
ハングオン
オートバイでコーナーを旋回する際、車体を回転方向内側へバンクさせるが、その際ライダーも腰をシートから浮かせ、身体を内側に低く落として、遠心力とバランスをとる。その体勢がバイクにぶら下がっているように見えることから「ハングオフ」と命名されたが、日本では紹介される過程で「ハングオン」と誤認され、この名で定着することになった。
見た目にはバンク角を深く取るためのフォームと解釈されがちだが、本来の目的はオートバイの車体を「なるべく寝かせない」ことにあり、タイヤのグリップを保ち、かつリアタイヤを積極的に滑らせ早くコーナー脱出姿勢に向かうことを意図している。
この走行法ではバンク角を探るために、ライディングスーツの膝の外側を路面に擦って走ることが多い。そのため現在のスーツの多くには、この部分にプラスティック、あるいは皮製の「バンクセンサー」または「ニースライダー」と呼ばれるコブがついている。
モータースポーツで使われることから、峠道などで試みる一般ライダーも多いが、ヒザを擦るといった独特のフォームに固執するあまり、スムーズな重心移動にはならない場合が多い。これは「無理膝」などと呼ばれる。
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20年前、当時の若者が大いに影響を受けたのが
ケニーロバーツとフレディスペンサー。
自分がロードバイクに乗り始めた頃は、二人ともGP去っていて、
ローソンVSガードナーの頃。
自分が参考にしたのは体格が近いRマモラ。
(外足をステップから外すマモラ乗りで当時は知られていた。
やや体がインに入るのと、短足なため外足がステップから外れる以外基本形のハングオン)
自分のバイクは当時RZ250Rでかなり大柄なバイク。
当時流行った16インチの前のバイクで前後18インチ。
かなり安定志向のバイクなので、曲がるときはヨイショ!という感じでオーバーアクション気味で体をイン側に入れないとしっくりこない。
色々とフォーム試してみたが、ハングオンの基本形に近いリーンウィズでイン側の膝をなるべく前に入れるのが安定するのでその形に。
(GPライダーのように股の中心がシートから外れるのでなく股の中心をシートの角に残している。
何でそうなったかというと、ハングオンするためには短足なのでマモラ乗りは不可避。バイクを起こす動作が遅れるのでやりたくない。)
外足はいつでもバイク起こせるよう踏ん張り気味で、上半身は低めで、頭はバイクの中心に。
Rマモラを参考にしたが、なんとも言えないフォームで落ち着いた。
当時、膝を摺れるのが上級者という風潮であったが、公道ではリスク高すぎてそこまでバンクさせられなかったのと、短足なため、地面に膝届かず。
ちょっと色気出して、内足を前に出すのでなく横にしてみたが、バランスがイマイチなのでやめた。
どの道、足短いので届かないし。
当時流行った16インチのり(極端にバイク後方に乗る)は、VTだけど、乗らせてもらう機会があり、試してみて、確かにそれがマッチするのが分かった。
ただ、気合も入れずにスーッと曲がる特性はなじめず、16インチ車は所有することがなかった。
次にTZR(初期型)に変わり、今までの乗り方はしっくり来ないので、変えることに。
といっても、コンパクトで運動特性の良いバイクなので、体をエイヤ!とインに入れる必要もなくなったので、上半身をふせる必要がなくなっただけで後は変わらず。
TZRを10年くらい前に手放してから以後ロードバイクは持ってないので、以後はオフバイクでの話に。
公道でのオフバイクでのフォームとは?
実を言うとタイヤがグリップする範囲内であれば、ぶっちゃけ何でも良い。
ロードバイクを持ってたので以前からのフォームの方が気分的にのるし、
トレールタイヤはグリップ低いので、あまりバイクを寝かせたくないので
ハングオン気味に。
オフバイクのハンドル高いので結果、ハングオンとリーンアウトの中間に。
オフバイクでも完全なハングオンに出来ないのは、短足のせいもあるが、前後のタイヤが滑ったときに対処できないから。
GPライダーはハングオンでスライドコントロールしてるが自分の技量じゃ難しい。
ハングオンの派生タイプでリーンインタイプとリーンアウトタイプがある。
グリップの良い日本のサーキットでタイムを伸ばすにはリーンインが理にかなってるとの福田照夫氏の解説。
リーンアウトタイプはGPライダーでも少数派かな?
有名なのはミック・ドゥーハン、調子のよいときのノリック、全盛期のシュワンツ
…なんやら転倒の多かったのが二人いる。
公道でスポーツ・ライディングを楽しむのに最適なハングオンは、
同じバンク角ならリーン・アウトタイプだと思う。
図を見ても迫力ないし、早そうではないが、公道では素早い状況判断も必要なので視点も高く、より多くのものを見れるリーン・アウトタイプが最適だと思う。
体格とバイクの相性というのもあるので、これが絶対とは言い切れないけど、視点が高いので、バンク中でも、ガードレール越に状況確認とかでき、より安全に楽しめると思います。
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Posted at
2009/02/23 02:21:01