
下書き保存したままずっと放置しておりました^^;
前編に続きまして
壁その3
ヘッド車とトレーラーの高さが合わない
についてです。
少しわかる方なら「そんなもんヒッチボールマウントの高さ変えてやればいいだけじゃん」と思われるはずです。
なのですが、装着したヒッチメンバーが輸入品のスワンネックというヒッチマウントとボールが一体構造の物で、代理店の方いわく「車種専用なので高さ違いのボールは存在しない」とのこと‥。

探せばあるのかもしれませんが、情報も無ければ調べる術もありません。
加えて国内で流通されているヒッチメンバーの中では牽引能力2500kgでティグアンに問題無く適合するような物は見つけられませんでした。
以上の理由から仕方なく、ヘッド車自体の車高を調整して合わせるしかないと決断しました。
そもそも高さが合わないとなぜダメなのかという話ですが、トレーラーは前後のバランスが非常に重要で、横から見た時になるべく水平になるのが理想だそうです。
前側が低いとヒッチボールに荷重がかかり過ぎて強度の面でも危険なのと同時に、ヘッド車に負荷がかかります。乗り心地も悪くなりますし、操作性も損なわれます。
逆に後側が低いと安定感が無く、左右に振られるスネーキングという危険な現象が起きやすいようです。
私の場合はヒッチボールの高さが低く、トレーラーが前下がりになっていました。
前後端で計測して53mm前傾(空車時)
代理店に相談したところ「30mm程度までは許容範囲」とのお話‥。
ということは最低でも23mmは上げなくてはなりません。
極力足回りを変更したくはなかったので、まずはタイヤサイズを大きくしてみました。
255/45→255/50へ(これ以上はショックやフェンダー内に干渉するので現状不可)。外径が32mm程大きくなるので、計算上は下から16mmの車高アップになります。
交換して同条件で計測すると前傾40mm(空車)までなりましたが、積載すると55mmまで下がってしまい、ノーマル空車時と変わらない高さに‥。
走行した感じも「多少はマシになったかな‥」程度のものでした。
仕方ないので次のステップへ。
車高を上げる方法はアップサスや車高調等いくつかありますが、今回は比較的安価で上げ幅もあるリフトアップスペーサーを使いました。

分厚い30mmのスペーサーを苦労して取り付けた結果、見事空車時9mmまで上げることができました。積載時も前傾27mmでなんとか許容範囲をクリア!
走行時も無理なく安定するようになりました。
しかし、問題は次々と襲ってくるわけで(笑)
普通に車だけを運ぶなら良いのですが、サーキットに行くとなると話は別。工具やら予備パーツにタイヤ、荷物が満載になります。
そうするとせっかく上げたリアが沈む=トレーラーはまた前傾になります‥。
これについてはリフトアップで足が硬くなっているおかげか、それほど問題にはならなそうです。
その都度、積み方で調整する感じになります。
もちろん乗り心地は多少悪化してしまってますが、そこは諦めるしかありませんね。
そうそう、大事なことを書き忘れていました。
「ならば積載してる車の方に荷物を入れればいいじゃないか」という発想になると思いますが、それはそれで問題なのです。
私の所有するトレーラーは自重ダンプ式という機構で、斜めの状態から車が乗って重さが前方にかかっていくとシーソーのように動いて平行になり、そこでロックがかけられるというもの。
なので、[トレーラー上で車を停める位置]も非常に重要になってきます。
軸より前側に重心がこないといけないので、当然重いエンジンが前になる方向でしか積めません。
逆に荷室や後席に荷物を積んでいると、重心がズレて先程の話の平行になる位置がどんどん前になってしまいます。
それにともなって停める位置が前になるわけですから、前傾に拍車がかかってしまうことになります。
細かいですが燃料の量、位置の数cmでバランスが違ってくるシビアさです。
まだ書くべきことがあった気がしますが‥時間が空きすぎてしまったので一旦締めます。
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2024/06/13 12:45:01