あれからコロナ禍とウクライナ情勢の影響により納期未定のトレーラー‥
円安と鋼材値上がりでただ待っているだけなのに値段は上がっていくという、もう諦めたくなる状況でした。
そんな矢先、やっと中古のトレーラーが見つかり購入できました。

まあ色々ありながら登録を済ませたのですが、これについては後々書こうかと思います。
今回メインは連結検討について。
時間があったので下準備もかねて色々と調べました。
まず連結検討のやり方は3種類くらいあり、最もメジャーなのがヘッド車側に牽引できる重量を記載する[950登録]です。
ただ、この方式は便利ですが上限の総重量が1990kgまでと決まっています。
よって、2トン以上のトレーラーの場合は950ではなく[旧方式]と呼ばれる、トレーラー側に牽引車の型式を1台ずつ記載する連結検討のみとなります。
結論から先に言うと、私のティグアンは約2500kg牽引可能になりました!
950登録時は1560kgしかなかったのに?です。
重要なポイントはやはり駐車ブレーキ制動力と駆動軸重だと思います。
駆動軸重に関しては4WDがかなり有利になりそうです。
問題の電動パーキングブレーキ制動力ですが、これはトレーラー販売店より教えていただいた裏技を使いました。
具体的には、陸運局の検査ラインにヘッド車を持ち込んで実車の制動力を計測してもらい、その数値を連結検討に使います。
1. まず車検の窓口で「連結検討をしたいが諸元表の数値では足らなそうなので、ブレーキの制動力を測定してほしい」と頼みます。
その際に、牽引したいのは[2トン以上のライトトレーラー]だと言えば話が通りやすいと思います。これを理解されるまではずっと950の話か大型トレーラーの話をされます。
2. 窓口で話が通ったら指定されたラインに並び、フロント,リア,サイドそれぞれのブレーキ測定してもらいます。
ここでも恐らく950の話をされますが測ってもらうだけなので問題無し。
3. 車を移動し、数値が出たら検査官の事務所へ行き「この数値を連結検討に使いたいので記録しておいてほしい」と頼んでみます。
この辺りから人によって対応が変わってきます。状況に身を任せる感じになりました。
私の場合はトレーラー購入以前にこの手順を踏んで数値を簡易的に記録してもらいました。その書面を持参したのに伝わらなかったようで、実際に登録する際にもう一度同じことをやらされました。
事前に計測したのはティグアンで牽引可能かの計算含め前もって調べたかった為なのでいいのですが‥。
それと、制動力の数値は条件によって測る度に変わるかもしれません。
というのも、1回目が594kgfでしたが2回目は653kgfとかなりの差が出ていました。
思い当たるのは1回目は燃料少なめ空気圧標準、2回目は燃料満タン近くリア空気圧高めでした。
ただ、今回はリアブレーキの時に制御が働いてロックしたので一度エンジンOFFしてからやり直したのもあるので真相はわかりません。
この時に横にいた検査員が「サイド強っ」て呟いておりました。
いずれにしてもこれはあまりやらない方法のようなので、管轄ごと担当者ごとで対応は異なってくるものと思われます。
ちなみに、メーカー諸元表の数値を使うと4200N(428kgf)で、おそらく950の時に出た到底2トンに満たない計算になってしまうと思います。
必要書類に関してですが、私が持参した物をまとめてみます。
・ヘッド車検証原本
・トレーラー車検証原本
・連結検討書 数種類
・トレーラーの慣性ブレーキ性能がわかる書面
・トレーラーメーカーの輸入時書面
・ヘッド車のメーカー諸元表
連結検討書はどの書式を使えば良いか教えてもらえなかったので、ネットで拾える限り当てはまりそうな[ライトトレーラー 慣性ブレーキ有]用の物を3種類も記入して持参しましたが、結局出されたのは一番簡単な書式でした。
トレーラー側の駐車ブレーキ制動力は書類に記載なかったのでどのように算出されたのか謎です。
色々と用意はしたのですが、実際どこまで必要だったのか疑問でした。
最低限、双方の車検証とトレーラーに関する書類があればなんとかなる可能性あるかもしれません‥。
極端な話、ブレーキ計測だけなら手ぶらで行ってもできてしまいます。
逆に私のように準備万端で行っても「検査前だと重量や積載量が変わればやり直しになるから」と計算どころか書類を見てもくれませんでした。
手続きを全て自分でやるのであれば陸運局へ3度は足を運ぶつもりで気長にやることをお勧めします。
私は計4回出向き、内2回はほぼ空振りでした‥。
もっとも、乗用車の継続車検もやったことのない素人でしたので当然と言えば当然ですね。
では長くなり過ぎるのでこの辺までにして、また気が向いたら書いてみます。
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2022/10/12 22:00:18