点火タイミングについて考察して見ようと思います。
点火タイミングはエンジンにとっても結構重要です。燃調と点火タイミングはセットで考えた方が良いです。
で、点火タイミングについて一般的に考えられていることを述べます。今回は考える基準としてBTDC20度で点火するエンジンがあったとします。
点火タイミングは……
進角化➡︎21度の様に数字を上げるとパワーが上がる。だだし排気温度の上昇やノッキングといった事が発生する。
遅角化➡︎19度と言ったように数字を下げると排気温度の低下が見受けられるがパワーダウンにつながる。
と言った感じになります。
と言うことはエンジンの調整などで排気温度の上昇が見受けられば遅角化すれば良いと言うことになります。反対に排気温度に余裕があれば進角化しノッキングが起こるギリギリを狙えば良い感じにエンジンは仕上がると言った感じになります。
排気温度って結構重要なんですね。排気温度と空燃比計はセッティングにおいて重要な位置付けなんですね。またエンジンブローするリスク減らせます。
で、ここで疑問に思ったんですが、何故遅角化すればパワーはダウンするのでしょうか?個人的には遅角化すると逆にパワーは出る気がするんですけど…ピストンはトップに近づいている。と言うことになりますので一番上で爆発させればパワーも良くピストンに伝えれる事ができると思うんですが、実際は違うんでしょうか?
ネットで調べても良く分からなかったのでエンジン屋に勤務している友人に上記の事を聞いてみました。すると以下のような回答が
「○○の言ってることは確かに間違ってはいないよ。でもそれは点火してすぐに完全燃焼できたらの場合だよ燃焼には点火➡︎完全燃焼まではラグがあるよ。らしいです」なるほど〜〜〜
で、仮に点火時期がゼロ度だったとして、ゼロ度で点火すると完全燃焼までにはラグがありますからピストンはTDC後すなわちピストンは下がっていると言うことになります。下がる➡︎燃焼圧が下がる➡︎パワーダウンすると言った理屈になります。だいぶ勉強になりましたね。では、この辺で
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2019/05/20 01:34:41