ずっと放置していますが、たまにはブログ書いてみます。
親類のつてで、レクサスLCに試乗することができました。
LCには5.0L V8のガソリン仕様と3.5Lハイブリッド仕様(マルチステージTHS)があります。今回試乗したのはガソリンモデルです。大排気量ガソリンエンジンは、今後は時代の要請により衰退することが予想されますので、今回は貴重な経験となりました。
僕が普段乗っているアルトに比べると、重量は3倍、価格は10倍となります。ぶつけたらどえらいことになると思いながら乗りました(汗)
運転してみると、基準の車がアルトなだけにカルチャーショックを感じました。軽快さこそ少ないですが、重量感、安定感は抜群です。アクセルを踏んでみるとV8のドロドロという重厚な音とともに、ひと呼吸おいてからぐんと加速します。猛獣を操っているかのような感覚になります。でも、ボディはとても安定していて常に水平です。ブレーキも当たり前ですがよく効きます。ただ、ペダルフィール的にはアルトのほうが好きです。アルトの場合、路面と足がダイレクトに接しているかのような感覚があります。軽量だからこその感触が好きなのです。

メーターもかっこいいです。LFAと同じデザインですね。

後部座席は86と同じようなスペース感。緊急時のみで、2(+2)名という感じですね。

空いた場所に停めていろいろ観察してみます。うーん、いい赤!

カーボンルーフです。カーボンは軽くて強いを高いレベルで実現できるので、レーシングカーにもよく使われますよね。ただ、値段がべらぼうに高い(アルトのカーボンボンネットは8万円!)ので、採用できるのは高級車くらいです。ルーフは軽量化することで重心高ダウンによく効きます。
軽量化のために、最近は高級車を中心にボディのマルチマテリアル化が進んでおります。従来の鉄に加え、アルミニウム、カーボン、樹脂を使うようになってきています。LCのボディにも多くの異種素材が使われていて、日本車のマルチマテリアル化の始まりを感じます。ちなみに僕のアルトもフロントフェンダーは樹脂製です。

ドアインナーもカーボン製。ルーフと違いこちらは短繊維成型品となります。長繊維と比べ強度はやや落ちますが、複雑な形状を作れます。

ドアヒンジ部。日本車では一般的にプレス製なのですが、これは鋳造製。LCのドアは重いですからね。

ワイパーアームにはウォッシャーノズルが仕込んであります。ブレブレですみません(汗)

ボンネットを開けてみます。

V8エンジンが鎮座しています。また、エンジンを囲むように補強バーがあります。こういった大きな車ではサスタワーがダッシュパネルから離れざるを得なくなり、その関係で剛性的な不利が生じます。しかし、LCではエンジンルームのいろんな場所にバーを配置しており、いかにも剛性が高そうです。

ボンネットキャッチピン。意外とシンプルな構造ですね。

サスタワーはアルミ製。この部分はサスペンションの入力を1点で受け止める部分なのでなるべく強くしたいところ。一般的には鉄板が使われますが、プレスの関係で厚みを増やすのが難しく、強度のために複数のパーツを組み合わせるとすればコストが上昇します(もちろん、それでも鉄のほうが安いですが)。アルミダイキャストであれば1点で済むし、写真のような支柱を立てる構造も可能になります。
余談ですが、スバルの最新ボディ(SGP)ではとっても頑丈そうなサスタワーが見えますが、あちらは鉄ですね。SGPは半端ではないボディ剛性にも関わらず、材料のほとんどが鉄。マルチマテリアル化のアンチテーゼのようなボディです。
さて下回りを観察。

フロントサスペンションのロアーリンク。変わった形状をしていますね。

フロントサスペンションのアッパーリンク。重量級の車だけに、ボディ側取り付け部もこういう感じなんですね。

リアサスペンションのロアーリンク。

タイヤとホイール。

リアがかっこいいです。ルーフが内側に向けてすぼまっていく、空力形状ですね。
1日間のレンタルでしたが、なかなかの非日常感を体験できて楽しかったです。
Posted at 2020/10/04 10:34:44 | |
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