
父親が旅立って4年になる。
父は福井県あわら市の出身で、実家はあわら温泉で旅館業を営んでいた。
その旅館は今はもう無いけれど、時間をかけて父との思い出の地をめぐりたい。
しかも、母親と福井に行くのは、実に45年ぶりぐらい。
そんな思いから、今回、3泊4日で福井に行った。
楽しむよ〜!(^_−)−☆
いの一番に立ち寄ったのは芦原温泉駅。
今年、北陸新幹線が開通したことで、駅舎は大きく様変わりした。
ちなみに、開通前の駅がコチラ。(新旧の違いにビックリ❗️w👀)
単に外観を見るだけで我慢できるはずもなく…
もちろんゴールは新幹線のプラットホームだ!笑
この丸みがたまりませんね〜😃
そして、青空が駅舎をさらに引き立たせている✨
いや、駅舎が青空を引き立たせているのかもしれない笑
入り口の雰囲気は少しだけ金沢駅を想起させる。
え?違う?w
同じ北陸、仲良くしましょうね〜😄🤝😄
芦原温泉にそんな見栄は張れないけど、明るく胸を張った雰囲気は伝わってくる。
駅の中はくつろげるスペースがふんだんに用意されており、奥には自由に弾けるピアノまであった。
2階にあるコンコースは暖かみのあるデザイン。
そのコンコースからの眺め。(髪がはねた頭と共にw)
JRの在来線と、「パピラインふくい」と言って、三セクの鉄道路線も入っている。
いざ、北陸新幹線へ!😆
入場券を買い、改札を抜けると、左側に「東京」の文字が。
分かっているとはいえ、芦原温泉⇆東京に、長い時の流れを感じた。
その不思議感を抱いたままエスカレーターを昇り、
ホームに上がった。
今年一番の感動だ(笑)
12両編成とはいえ新幹線のホームとなると長い(312m)
ホームから見た町並み。
温泉街はこの辺りではなく、4キロ程離れた「あわら湯のまち駅」の周辺がそれに当たる。
金沢行きの「つるぎ」が入線してきました。

デザインコンセプトは、「和の未来」
だが、私にはヘビにしか見えません🤭
それから待つこと15分。
行先標示板に東京行きの文字が入った「はくたか」が入線。
どうかこれから多く人が訪れてくれますように📸
嬉しいですね〜♪竜王戦だけに恐竜の福井?w
恐竜🦕だけでなく、あわら温泉♨️も昔の栄華を取り戻してもらいたいものだ。

そんな嬉しさと寂しさがまじった感覚を残しながら駅を後にした。
そして、あわら温泉の中心街へ🚙
温泉街の中心に位置する、えちぜん鉄道の「あわら湯のまち駅」です。
駅前通りは夜になっても閑散としている。
私が最後にあわら温泉に来たのは5年前だが、母親には言っていない。
もちろん互いに何度も来ているのだが、何でもかんでも言うものではない。
互いに久しぶり感を共有するほうが楽しいに決まっている。
外はかなり暑いので、車で街散歩と行きますか。
父親の実家で長男が営んでいた旅館はこの通り沿いにあった。
今は駐車場と違う建物になっている。
石原裕次郎さんや志村けんさんがよく泊まったとされる「べにや旅館」を横目に、当時の賑わいを思い出す。
夕方ともなれば、そこらかしこから下駄の音が聞こえ、浴衣を着た人で溢れていた。
かくいう私も、こちらに来ればいつも下駄を履いていた。
空き地がかなり増えている。
ふと見た空き地の向こうには、巨大旅館「清風荘」が見えた。
まだまだ頑張るよと言っているようだった。
こちらは私が小学生の時にもあった「あわらミュージック」というストリップ劇場である。
まだ現役みたいですね。

