
今回はカムシャフトのベアリング交換です。
油圧プレスがあれば簡単に交換出来ますが僕みたいなプライベーターは持っていない事の方が多いと思います。
ハンマーとベアリング打ち込み地具だけでインナーレースを叩くのはやめた方がいいです。
インナーレースだけを叩くのは至難の業ですし何より叩いた衝撃でボールベアリングがアウターと
インナーにぶつかって痛む可能性大です。
そこで今回は安くすむノウハウを投稿させていただきます。他ブログで既出でしたら知っとるわぐらいで飛ばして下さい。
用意するもの
新品のベアリング
6905c3 6902z
何故片側だけc3規格なのかは多分ですがカムチェーンスプロケットが付いている向きに付くので引っ張られたりと負荷がかかるのかなと解釈してます。小さい方はただベアリングレースに座ってるだけなので
工具は
1000円ほどの安物ベアリングプーラー
10mmソケット※合えばなんでもいい、なるべくザグリが高いソケット
13mm
14mm
15/16in
10mmのメガネかコンビレンチ 2本ほど
ステンレスワッシャーm8用2枚から3枚
ユニクロかステンレスのm6 20mm長ネジとナットm6 寸切りでも可能
m8ナット
あればm6のプラスが彫ってあるボルト
これぐらいです。ソケットとレンチ以外の道具だけでもベアリングプーラーは1000円ぐらいですしネジナットのバラ売りされているホームセンターへ行けば1000円以内にはおさまります。

プラスのボルトはプーラーの尖った部分でノックピンが入る場所に傷が入るの防止用です。
温めなくても抜けますが温めた方がカムシャフトに傷も入りづらいです。
70度から100度を目安に温めましょう。炙ったりして高温になりすぎるとカムシャフトに焼き戻しが入って摩耗が早くなりそうなので….
外せればこの写真のようにソケットやボルトを組んで後はソケットがインナーレースからズレないようにm6のボルトとネジを締めていくだけで入っていきます。
圧入の目安としては奥まで入ればネジが固くなるのでそこで止めます。締め過ぎはインナーが膨張して痛めます。
ベアリングを温める際は先ほどと同じように温めすぎないようにして下さい。
ベアリングは120度以上の加熱は痛む原因になります。
片側が終われば反対も写真のように締め込めば完了です。
こちらのベアリングは片側シールドなのですがシールドがカム山から外側を向くようにして下さい。
自分はこのようにカムベアリングを交換しております。
ほとんど車の足回りのブッシュの打ち変えの要領ですので知っている方でしたら言われるまでもないと思いますのですがもし困っている方がいてこのブログを参考にして頂ければ幸いです。
ですがあくまで正規のやり方ではないため破損等起きた場合責任は取れないのでそこはよろしくお願いします〜
ゾロ目
ではでは〜
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2023/06/24 14:16:36