
ロータリーターボをNA化した場合、問題になるのが音です。
RX-8(SE3P)の純正などは、当然のごとく、NAでありながらしっかり消音されていますので、しかるべき対応を取れば静かなNAというものはできるはずです。
しかし、世の中、FD3SのNA用にわざわざ排気系を準備しているところはほとんどありません。
エキマニはNA用を準備するしかありませんが、触媒以降はターボ用を使うか、ワンオフするしかありません。
まずは、最も問題になるエキマニです。
NA化した当時、既製品はNA化で有名な「アニバーサリー」が発売しているのみでした。
ちょうど在庫が2本あり、待たずにゲットすることができました(¥75,000だったかな)。
ステンレス製で、確かφ60×2→φ80だったかと思います。
触媒は当初純正でいくつもりだったのですが、バラしたところ「結構崩れてる(笑)」とのことで、スポーツ触媒に。
当時は、SARD、RE雨宮、Rマジック、レボリューション辺りがラインナップしてたかと思います。
「ストリートならサブタイコが付いている方がいいのでは」とのショップからのアドバイス。
で、Rマジックかレボリューション。
実はどっちも同じ(今は知りません)で、製作元のレボリューションの方が少し安い、ということでレボリューションに。
「純正交換タイプキャタライザー」というステンレス製φ80のものです(¥116,000)。
純正14.5kgから8kgに軽量化もできます。
後日、レボリューションに車検証のコピーを送って、排ガス検査書類も作ってもらいました。
メインは、すでにターボ時代から使っていたRE雨宮のチタンドルフィン車検対応品(φ80)(現在廃版)。
FD購入時は、前オーナーが5ZIGENの砲弾タイプにしていたのですが、見た目と音質が好みではありませんでした。
ショップと相談して「消音も良いし、φ80ならNA化してストリートでも問題ないだろう」とのことで交換していたもの(¥20万ぐらいだったかな)。
確か4.9kgとかなり軽量なのもいいですね。
実際に単体で持つと軽さを実感できます。
ターボが付いているときでも、少しカラッとしたチタンらしい音になり、好みの音質でした。
ただ、独特のドルフィンテールのおかげで、市販品のサイレンサーは使えません。
もしNAにしたあと音量を下げたい場合は簡単ではなく、少し「賭け」もありました。
でも雨宮ファンとしては、とにかく付けたかったんです(笑)。
最終的には、上記仕様でNA化。
音量は車検ギリギリです。
もうちょい静かになるとよかったんですが。
でも、5,000rpm超えてからの「パァァァーン!」というはじけるような音はたまりません!
音質はやっぱりターボとは違いますが、誰が聞いても判るほどの「ザ・チューンドNAロータリー」という感じではありません。
FDに乗ってるひとなら「あれ?」と思うかもしれませんが、普通の人は音だけでNAとは判らないと思います。
個人的には、車検とかないんならペリにしたいですけどね。
やっぱりアイドリングからあの「ベッベッベッ!」っていう、品のない独特な音が好きです(笑)。
スーパーGTに出てた雨宮の車両は3ローターNAペリでしたが、すごい音してましたね。
1台だけ明らかに音質・音量(音圧?)が違ってて、近くに座っていたこどもですら「あのクルマだけ音が全然違う・・・」と言ってましたもんね。
最近の車は、排気音に個性がなくてさみしいです(音量ではありません)。
モーターや電子機器、CVTの独特な音は増えましたが・・・。
ちょっと前のスバルなんかドロドロしててよかったですけどね。
トヨタの1JZ、2JZや日産のRB26なんかも直6らしさ+個性も感じられます。
アルファロメオはなんであんなにレーシーな音質なんでしょうか。
スーパーカーに乗るならV12がいいなぁ。
ええ、エンジンが大好きです(笑)。
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FD3S | クルマ
Posted at
2018/10/01 09:42:03