結局一度も入店することはなかったけれど、当時、思春期の心を大いに賑わせてくれたのは間違いない(笑)
父親の母校である芦原小学校。
奥のグラウンドに現在の子供たちの姿を目にしたとき、僅かな時間、80年前の父親を想像するも、出来ず(笑)
その小学校の周辺も遊び場だった。
父親とよく行った喫茶店があったが今はもう無い。
クリーニング屋さんは既に閉店しているものの、昔の面影を残していた。
次はお隣の坂井市にある三国湊の町を訪ねる。
といっても距離にして5キロほど。
一筋中に入って行くと
そこには未だ古い町並みが残っている。
その歴史は1000年以上に及ぶというからスゴい。
北前船で栄えた北陸屈指の港町。
その特徴的なのが、2階の壁から前に張り出す「袖うだつ」です。
「うだつ」を初めて知ったのは、徳島県の脇町に行った時だった。
西田敏行さん主演の「虹をつかむ男」が懐かしい。
物流の中心は船から鉄道そして車へと変わっていき、このようなシャッターもできた。
(今回も、得意のこじつけを入れておこうw)
もっと撮り方を考えたいと思った一枚。
新保屋さん。
三国湊に来た本当の目的はココです♡
有名人のサインがいっぱい。
私が知ったキッカケは、紀行作家(後にミステリー作家にもなる)の金久保茂樹氏の著書、「蕎麦道楽大全」である。
ここ三国は辛味大根の越前おろし蕎麦が有名で、そのツンとくる爽快な辛味がたまらない。
暑い昼間のビールとお蕎麦は最高です。
お店を後にして、母親に美味しかったやろ?と再度訊ねると、笑顔で頷いていた。
「北前船」や「うだつ」の他に、北陸屈指の港町を象徴するのが、この旧森田銀行本店である。
大正期、福井県で最初に建てられた鉄筋コンクリート造と言われている。

20年前までは福井銀行三国支店として営業していたらしい。
暑い中、町並み散策を続ける。(もちろん母親とは別行動)
ちなみに、うだつは、2階の壁から前に張り出す「袖うだつ」と2階の屋根に立ち上がる「本うだつ」の2種類ある。
さらに言うと、本うだつは江戸期、袖うだつは明治期のものです。
本うだつの画像をネットから引用。

本うだつを探すも見つけられなかった。
次は東尋坊にやって来ました。
タイミング的に休んでいるお店が多かったが、特に残念でもなかった。
なぜなら、いちおう海鮮の類は食べるのですが、喉の渇きの方が勝るもんで😅

そして、カニの看板を見るたびに、私のカニ嫌いは福井のせいであることを実感する(笑)
私の中で東尋坊と言えば、連想するのは山崎豊子氏の「沈まぬ太陽」です。
物語りの終盤、東尋坊での自殺のシーンが印象的だったのもありますが、父親と母親のキューピット役が、山崎豊子氏の旦那さんだったということも重なっているからです。
何の自慢でもありません。20代の頃、ふと、本屋で見つけた小説のタイトルと表紙に惹かれ購読し、ファンになりました。
それからかなりの歳月を経て母親から聞いたときは驚きました。
母親と東尋坊に来た記憶はない。
今度聞いてみよう。
まだまだ元気でいてください。
あ、そうそう、
福井と言えば焼き鳥です。
その消費量は日本一。
そして、
福井の焼き鳥屋といえば「秋吉」と思っていましたが、、、、、
新しいお店を見つけました。
ネット引用画像ですが、べんがら屋さん。
福井駅から徒歩圏内です。

美味いのなんの!福井県民ならおなじみの「親どり」では、たぶん日本一です😆👍(独断w)
最後に、福井駅周辺の街並み画像で締めくくりたいと思います。
画像タイトルは下記の通りです🤭
暮れゆく街
福井には路面電車もあるよ
駅前は皆の想像よりも煌びやか✨
明るいけど何処か淋しい
人がいないアーケード
流石は恐竜県
福井銀行と北陸銀行、ライバルは隣同士
福井にタワマン⁉️👀
楽しいやら淋しいやら
でも
街も人も変わっていくということか。
つづく。