の田んぼで作業されてる農家の方がいらしたので伺ってみると、「しばらく戻って最初の信号のちょっと先を左へ折れると道志川の対岸へ渡れるんだけど、その道は通れるという話だから行ってみたら」とのこと。
こっちはいわば遊びでここに来てるわけで、なのに作業中に声をかけられてもいやな顔一つ見せずに丁寧に説明してくださって、有難く思うとともに「さすが〝桃源郷〟は住んでる人もいい人なんだなぁ」と妙に納得したことでした。
さて、3㎞ほど戻り青野原西野々の信号を通過、言われなければ気づかないほどの細い道を左折、ぐんぐん下って道志川を渡る橋へ。この高度差すごい!
この橋の上からの景色を見るのは初めて。水量が多かったこともあるし、澄んだ青空のせいもあってしばらく見惚れました。と同時に、道志みちはこの川床から見るとずいぶん高いところを通ってるんだなとあらためて。
この後、都留までは順調に進めました。途中、前にリニア見学センターへ行った時にもお世話になった秋山の公衆トイレで一休み。
で、都留から道志へ向かう県道24号も快調に進み、「さ、あと少しで道の駅どうしだぞ!」と思ったのも束の間、ガーン!この峠道も通行止めになっていたのです。(涙)
結局、再びR139に戻り富士吉田からはR138で山中湖南岸を通って篭坂峠を越え「道の駅すばしり」へ。予定では朝9時前にはここに着いてるはずだったのに、もう11時です。先ほどまであんなにスッキリ晴れていたのに、ここへきて富士山は雲に隠れてしまったし…とちょっとテンション下がってきてるんですが、ともかく、ヤレヤレなんとかたどり着いた!とここで登坂前最後のトイレ休憩。
どうも5合目あたりは雲の中のようだけど、運がよければ雲の上に出られるかもしれないし、さぁ、いよいよあざみラインを登るぞと出発したのです。ところが……
きょう3度目で最大のガーン!です。
通行止めは予定では6日までとなっていましたから、これから行かれる方はたぶんもう大丈夫と思いますが…
すっかり気勢をそがれてしまって、あぁ、このあとどうしよう?
箱根方面へ向かおうかとも思ったのですが、そちらでも通行止め区間があるかもしれないし…としばらくウジウジ考えたあと、当初の予定どおり富士山の北側、大室山西展望台へ向かうことに。
大室山に隠れてここから富士山を見ることはできないのですが、かわりに本栖湖とその向こうに南アルプスの山々を見ることができます。ちょっとだけ満足。
お昼も過ぎて腹も減ってきたので、朝霧高原の一角、正面にドーンと富士山が見えるというロケーション抜群の丸久食堂でチャーシュー麺を食べ、帰路につくことに。
道志みちが通れないから、R246を通るか、再びR138〜139経由で帰るかなんですが、結局は来た道をまた逆走することにしました。道志みちほどではないけれど、山梨県道35号線も走ってて結構楽しい道なので。
途中、都留市内を走ってて桂川にかかる橋を渡ったときにチラッと上流方向を見たらなんかものすごい水しぶきが上がってて、あれなんだったんだろう?と思ってたんですが、今地図を見たら、どうも「田原の滝」だったみたい。小さなダムの放流かなんかだと思ってよくは見なかったのですが、残念、バイクを駐めてしっかり見ておけばよかったなと、これを書きながら今後悔中。
あと、津久井湖を通過するとき、三井橋を渡って北岸へ出たのですが、津久井湖がこんな感じに!
流木?も含め大量のゴミを浮かべて満水の赤っぽい津久井湖、初めて見ました。
通行止めに振り回されて散々のツーリングだったし、愚痴をこぼせばキリがないのですが、各地で見た大量の倒木など、普段なかなか見られない景色も見て、台風の威力を肌で感じることができたのでそれはそれで有意義だったのかも……
(被害に遭われた方、復旧に汗を流された方には申し訳ないような気もしますが、お許しを。)
そうそう、タイトルにも書いた「尻痛耐久ワンデーツーリング」のネーミングですが、Z125PROで初めて1日で300㎞以上走るロングツーリングをした8月22日、最後はもう尻がマヒして痛みも感じないくらいになってしまって、「これって、どれだけこの尻の痛みに耐えられるかというちょっとマゾ的?なツーリングだよな」と思ったからなのでした。
「ランニングハイ」とちょっと似てるかもですが、ひたすらこの尻の痛みに耐えながら走り続けてると、そのうち「でも、この感じ、嫌いじゃないかも」と思えてくるんですよね。(笑)
その「第1回尻痛耐久ワンデーツーリング」のときに撮った写真は、いずれまとめてフォトアルバムのほうに載せておきたいと思ってます (^^)/