
NA仕様にあたってのエンジン本体の仕様決定の詳細です。
まず、ローターに関しては、RX-8(SE3P)用の圧縮比10.0のものを使用することは決めていました。
FC輸出用のNA用ローターもありますが、あちらは圧縮比9.7。
SE3P用より重い分、ハイパワーには耐えられるようです。
「よりハイコンプであること」
「軽量であること(レスポンスが良い)」
「現行車種(当時)であるSE3P用の入手しやすさ」
「価格が安い」
「パワーは求めていない(今後もパワーを上げるつもりがない)」
以上がSE3P用選定の理由です。
ちなみにアペックスシールはSE3P用純正2ピースです。
次にポート形状。
一般的には、下記5つの選択肢があると思います。
・サイドポートノーマル形状
・サイドポート拡大加工
・ブリッジポート
・クロスポート(サイド+ペリ)
・ペリポート
ロータリーのNA仕様であれば、迷わず「ペリ!」と言いたいところですが(笑)、「サイドポート拡大加工」にしました。
ちなみに当時、ショップのデモカーとして使っていたものはブリッジポートでしたが、こちらはナンバーなしのサーキット仕様。
ストリート仕様であること、扱いやすいさ、想定スペック(200ps前後)を考慮すると、サイドポートの拡大加工でいいだろうとの判断となりました。
その他、ハウジングやエキセントリックシャフト、シール類、は全て純正のFD3S用です。
たぶん・・・(笑)。
次は吸排気系について紹介します。
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FD3S | クルマ
Posted at
2020/09/19 08:50:48