あんまり指摘している人がいない気がしたので、書いておく!!「アルミテープが作り出しているのは導体のエッジ! だから、金属でもエッジがなければアルミテープの意味がある」のではないか。アルミテープチューンはものすごく不思議だ。樹脂やらガラスに貼って効果があるのは100歩譲って認めるとしても、金属に貼っても効果がある場合があるのがあまりに不思議。だから「オカルトだ! もともと金属で導体なのにアルミを貼っても変わるわけがない! やはりプラシーボだ!」という指摘があって、ごもっともと思ってしまう。が、ふと気がついたのは、自動車のパーツってほとんどエッジがないじゃないかと。電気製品で静電気の試験とかをやった人は分かると思うが、静電気を放出するガンは先端の形状が二種類ある。一つは「>」という形のとんがったもの。これは狙った箇所に直接静電気を打つもので、金属の近くで高電圧を印加すると青い火花を散らして静電気が飛んでいく。見ていて結構怖いwもう一つは「⊃」という形の先の丸まったもの。これは静電気を帯びた人の指などが触れたときの影響を調べるもの。で、注意するべきは、これに高電圧を印可して金属に近づけてもなかなか静電気が飛ばないという事実だ。もちろんものすごく近づければ静電気が飛んでいくが、それも青い火花を光らせて飛ぶわけではなく光もなく「じわっ」というなんとも言えない音だけを立ててゆっくり伝わっていく。実際に経験しないとわからないと思うが、金属の形だけで静電気の伝わり方が全く異なる。で、それを思い出して車のパーツを見ると・・・当たり前だが触れた瞬間に突き刺さるような突起なんてない。そんなものがあったら整備性が最悪で、整備士は傷だらけになる。そして、そんな角を丸めた安全な部品は、静電気試験のガンでいえば「⊃」の形に近い。なので、高電圧が帯電しても全然放電しないと思われる。それにたいして、アルミテープは普通の長方形でも90度の角度があるので普通に静電気が飛びそうだ。このへん理屈で説明しろと言われても困るけど、静電気試験をしたことがある人なら体感で分かる。あのくらいの「凸」でも静電気はそこを狙って火花が走っていくものだ。ということで、金属に貼ってもアルミテープの効果があることはありえる!!でもそれはアルミテープがすごいんじゃなくて、「角」がすごいんだ。なので、元の金属パーツに切り込みをつけて角をつけてもアルミテープをはったのと同じ効果がでると思います。