アムテックス製のリヤアッパーアームの取り付けから初めての車検を迎えまして、基本合法で乗りたい私は構造変更してみるかと思い立ったのです。
とは言え面倒臭いので依頼するならばと調べてみると、数万円レベルで手数料が必要になりそうだったので重い腰を上げて自分でやってみました。
当初、私は構造変更について深く調べもせずにアッパーアームに付属してくる強度証明書があれば受かるものと勝手に思っており、ユーザー車検の際に構造変更を受験したのですが、検査員の方から
「改造申請の書類持ってますか?」
と一言。
完全になにそれ状態だったのですが、よくよく聞くと
改造自動車届出書
なる書類を事前に提出して承諾を得る必要があるとのこと。
(ここ大切)
ということで車検項目はすべてパスしていたのにも関わらず、部品換えちゃってるから車検は下りないという事態に陥りました。
前置き長くなりましたが構造変更の際に実施すること書いていきます。(結構長くなります)
まず車両本体としては以下の2種類実施しました。
・車検
・構造変更時の車体測定
車検は普通にユーザー車検なのでYouTubeなどでやることは調べられます。
車体測定については、私のケースでは以下でした。
・前後軸重
・車体寸法(全長・全幅・前後オーバーハング・軸間距離・タイヤサイズ)
・タイヤサイズ(純正サイズでなくても問題なかったです)
提出書類については自動車改造申請書のみですが、その中身について説明します。
まず、製作した書類はナンバープレートに記載されている陸運支局に持ち込みます。
書類については改造自動車届出書の1,2,3号様式を使用します。
NALTECの届け出様式ダウンロードのページからテンプレをもらえるので、印刷して書くなり、wordやらExcelやらで作成します。
1,3号様式は写真を撮っておくのを忘れたのでざっくり説明します。
1号様式は2枚ありますが、書くのは表紙だけです。
2枚目は何も書かずに添付します。
表紙に記載事項は個人情報等を除けば以下です。
・宛名
私の場合「独立行政法人自動車技術総合機構 関東検査部 多摩事務所長殿」
・型式:ホンダオブザユーケー ABA-EP3
・種別:小型
・用途:乗用
・改造内容:(7)-① 緩衝装置に丸
2号様式については以下画像の通りです。(承認後の書類なのでハンコの箇所など塗りつぶしてます)

3号様式については以下のように書いて通ってます。
・基本条項:緩衝装置 保安基準第14条
・項目
自動車には、地面からの衝撃に対し十分な容量を有し、かつ、安全な運航を確保できるものとして強度、緩衝性能とに関し、告示で定める基準に適合するばねその他の緩衝装置 を備えなければならない。
・検討結果
別紙試験成績書にて確認済み。
※試験成績書とはアムッテクスが発行している書類です。購入時についてきます。
添付資料として「外観図」「改造部分詳細図」「アムテックスの試験成績書」を添付します。
基本はこれだけで大丈夫と思われますが、私の時はアムテックスの試験成績書がオデッセイ用試験結果を引用する内容だったので、EP3用とオデッセイ用とで本当に基本構造が同じなのかと問われました。
その際は、中古の純正オデッセイ用アームを購入して、純正EP3用のアームと並べて写真を撮ったものと、アムテックスのホームページからアームの画像をスクショしたのをPDFにして送りつけました。(書類持ち込み時に言われたのでメールで別送)
その後、およそ2週間で決済されたと電話が届きました。(書類郵送等はないので注意)
書類に関しては以上です。
陸運支局に行けばあっち行ってくださいこっち行ってくださいと案内してもらえるので、それに従えば事務作業的なことは特に難しくありません。
困ったら「不慣れなものですみませんが、これこれについて次どうすればよいでしょうか。」みたいな感じで自分の状況を説明しながら教えを請えばやさしく対応してもらえます。
時間と手間はかかりますが、やること自体は難しくないので、お金を浮かせたい方は是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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Posted at
2024/09/22 18:04:52