
さて、前回デクモに乗車しましたが、程なくトンネルへ。デクモは「電気式気動車」、ディーゼルエンジンで発電機を回して、モーターで動く。気動車の聡明期に一時期作られましたが、その頃の技術では重くて効率も悪く、日本では活躍出来なかった(海外では採用例あり)。で、昔のクルマのATみたいな液体式(液体変速機=トルクコンバータ)が主流に。

でも今の技術だと電気式の方が効率が良いそう。デクモ、初めて乗りましたが、モーター音よりはディーゼルエンジンの音の方が大きいので、音的には電車ではなく以前の液体式気動車とそんなに変わらない。

長いトンネルを抜けると小さなホーム、降ります。

私の前の人が降りて私も降りる。で、振り返るとなんと二十人弱が降車!

トンネルから出た直後に駅。ではデクモを

見送りますが、発車後すぐにトンネルに。

ここは小幌(こぼろ)駅。このトンネルとトンネルの間のわずかな空間にある駅。

構内踏切を渡って

下車した上りホームを見ます。この右側に

資材倉庫がありますが、車道や人家は無し。

下りホームから奥を見ます。資材倉庫がありますが、やはり車道や人家は無し。そう、ここは鉄道でしか来られない「日本一の秘境駅」。この奥の沢のずっと上に国道がありますが、登り降りはまず不可能。

では再び構内踏切で上り側へ。この駅、降りたのは今回が初めてですが、実は子供の頃、単に通過ではなく、列車内でしたが「滞在」したことがあります。

室蘭の叔父(ニセコの墓を継いだ叔父)宅に行くのに、函館本線山線の熱郛から長万部を経由して、東室蘭行きの普通列車に乗りました。今の普通列車は単行(1両)ですが、昔は4両編成。1両目がこのホームに。

2両目はホームとトンネルの間のこの位置、3両目以降はトンネルの中で停車(笑)。車内放送も「小幌で降りる方は1両目に来てください」と(笑)。私はたぶん4両目(3両目だと車両の前の方がちょっと明るいが、その記憶は無いので)、トンネルの中で停まったので記憶が鮮明。滞在はそれ以来。

ちなみに鉄道以外では来られないので、ここに来るには上り長万部行で15:06に下車。

下り東室蘭行、15:46に乗車。40分の滞在。もっと居たい方は長万部からこの列車で来て上り17:38で長万部に帰る方法(2時間弱の滞在)や、朝の列車で来てほぼ1日滞在する方法もあります。
それにしても、何故こんなところに駅が?

昭和18年、単線だった頃に列車行き違いのための信号場として出来たそう。当時は蒸気機関車でこの駅の前後は長大トンネル。ここだと蒸気機関車停まっても煙、外に出せますね。で、その後「仮乗降場」に。
仮乗降場は、国鉄本社の認可なしで地方管理局が置いた乗降場。北海道では、駅が設置できない小規模集落や、信号所での職員・家族等の乗降で沢山設置され、民営化前までけっこう残っていました。距離計算は仮乗降場の先の「駅」で計算していたような…(時刻表に距離載ってなかった記憶が)。

JRになったときにその制度も無くなり、正式な駅になりました。今は「秘境駅」目当ての観光客や、地元の釣り客が来るそう。
ではあたりの散策などをしてみましょう。その模様は明日の「後編」で。
それでは昨日、月曜日のレミサト。

レミ、朝のあいさつ。

サト、朝のあいさつ。

レミ、行って来ます。

サト、行って来ます。

ただいま、レミがお出迎え。

サトケージ屋上、ただいま。

夜はネズミおもちゃで遊びます。レミ。

サトはケージ部屋で遊びます。

夜の下界作戦。レミは座布団でシャー言わず見てました。それでは最後にごあいさつ。

レミ「今回も最後までご覧くださり、」
サト「ありがとうございました。」【1737】
Posted at 2024/08/27 07:00:01 | |
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